根頭癌腫病になった薔薇の挿し木について

[園芸相談センター]の過去ログです

花丸 2015/09/29(火) 22:39:36
一番気に入っていた名前不明の薔薇が根頭癌腫病になってしまいました。挿し木か接ぎ木でもう一度育てなおしたいのですが、一度、根頭癌腫病になってしまった枝では挿し木でも接ぎ木でも癌腫は再発してしまうのでしょうか?

ばら薔薇バラ 2015/09/30(水) 10:00:11
基本的には、挿し木や接木すれば、クラウンゴールは防げるでしょう。

再発症する可能性は、
羅漢株固体として、感染しやすい性質を持っているかもしれない。
発病株の土壌中に、高密度で元気モリモリの生ウイルスが損沿いしているかもしれない。
この程度でしょう。

一番難儀なことは、ガンですから、最初は病原菌に侵された細胞が、その後はガンウイルスが休眠しても、バラの根頭から根にかけて、の汚染された・感染したバラ自身の細胞が自然増殖し、生死にかかわる甚大な被害へと発展することです。・・・バラの正常遺伝子が、ウイルスによりバラの遺伝子組み換えられ変化して、病的異常遺伝子として増殖することです。

根頭クラウン発生病ですから、正常細胞の上半身の茎を挿し木や接木することですから、問題ないでしょう。

同じ癌腫病と言っても、この点が動物のガンシュと植物のガンシュでは異なります。 

冬の植え替え時に、有る程度羅漢幹部を削り取り、手持ちの殺菌剤癒合剤を塗っておけば、病気バラは、比較的枯れずに生きています。
長生きさせれば、花も楽しめれば、穂木もたくさん採取できます。
この場合の殺菌癒合剤の役目は、傷口から入るかもしれない腐食菌の侵食から保護する目的です。
癌種病菌の撲滅治療薬はありません。 善玉悪玉細菌喧嘩治療農薬はあります。

参考サイト
http://www.takii.co.jp/flower/bugs/bararui/disease/kontougansyu/

http://www.nichino.co.jp/products/query/id2.php?id=55

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%90%E3%82%AF%E3%83%86%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0

http://blog.niwablo.jp/run-smallgarden/kiji/118281.html

花丸 2015/09/30(水) 21:53:34
[[解決]]
ばら薔薇バラ様、ご解答ありがとうございました。

バックアップは可能といことで少し安心しました。

masa 【関東】 2015/10/02(金) 21:04:00
花丸様
余計なお節介ですが、最初のサイトに
「したがって発病株は全身が汚染されている場合が多いので、接ぎ木用の母木には用いない」とかいてありますよ。
同様の情報はNET上にたくさん出ています。
でも、品種不明で新たに入手できないとしたらやむを得ない対応ですね。

yoshi 2015/10/02(金) 23:03:30
masa様

癌種菌が根の表面の細胞にDNAを転写しますが、株の全身に転写することは出来ません。
タキイのサイトに書かれているからといって正しいということはありません。
癌種になった株の枝でバックアップしてものが再発した経験はありません。

花丸 2015/10/02(金) 23:40:12
[[解決]]
masa様、yosi様補足ありがとうございます。

バックアップに挿し木をとって癌腫が出なかったという情報もちらほら見ますね。実際に癌腫なった株で試した貴重なご意見もありがとうございました。

とりあえず挿し木して様子を見てみたいと思います。

yoshi 2015/10/06(火) 22:49:12
解決済ですが補足説明です。

癌種菌に汚染されたら全身汚染されるのであれば、

遺伝子組み換え植物はほとんど癌種菌に汚染されていることになりますが、

サントリーのアプローズが癌種になってはいませんよね。

遺伝子組み換えは癌種菌によるDNAの転写が利用されています。

ばら薔薇バラ 2015/10/07(水) 03:16:29
解決済でも有り、脱線逸脱事項ですから、興味があれば・・・・

遺伝子組み換えには、大きく分けて3種類有ると思います。
1つ目は、生きている以上細胞にも新陳代謝があります。
そのときに引き起こる、引継ぎ(コピー)にエラーが発生する
成長上必然的に引き起こるもので、植物自身が自己治癒し廃棄する。
・・・コピー機で元本原紙でコピーせずに、コピーしたものを原紙として、これを繰り返せば徐々にぼやけてきます。しかし、最初の原本に戻せば、鮮明に写ります。正常遺伝子の作り直しがなされ正常遺伝子として機能し増殖する。

