旧枝咲きクレマチスの剪定について

[園芸相談センター]の過去ログです

ミッチー 2016/01/03(日) 11:33:02
7年目になる旧枝咲き品種のクレマチスがあります。昨年伸びた枝はなるべく残すように弱剪定で

ミッチー 2016/01/03(日) 11:34:36
剪定しておりましたが、段々大きくなってきていて、困っております。大きくなることは避けられないでしょうか?

鉄仙風車 2016/01/16(土) 10:51:26
世の中には、常識(一般的、共通性 継続的)に振舞わなければならないこと と 非常識(特別性 例外的 一時的)な事も時として、取り扱わなければならないこともありま

す。
多くのテキストは、不便利(トラブル)回避の一般指針として解説されています。一部分に関しての話。

クレマチスの栽培目的は、草花ですから、主に花を楽し事を多くの人が望んでいます。
そこで、如何にして、効率的に、より多くの希望する花を咲かせうるか、ということが問題になってきます。
品種によりいろいろな性質がありますから、
其々の性質に有った最適であろうところの始末の方法が解説されています。
其の一つに、新梢開花性・旧枝開花性・新旧開花性などと関連して解説されています。
これは、あくまでも、開花に関する一面です。
開花と草丈の問題は、別々の一場面の問題です。其々別個のこととして、解決しなければなりません。
この違った方向性の内、どちらに優先順位をつけ何処で妥協するかの問題です。
多数有る方向性をより多く解消し、自他共により良い好感を感じさせられたら、達人名人として賞賛されものと思います。

この多方面の整合性と曖昧な好感を望むから、迷ったり、悩んだり、凹むことに繋がります。
人には、程度の差はあれ知恵を持ち、知恵の存在を自覚したときから、その宿命を担っていますから、いたし方がありませんが・・・・

地球上での自然物は、重厚長大の方向に成長するものが、善であるとして一般的には思われがちです。(宇宙では、縮小と拡大が繰り返されている)
これは、人意的には、取り扱いが不便に繋がり、人為的に軽薄短小へと工夫して解決しつつあります。言い換えれば、数ある要素の殆どを切り捨てて、必要要素の極小値を求

めることになりますから、不安定なものです。強いては、より的確な取り扱いやメンテが必要になってきます。

大きくなるものは大きくなるほど花も沢山咲きます。小さなものはそれなりに・・・
それが、本来の姿です。
簡単に言えば、ほおっておけば悩むことも迷うこともありません。
先ず、どの状態で妥協するのかを確定させないと今何をすべきかを見失うことになります。
私は、花の一輪でも咲けばよく、咲かなくても良い。その極限極小値に興味があり、TPOに応じ公序良俗に反しない許容範囲内で、できる限り挑戦するように心がけています。

能書きは、さておいて
クレマチスの性質別・品種別花の付き方
http://www.sc-engei.co.jp/plant/clematis/index.html

大きく育ったクレマチスの画像
http://www.kayutei.co.jp/blog/wp-content/uploads/No.-1058-300x225.jpg
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/7d/9f639a9f14dde15c7b1e0014946affd5.jpg
http://blog-imgs-48.fc2.com/t/e/r/terajimasusumusan/kurema14.jpg

クレマチスの株元から生えた新芽の画像
http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-59-2b/clematis_gdn/folder/1537244/39/33174739/img_0

そこで、好みの許容範囲に仕立て直せば良い。
1) 大幅切戻し仕立て直せ法
大きさなら、切戻し後の大きさ+当年に成長する大きさと花のバランス。
半分とか1/3又は1/N残し剪定。
2) 間引き剪定、部分株更新法
開花予定の蔓を最低限度残し、株もとの新芽を育てる。
3)完全株更新法
植え替え(苗を植える、小型品種と交換)、株分け、取り木(蔓伏せ)、挿し木、接木(蔓茎が太くしっかりしていないと難関)して、最初から仕立て直する。

4)成長旺盛な蔓芽摘み(徒長蔓芽)、矮化剤(成長抑制ホルモン)利用、剥皮、根域制限(根切、鉢植、鉢埋め)減肥減水固化性土利用等
いろいろと組み合わせればよい。

イメージとして、大きなものが嫌なら小さく育てればよい。
大きく育った一般的な花見桜
http://soo-sexy-eve.cocolog-nifty.com/blog/images/2009/04/27/01.jpg

小さく育てた盆栽桜
http://item.shopping.c.yimg.jp/i/l/bonsai-art_sakura-yose

大きくなる品種を小さく育てるには、小さいうち(苗)からそれなりに、躾けないと、歪になります。
車は、急に止まれない!!

ミッチー 2016/01/16(土) 19:52:55
回答ありがとうございます。なかなか回答が得られず難しい質問だったのでしょうか?

大幅切り戻しで立ち枯れする場合などないでしょうか?我が家のクレマチスは8年目になる大株モンタナです。クレマチスは7年目ぐらいから立ち枯れする場合があるような内容を耳にした事があります。株自体が老木になっている可能性もありますよね。

鉄仙風車 2016/01/16(土) 21:08:27
ご心配なら、多分今頃には新芽が生えているだろうから、下から2芽残すとか、数本の蔓が有るなら、1本残すとか臨機応変に。

クレマチスの蔓は、蔓茎の中が空洞風?になっていますから、心配なら殺菌防腐癒合剤で、目張りでもしておいたらいかがでしょうか。

私の植え替えは荒っぽく、さすがに蔓が細いので投げつけることはしませんが、足で踏みつけ蹴っ飛ばし鉢土を砕きます。
植え替え剪定で、枯れることはないと思いますが、最近は樹齢寿命が良く話題になっているようです。
がしかし、何の根拠で、言っているのか訳がわかりません。
夏場の高温蒸れによる根腐れかも。単なる過保護か?
多量施肥か、潅水過多か、排水不良、根詰まりのようにも思われます。
それとも、細菌病、線虫の悪さかも
枯れるときには、樹齢に関係なく枯れますよ。
枯れてから考えましょう。地震津波も同じ、防ぎようが有りません。
防衛策は、日ごろの対話(観察)と危険予知(すばやく異変を感じすばやく対処することです。)程度かも。

40cm鉢4鉢しか有りませんが、ほりっぱなしでも枯れさせたことが有りません。
そういえば、他に剪定屑を砂に埋め込んでいたのが、一鉢あります。

蔓が、虫食いや細菌腐食で枯れたとしても、根頭(根と蔓の境目)と根がしっかりとしていれば、新芽が吹いてきます。

蔓が折れる裂けても、枯れることはないですね。茎が細いだけに、千切れるために、串とセロテープで、補強をすることは有ります。
千切れても良いですが、蕾が付いていれば、凹んでしまいますね。

外側の厚皮(褐色)の中に、緑皮(細胞分裂組織の形成層など)が有ります。
http://natural-history.main.jp/Education/Plant_anatomy/Stem_etc/stem_etc.html

http://www.shonan-clematis.co.jp/howtoenjoy/managementmethod/diseaseandinsect/diseaseandinsect.html

私のは、鉢植えのモンタナで、15年以上は経っていますが、例年通りで何の偏重もありません。

ミッチー 2016/01/16(土) 22:24:36
[[解決]]
鉄仙風車様

ご返信ありがとうございます。鉢で15年以上も育てられてるのですか。我が家のクレマチスは地植えで気まぐれで肥料をあげるぐらいで放置状態です。ですが、毎年、沢山の花を咲かせていて近所でも評判が良かったです。旧枝咲きなので、短く切ると今年の花は望めないので、今年の花を見たら強剪定してみたいと思います。


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