培養土の成分

[園芸相談センター]の過去ログです

なおくん 2015/08/20(木) 11:15:45
花の培養土って安い物は100円から高い培養土になると2000円ぐらい土まで様々ですが具体的にどのような違いがあると思いますか?

安い培養土でも少し肥料を加えればあまり変わらないなら、近所で販売されている安い培養土に少しいい肥料を加えて利用しようかと思っています。

そもそも花の培養土の成分は何が入っているのでしょう?赤玉土、鹿沼土、腐葉土あたりですか?質問が多くなりましたが詳しい方宜しくお願いします。

バラふぁん 【関東】 2015/08/20(木) 14:00:53
培養土は、似たようなものだと思っています。赤球土の小粒、バーミキュライト、ピートモス、腐葉土といったところでしょう。

かえって問題だなと思うのは、肥料が入っていることが多いことです。
根付くまでは肥料がないほうが好ましく、根付いてから、自分で加えた
ほうが良いと思います。

簡単に言い切れないのは、特殊な培養土を作っているところがあるからです。
中身に関してはわかりません。信じるものは救われるのようなものかもしれ
ませんし、本当に良いものなのかもしれません。

私は中身のわからない土を使いたくないので、自分で作っています。
自分で作るとまずいのは、最初は無菌状態であることです。人間の
腸と同じで、無菌状態のところには、悪いバイキンも付きやすいです。

作成してから1週間くらい間をあけたほうが良いと思います。人によって
は、良質な菌を入れて繁殖したところで、植え付けをするみたいです。
良質の菌は市販されています。これは間違っていないと思います。

いすれにしても、自分で混ぜた場合、1週間ほど、待ったほうが良いと
思います。

なおくん 2015/08/21(金) 00:56:04
バラふぁん様

回答ありがとうございました。信じる者は救われるですか…笑
そうですよねぇ、手前さえ惜しまなくれば自分で配合した方がよさそうですね。

ばんざいうさぎ 【北海道】 2015/08/21(金) 23:27:42
私は培養土は買わず、大袋の「花の土」や「野菜の土」の堆肥や肥料の混ぜられていない安価な物を買ってきて、自分で自家製堆肥や肥料を植える植物の種類に合わせて配合を変えて混ぜます。

土の配合で大事なのは肥料よりも堆肥です。堆肥で微細昆虫や微生物とその餌となる植物の繊維を充分入れておかなければ丈夫な植物が育ちません。それと肥料も天然の有機肥料で質の良い物が望ましく、化成肥料など混ざっている土だと弊害も出る場合がありますから、混ざっている物の正体がはっきり確認できるように、最初から混ざっているのではなく出来るだけ自分で自作できる材料で堆肥や肥料分を作り、効果的に働く様に使う少し前に混ぜておきます。

私は育てている物のほとんどが野生に近い植物なので野菜以外ではほとんど肥料は使いません。
自家製のEM菌入りのコンポスト堆肥を混ぜるか、少し湿った土を好み肥料分を欲する植物なら地元で作って販売している針葉樹のバーク堆肥を使います。バーク堆肥は発酵を促すのに少し肥料(大抵鶏糞)を使っていると聞きます。野菜の場合は元肥にと少し化成肥料を入れて置くことはありますが堆肥が充分なら追肥はしません。

以前住んでいた家では川砂が酸化した物が多い酷く痩せた土地に悩まされ義父の指導で土作りに成功した経験、こちらの土地に引っ越してきた時には、牛糞を多用しすぎて窒素が残留した土地に悩まされた経験から得た独自の理念からの行いです。

植物には肥料よりもまず団粒構造を保つ為の堆肥が重要。良質な堆肥が入っている土地なら1年くらい肥料を使わずとも、大きくは無いですが頑丈で味の濃い栄養素の多い野菜が育ちます。

鉢やプランター、ビニールポットの植物も野生に近い種類なら土が良ければ肥料を与え無くてもしばらく丈夫に育ちます。我が家では花付・花色ともに特に問題はありません。
ただ、一年草の花壇向きの植物だと開花期のリン酸不足は見た目が劣るのでマグァンプなどの緩効性化学肥料は必要なんでしょうが・・・。

自家製堆肥は上手に作れればコストパフォーマンスにとても優れ、生ゴミの量が減り、土に混ぜて使用すればとても良い土を保てます。野菜ゴミ(動物性残渣不可)や雑草・落ち葉などを少し萎びる程度乾かしてから(水分の多い材料が多いと腐敗菌が優位になり不快臭や不快昆虫が発生するので)植物栽培後の古土や庭の土などと交互に積み、時々EM菌入りの堆肥化促進剤を少し混ぜ入れ容器内を良く混ぜるか別の場所に積み直して寝かせておけば数か月で良質な堆肥に変わります。コンポスト容器が外に設置できれば良いのですが庭に穴を掘って入れていくのでも良いです。バケツ堆肥や段ボール堆肥は材料は台所の野菜ゴミだけ入れて下さい。それ以外は分解されにくいです。

土の生命線はとにかく「微細昆虫やミミズや有用微生物がどれだけ多いか」にかかってきます。
いろんな種類の土を単体で買い混ぜて肥料を混ぜるだけでは団粒構造が保てない場合もあるので、必ず良質な堆肥(牛糞堆肥は弊害があるので不可)を混ぜてしばらく寝かせて微生物を殖やしてから植物を植え付けると良いですよ。