2つ目は、コピーエラーで生まれた間違った遺伝子がそのまま生存するものの、増殖せず遺伝子の寿命により自然消滅するもの。

3つ目は、コピーエラーで生まれた間違った遺伝子が、間違った機能を持ったまま独自に増殖する。他の正常遺伝子と協調性が無く身勝手な行動をとり、やがて圧倒的に多い正常遺伝子から排他されるものの引き続き単独行動をとり、部分腐食を引き起こす。この腐食部分(全体行動として連携している部分が無機能化すれば植物が死滅しないと仕方が無い。根に繁殖すれば根の機能がなくなり、根頭に広がれば、根の栄養素水分が茎葉に供給されなくなり、葉からの栄養は根にいかなくなる。
主に形成層維管束の水平方向に広がれば致命傷となり、垂直方向(根頭の片側など一部)なら、過剰負担ながら正常な形成層維管束を利用して、相互連絡が出来る。過負担ですから茎葉は細々としたものになる。
過剰負担部分を拡張すれば、元気を取り戻す。
異常遺伝子の増殖が早いか、過負担解消バイパスを作るが早いかの競争が生死を決める。

人為的な遺伝子組み換えは、接木の相性と一緒で、花色色素を決定付け尚且つ本来の遺伝子と協調できる遺伝子を本来の遺伝子と交換(組み替えた)しもので、協調できなければ自活できずに死滅し、植物としての体形まで成長しない。
成長したとしても、本来の目的の植物ではないとして、世に出ずにお蔵入りとなる。

自然環境で発生したものは、突然変異種や枝代わり変種や進化という。
又先祖がえりとか、そういった意味ならF1などは遺伝子組み換え? 遺伝子不安定種といえるかもしれません。もっともこちらは交配時にほぼ確定されていますが・・・
更に、病気や害虫や怪我損傷によっても遺伝子は変異される場合もあります。

いかなる場合であっても、その植物にとって植物として成長し機能し、子孫を残す機能が、人為的であれ、自然界であれ、自活できれば問題の無いことです。
後は、人による選択として人気有るか、自然環境下で生き残れるかです。

遺伝子組み換えというより遺伝子が変異した結果作られる細胞と細胞レベルで考えたほうが理解しやすいかも。

遺伝子組み換えには、アグロバクテリウム(根頭癌腫病を引き起こす土壌細菌の意味らしい)を利用しているらしいのですが、根頭癌種病を引き起こさない細菌を選んで利用しているようです。

詳しくは
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%90%E3%82%AF%E3%83%86%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90%E7%B5%84%E3%81%BF%E6%8F%9B%E3%81%88%E4%BD%9C%E7%89%A9#.E4.BD.9C.E8.A3.BD.E6.B3.95

この辺を参照すれば、概略が理解できるかも。
実際のところ、遺伝子組み換えなり、メリクロンを体験しないとわかりませんね。

メリクロンとは、今では当たり前のように利用されている栄養繁殖の一つの方法ですが、天下のwikiでも、外来語辞典レベルしか解説されておりません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%B3

私は、難しいことはわずらわしいので、新品種つくり?は、独自に開発し?でたらめに試しています。
F1であろうが交配で有ろうが何でも良い。認知されなくても自己満足できる変化が起こればそれでよい。
いくらでたらめであったとしても、結果が出るまで、10年以上もかかります。
従って、気に入った変化であろうとも再現性も明快な経過説明も出来ません。思いつきのでたらめですから、何をしたのか覚えていません。
増して、病原菌の種類など判別できませんし、有効な病原菌を純粋培養することも出来ません。出来ないことも無いですが、面度な事です。
更にゲノムパターン表を見ても判読できません。
点字や昔の紙テープ式記録媒体を読むのにも苦労することですから。

純粋病原菌は、生半可にいじくったら危険なことと思っていますから。
何か想定外事故を引き起こせば、同心円状に拡販し、発生源が絞られるリスクがありますから、濃縮純粋化強力菌は培養できない。

種子に安定性が無いため、挿し木取り木しか増殖できません。
挿し木などを育てて選別する程度です。 更にその挿し木にでたらめに病原菌を植えつけることの繰り返し選別する簡単な方法です。

ということで、
>とりあえず挿し木して様子を見てみたいと思います。
が一番取っ付き易い手段だと思います。
結果の是非は別にして、何でも可能性に挑戦することこそ、成功への最大の近道だと思います。
更に興味が深まれば、失敗したらその原因と対処法へと進むことにもつながります。更に、広範囲な応用の見通しや一寸した異変にも気が付きやすくなったりします。
いわゆる第六感が鋭くなったりもします。
瞬時に、肌で感じたり匂いを感じたりすることにもつながります。
何よりも自分自身の判断に自信が付き、強いて意識せずに私生活にも役立つようになります。
短所として、そうなれば、頼られるかもしれませんが、人に嫌われる可能性も発生してきます。煙たい存在となり易い。
他人というものは、余程困らないと解決方法より、話を聞いてほしいだけ、同調してほしく同じように困ってほしいものです。
余程困ったとしても、解決方法を知る事より、解決そのものを肩代わりしてほしいものです。
無責任な言い方をすれば、どちらかといえば調子の良い人が好まれる。
職業に例えれば、職人気質よりセールスマンタイプかも。


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