枯れたアネモネの芽の原因・戻し方
コウ
【甲信越】
2015/11/10(火) 19:44:55
アネモネの芽が枯れてしまった原因、また復活方法についてお聞きしたいです。
アネモネの球根を今年初めて植えました。鉢植えで、日中は陽がよく当たる場所に置いています。徐々に球根を水で戻して、根が生えるくらいになってから鉢へと植えました。
そして2日程家を空けて帰ってくると、芽が2cm程出てきていましたが、ほぼ全て茶色くなってしまっていました。茎から葉まで全て茶色のものがほとんどで、僅かに緑が残っているものもあります。調べたところ水やりは表面が乾いてからとあったので、土が湿っていたので水をあげずに2日家を空けました。帰ってくると土は乾いていました。
・この場合原因は乾燥させすぎなのでしょうか?土の表面が乾いてから水やりではダメなのでしょうか。調べると立枯病(?)というものにあたったのですが、土は新しいので違うのかなと思いました。
・また、こうなってしまった場合は悲しいですが諦めるしかないのでしょうか?
どうにか元通りになってほしいと思い質問させていただきました。上記について教えてくださると助かります。どうぞよろしくお願いします。
初春のそよ風
2015/11/10(火) 21:52:44
残念ながら、復活を期待せずに新たに買ったほうが良いでしょう。
傷んだものは無視して、そのまま土に植えたままにして、残しておけばよいでしょう。
アネモネは、同系統のラナンキューラス(水ぶくれ爆発細胞壊死)と違って、特別なこととして、球根の上下さえ間違わなければ、球根の覚醒発芽に、気をつける必要はありません。
シットリとした(さらっとした)湿り気があり、温度さえあれば其のうちに生えてきます。通常の庭や通路の土は、10cmも掘れば湿気ています。
其の普通の状態でよい。
埋めたときには、どの球根でも寝ているので、一週間程度は、水はやらないほうが望ましい。
苗は植え付けたら、即時根に水を与える。時として葉や茎にも水をやる場合があります。「根」に水をやるのであって、「土」に水をやるわけではありません。ここが違います。
種子や乾燥した球根は、土の水分を調節するために、水やりしたり、乾燥させたりする。環境を整えるもの。
なぜなら根が無いからです。
過湿(加湿)により寝ているときの布団を剥ぎ取って、生育活動用に着替え中ですから、風邪も引けば外敵にも弱いものです。
発芽のために、防疫バリアを弱めているからです。
人の癖として、何でも水や肥料をやりたがるものです。
更に、種や球根を蒔いたら直ぐ発芽したり花が咲くものと勘違いするものです。
物事には、何でも都合とか準備時間があります。 寝ている最中に水を浴びせられたり、足を踏まれたら、平常心がなくなるものです。
お風呂や水泳の前には、準備運動を忘れても、水の温度程度は、かくにんするでしょう。
少なくとも、ゆっくりと注意するものと思います。
埋めたものの、待ち遠しく、土の中で生きているのか腐っているのかも土の仲間で、見えないので、不安な事も、事実です。
そこで、一手間掛けて、覚醒発芽させてから苗の植え付け同様の要領で植えつけるのが、流行っているようです。
埋めるから、植えつけへ変化してきたものの、所詮早産の赤ちゃんですから、弱い面があります。 生体機能器官充実と環境のアンバランス。
たまたま、それに遭遇して事故っただけです。
なぜ致命傷なのかといえば、
話を飛躍して、ジャガイモは、凹みの数だけ芽が生えてきます。半分腐っても芽が生えてきます。
普通の玉葱(内部分ケツを除く)は外側の皮が腐りかけても洗えば、芽は生えてきますが、中心が腐れば、芽は出てきません。芽の生える場所が一つですから。
アネモネも玉葱と同じようなものです。買ったときの球根の芽の生える場所は一箇所です。又球根も小さく、乾燥していますから、腐りだしたら速いものです。
インスタント覚醒発根ですから、未完成な歪な部分も有る。
ご飯の炊き方不備で、硬すぎたり、柔らかすぎたり、ゴッチン芯ありご飯になったりに似ています。
この未完成部分に、カビや腐食菌が入り込む場合があります。
種子や球根は、芽や根そのものも弱ければ、根や芽の付け根の周りも弱い。 それを根や芽が出たからといって、乱暴に扱えば、傷がついて腐る場合があります。
苗や若木を植え替えや植え付けでも、枯れるときには枯れるようなものです。
だから、アネモネは、病原菌も冬眠している寒い時期に、ちゃっかりと活動することで、生き残ってきました。
日本の環境でも良くなじみ、花の少ない時期に、綺麗に咲くので、古くより多くの庶民にまで愛され続けてきました。
本来は、弱い草花ですが、誰が埋めても、失敗の少ない球根植物です。
が、高学歴(趨勢を無視して結果だけ優先させる、理解力が優れているだけに、勘違い誤解が多い)やネットの一般化(情報の多様化による、原理原則手順を無視して、完全確定絶対的なものとして、外見上認識させる)
>土の表面が乾いてから水やりではダメなのでしょうか
これは、方便としての表現です。
土に水与えるものではない、根に水分補給するものです。
更に、根は水も必要ですが、酸素も必要としています。水は液体で、酸素は気体ですから、お互いに犬猿関係で相性が悪いですから、バランスとタイミングを調節する必要があります。
更に、水は水分補給し成長させる働きもありますが、平等に働きますから、植物も成長させると同時に、雑菌も繁殖させます。
>調べると立枯病
この言葉は、学問として広く庶民まで行き届いていない時代に、日常会話の中から、選ばれた会話言葉が農業用語となったもので、範囲が広いです。(原因の範囲が広い、解説表現も種々雑多な方向性があり単一内容ではない、病原菌の種類も多い。)
土が新しくても汚いもので、衛生的に綺麗なものはありません。空気中にも浮遊しています。
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