さつきの水やりの量が多くてもよいでしょうか

[園芸相談センター]の過去ログです

たけちゃん 【東海】 2015/08/01(土) 10:42:52
庭のさつき円周(1mくらい)南向き日当たり良い場所にあります。
@5月には青々と葉っぱがありましたが2週間ほど前に気が付き、葉がまだ青色の葉もまだらにありますが茶色になって落ち、根元が少し見えるようになってしまいました。夜間は4時間くらい水道でかけっぱなしにしていますが、早朝もかけてよいのでしょうか。水をやりすぎるかどうか不安です。A日当たり良い場所にあるため、最近の強い日差しを避けるため大きい傘をさしたりしていますが、何かいい方法がありますか。

野に咲く花 2015/08/01(土) 14:52:15
日傘をさす事も一つの方法ですが、寒冷紗や遮光ネットも有効な手立てです。

>夜間は4時間くらい水道でかけっぱなしにしています
有効な手立てですが
水道代も馬鹿になりませんよ。
10分程度もジャージャーと水やれすれば十分でしょう。
雨の菰曇りの日も含めて、真夏には、毎日継続させることに意味があります。

>早朝もかけてよいのでしょうか。
かけても良いですが、そこまで神経質にならなくてもよいです。

サツキツツジの性質。
根が浅く広がっている。
肥料より水で育てる植物。
根が浅く広がっているということは、根が乾燥しやすいということです。
根が乾燥すれば、水分補給ができませんから傷みやすい枯れやすくなる事に、つながります。

そこで、株元〜枝先の真下まで、
表土10cm程度に、赤玉土7腐葉土3の混合土(赤玉土の代わりに鹿沼土や川砂でもよく、8:2でも良い。)でマルチングしたり、敷き藁や瓦礫、煉瓦ブロックなどでマルチングして、根を断熱する考え方もあります。
なお、マルチング資材が流失しないように、ブロックやレンガや板で、
囲いを施す事も一つの方法です。

夏場の乾燥期には、新芽や葉を守るより、下半身や根を保護する事を重点的に。
逆に、冬場の厳寒期には、新芽(花芽や蕾)を冷たい季節風から守るために、周囲の上半身をまもるような保護対策を重点的に。

ついでに、花後には、直ちに、大幅な刈込剪定して、新芽を萌え指す事。
常日頃は、葉を見て、害虫(ハダニとチュウレンジバチの食害)を駆除する事。と極端な飛び出し枝を取り除く事です。

剪定したら、挿し木して、常に後継者の育成に努めないと、思い出が途絶えて今います。
サツキの問題とくに、花色に関しては、覆輪種や絞り咲品種は、赤花優先と枝替わりの原則がありますから、単色咲きの花が見られたら、見とれ惚れないで、見つけ次第容赦なく、直近の枝元からバッサリと取り除くべきです。
未練があれば、挿し木して独立させることです。

縦長に育つツツジに関しては、株元に真夏の直射日光が当たりやすいですから、マルチング管理が特に必要です。
日本庭園風に、庭石を置いても、敷き詰めても、面白いかもしれません。
真夏にも元気な、下草を植えてマルチングの代用としても、面白いかもしれません。

たけちゃん 2015/08/01(土) 16:46:07
野に咲く花さん すごくサツキ栽培のポイントについてたくさんのアドバイスをありがとうございました。根への思いやりは忘れていました!早速、夏の今は、鹿沼土や敷き藁など根の管理に力を入れていきます。藁は今田根っこに長いままでは敷きにくいので数Cmに切ってもよいでしょうか。または「すくも」でもよいでしょうか。
混合土は根元から葉の先までということで、幹の部分も 覆ってしまいますがよろしいんですね。今からすぐ準備して対策をしていきます。

野に咲く花 2015/08/01(土) 18:08:31
>藁は、長いままでは敷きにくいので数Cmに切ってもよいでしょうか
長いまま折り曲げても良く、 又使いやすく短く切ってもよい。
指を切り落とさないように、注意しましょう。

>幹の部分も 覆ってしまいます
覆ってしまっても良く、幹の部分だけ凹ましても良いです。

好みですが、下枝まで、埋めてしまうと、その枝から根が生えてきます。
これを利用して、繁殖させる方法を「枝伏せ取り木法」と言います。


>鹿沼土や敷き藁など根の管理に力を入れていきます。
最初から、鹿沼土を薦めずに、赤玉土をお勧めしたかと言うと、
鹿沼土は、軽いので、水遣りの時に流れ去る事と鹿沼土単体使用では、
鹿沼土粒子と鹿沼土粒子が接着して、土が硬くなってしまいます。
更に、冬場には、鹿沼土が凍結破壊して、細かくなってしまいます。

その取扱いの煩わしさから、メイン資材として、お勧めしなかったわけです。
鹿沼土単体を主体にするのであれば、鹿沼土の上に、敷き藁を敷いて、流失防止と凍結破壊を防いだ方がより有効的となりムダも軽減されます。その上で、更に土囲いすれば、万全となることでしょう

たけちゃん 2015/08/02(日) 21:12:45
今日は一日かけて教えて頂いたように、赤玉土と腐葉土を7:3の配合で根っこの保護に土をかぶせました。最初は少しづつやってましたが、何しろ直径が大きく、枝も沢山中にあるため、途中からは、土がさらさらして下に落ちるため、上からそっとかけることにしました。今日はパラソルと傘で覆い、水かけは夜になって1時間やりました。
おしえ《雨の菰曇りの日も含めて、真夏には、毎日継続させることに意味があります》の言葉を心に置きながらサツキ栽培を楽しんでいきたいと思います。サツキに関する育て方をわかりやすくいろいろアドバイスしていただきました。ありがとうございました。

