胡蝶蘭の落葉について

[園芸相談センター]の過去ログです

遠藤美江子 2015/08/19(水) 19:57:40
胡蝶蘭を育てていますが、春の植え替えも乗り越え暑い夏の到来に苦闘しています。下葉から葉が黄色くなり1枚2枚と葉が落ちました。水分が足りないのか、肥料が足りないのか、それとも自然に一定の枚数を保持しているからなのかよくわかりません。ご指導ねがいます。育てている場所はマンションの部屋の中で直射日光はあてていません。葉の枚数は4枚で、新しい葉も出てきています。

ひろし@小南部 2015/08/20(木) 12:33:37
葉の黄変の仕方、葉の落ち方が問題ですね。
葉の寿命で落ちる場合は、葉が中央から先端のほうから黄変が始まると同時に葉全体が乾いて萎びていき、最後は小さく薄くなって落葉します。これは胡蝶蘭が古くなって効率の悪くなった葉から養分水分を回収してから葉を落とす、ということなので、このような黄変、落葉の仕方なのであればなんら問題はありません。

葉が水分を保った黄変して脱落する、それも連続で、という場合は病気のことが多いです。2枚の落葉で止まるならば深刻なものではなく、生理的なものである場合がありますが、多くの場合病気です。特に葉の付け根(茎を取り囲んでいる部分)が先に黄変しているようだと深刻な病気である可能性が高いです。この深刻な病気の場合は薬剤もほとんど効かないので、今できることは毎日経過観察して「落葉とまれ!」と祈るしかありません。

黄変の仕方が葉の元から黄色くなり、黄変は葉の先端に向かって進んでその後脱落するということが複数回ある時は、茎(葉の出ている部分)内部に病変が進んでいて、この症状が出たら手遅れという深刻な病気(フザリウム類のカビによる病気)である可能性が高いです。
フザリウム菌は弱った根から侵入し、導水を吸い上げる導管をたどって茎内部に侵入し、導管部だけでなく茎内部の組織を破壊してしまうので葉が次々に脱落してしまう結果になります。

長年栽培している場合の発症率はほとんど問題にならない程度の病気ですが、ギフト寄せ植えされていたものには発症率は相当に高くなります。開花期(成長休止期)はあまり水がいらないのにも関わらず、化粧鉢に無理やり押し込められて化粧材で覆われて通気の悪い状態で水をたっぷり与えられるものですから根が弱って根腐れ状態になるからです。根腐れ状態でフザリウムに取りつかれると、時限爆弾ですね。植え替え時には発症が見られないのですが、徐々に根から茎内部に広がってある時気が付いたときには手遅れ、ですから。


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