詳しくはこちら掲示板の過去ログの土作りについてのスレッドのいくつかが参考になると思います。
容器植えの栽培でも土の基本は同じです。基本を身に着けてから栽培する植物が好む土環境や肥料の量によって混ぜる土を変えたり、比率を少し変えたり肥料の量を加減すれば培養土に頼らなくとも大抵の物は育ちます。

バラふぁん 2015/08/22(土) 11:19:30
堆肥の定義は難しいです。

WikiPediaによれば、わら、もみがら、樹皮、動物の排泄物その他の動植物質の有機質物(汚泥および魚介類の臓器を除く)を堆積または攪拌し、腐熟させたものをいう。

ということなんですが、完全に分解すれば、無機物になってしまう。
業者にも完熟の意味がわからない。

次の説明はすごくわかりやすいです。好気性環境で、発酵熱がでなくなった
もの。ただ、完熟しているかどうかの判定はかなり面倒そうですね。

https://www.leio.or.jp/pdf/93/qa_02.pdf

腐葉土は堆肥なのか? だれでも疑問に思うでしょうが、結局良くわかり
ません。下記のサイトは、腐葉土は堆肥の一種と書いてみたり、腐葉土は
堆肥と違うと書いてみたりで、混乱しています。

https://horti.jp/1128

ピートモスは堆肥なんですかね?

ネットで調べてみると、鉢バラには牛糞は用いないと書いてあるほうが
多いですが、使っている人もいるようです。私は使ってません。

いずれにしても土において大事なことは、通気性が良いことだろうと
考えています。

なおくん 2015/08/22(土) 14:25:02
ばんざいうさぎ様

コンポストによる自家製堆肥の作り方のご紹介ありがとうございます。以前から気にはなっているのですが、土地が狭くなかなか買うには至っておりません。

ですがその他、詳しい説明ありがとうございました。参考にさせて頂きます。

なおくん 2015/08/22(土) 14:27:41
バラふぁん様

コメントありがとうございます。そうですよね、見た目では完熟しているのか良く分かりません。完熟していると信じて毎回購入しています。

えふ 2015/08/22(土) 18:05:44
こんにちは。

培養土は、以下の2種類に分けることができると思います。

------------------------------------------------
@園芸培養土(家庭菜園用・ホームセンターなどで販売)
Aセル成型用培養土(生産者向けの培養土・肥料店、種苗店などで販売)
------------------------------------------------

@園芸培用土
園芸培養土は、主にホームセンターで販売されていて安価に手に入ります。
主原料は、赤玉土・黒土・鹿沼土・腐葉土・軽石などです
植物栽培を楽しむための培養土です。比較的重いようです。
詳しい方が多いので、詳細は略。


Aセル成型培養土
セル成型培養土は、生産者の方が使用する培養土で、比較的価格が高く、
容量も大きく、比較的軽い物が多いです。
主原料は、ピートモス、パーライト、バーミキュライトなどが多いです。
肥料は緩効性肥料が多いようです。
この培養土は、植物生育を高めると共に「生産効率」を重視した培養土です。
培養土を軽く持ち運び容易にしたり、保水性を高めて灌水手間を省いたり、
粒度を小さくしてセルトレイに充填しやすくしたり、緩効性肥料で後半の根張り
を高めて追肥手間を省いたりなど。
植物の生育を高めると共に、生産者が管理しやすいように加工された培養土です。

※セル成型培養土は、堆肥などは使用しないところが多いようです。
保管期間で堆肥の腐熟度が様々変化し、袋の中で品質が一定にならない為のようです。
しかし元気な生育には堆肥は必要で、袋から出して使用する時に堆肥などを
混ぜて使用することが多いようです。


園芸培養土とセル成型培養土では栽培方法が変わってくるので
注意が必要と思われます。


・植物本来の生育を楽しむなら、園芸培養土(家庭菜園向け)
・植物を生産管理するなら、セル成型培養土(生産者向け)


高い培養土と安い培養土は こんな傾向がある、と思いますが間違っていたら訂正
お願いします。あくまで私の主観です。 私が思っていることは以上です。
参考になりましたら幸いです。

P.S.
ピートモスは地力増進法に基づく資材の為、堆肥ではなく土壌改良材…かな

バラふぁん 2015/08/28(金) 00:19:33
お知らせですが、今度の日曜日(2015年8月30日)NHK Eテレで、
”古土について”放送があります。たった5分の番組ですが、結構面白いです。

最近、この番組に気がつきました。

http://www.nhk.or.jp/kurashi/engei-begi/

バラふぁん 2015/08/28(金) 00:21:02
すいません。時間書き忘れました。朝の8時25分から30分です。

木曜日の深夜と金曜日の夜に再放送があります。

なおくん 2015/08/28(金) 00:39:04
[[解決]]
えふ様
お礼が遅くなってすいません。培養土の違いについての説明ありがとうございました。

バラふぁん様
番組のご紹介ありがとうございます。気になるので是非とも視聴させて頂きます。

皆様たくさんの回答ありがとうございました。解決ボタンを押し忘れていたので解決とさせて頂きます。


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