野に咲く花 2015/08/03(月) 11:32:00
例え、一株のサツキの葉が褐色に染まり、葉が全部枯れてしまっても

地植えの場合には、
根が多く広く生えていた為に、根と茎は、完全に枯れ込んでいません。
しばらく水やりを続けていれば、2-3週間で、茎から緑色の幼芽が生えてきます。
そうなれば、息を吹き返したと考え、徐々に、水の量を減らしていけば良いでしょう。
ほとんどすべての新梢(今年に生えた若い茎)が、うっすらと緑色に染まって、幼芽が生えてきます。
枯葉は汚らしいと感じて、無理やり除去することは、好ましい事ではありません。
それぞれの、枯れ葉のちもとや穂先から、幼芽が生えるため、無理やり枯葉を取り除けば、幼芽の下地細胞を破壊することになります。
更に、夏場の強い日差しから幼芽の下地細胞を保護する働きもあります。
自然に落ちるまで待ちましょう。

関連して、鉢植えのサツキの場合には、植え替えも含めて、艶のある瑞々しい葉の色が、艶が無くなり脱色して、緑青(銅10円玉の錆びた色)になれば、ほぼ生き返ることはありません。
萎れたら、涼しい場所(暖かい陽だまり)で、たっぷりと水を与え(バケツに沈める)、30分もすれば、若葉がシャキっとしなければ、枯れてしまった事になります。

鉢植えのサツキの場合には、根が少なく広がっていない為、相対的に、幹葉が大きい割に、根が少ないものです。
サツキの植え替えには、無用な枝葉を切り詰め、根を水洗いして土を流水で洗い流し、(揉み洗いしない)、鹿沼土4赤玉土4腐葉土2の混合土で植え付け、鹿沼土(軽く浮く)と赤玉土(重く沈む)が分離しないように、気配りしながら根の隅々まで、水やりし、涼しい場所で静養させる。

サツキやヒースエリカは、挿し木繁殖が大変簡単な割に、水切れには大変弱いものです。

植物全体に共通することは、植木鉢や株元を夏は遮光して涼しく、反対に冬は暖かく保護する事です。

又、年間を通じて、5月は最も重要な月に当たりますから、水切れに注意が必要です。
5月の管理の不注意は、今までの努力が水の泡と化し、今後一年間は、悲惨な事になることでしょう。
5月は、気候も安定し緑も瑞々しく、気が休まる時節です。がしかし
この安堵感が、曲者で、静かに魔の手がしのびょっています。
その結果、夏や冬に、いろいろな症状や障害として表れてきます。
諸悪の根源は、5月にあると思い込んでも、オーバーなことではありません。
緑の日とは、このような面でも、存在意義があると理解しています。

さつき 2015/08/03(月) 20:18:16
 サツキは苗から庭に植えた年は水やりが必要ですが、1〜2年ぐらいでしっかりと根が付いたら、あまりやらなくても大丈夫ですよ。
 私の庭の場合は植えてから30年以上になります、朝から日没まで日照がありますが、雨だけで一度も水はやりません、もちろん日除けもしませんが、春になれば花は毎年満開に咲いてくれますよ。

野に咲く花 2015/08/03(月) 21:59:21
通常は、おっしゃるように雨水だけで健康維持できるものです。
しかし、質問者さんは、枯れつつあるこの現実は、異常事態です。
原因は、根にカビ菌が繁殖した紋羽病もあるでしょう。
ネキリムシかもしれません。
肥料のやりすぎによる根焼けもあるかもしれません。
周りの土が陳腐化し硬くなった為に。根張りが株元に集中し広がらなかった故に急激な根腐りが引き起こったと考えられる場合もあります。
近隣の住宅や道路ライフラインの整備工事による、地下水脈の変動も考えられます。
同様に、最近はやりの日曜大工による井戸ができたかもしれません。
モグラのトンネル工事もあります。
そこまで、話を広げてしまったら、切が無く、実際には、どうなのかを
現場検証しなくてはなりません。

てっとり早く夏場の事ですから、水切れによる根弱りや株元に直射日光が当たる蒸れに絞りました。
根弱りが直接の原因なのか、何らかの原因で、葉が弱りその結果株元に直射日光が当たり、根弱りを更に加速させたとも考えられます。

今巷ではやっているのが、枯れさすための剪定技術です。
サツキの通常の適期剪定より、ひと月遅らせて、大幅に切る事により、
その後の高温直射を株元に与えて、根を枯れさせる高度なテクニックです。
それぞれの樹種には、それぞれに枯れさせる剪定マニュアルがすでに作られており、実験段階から実用段階に入っています。
福島沖大地震のごりやくなのかもしれません。
福島沖大地震を境に、これまでの生かす為のテクニックから、180度方向転換し、殺す為の高度テクニックへと変わってきました。
従って、・・・・・以下省略。
社会の流れは、大きく世代交代しました。

よしき 2015/08/04(火) 16:17:23
とても異常な状態です。
普通なら花後の剪定だけでその後に潅水などしなくても育ちます。
多分このまま放置するとよけい悪くなりますので、掘り返して根の状態を見ることです。
放置して枯れることを考えると今掘り返すリスクも同じですので。

多分白い根がほとんど無い状態かと思います。

たけちゃん 【東海】 2015/08/19(水) 13:30:05
[[解決]]
皆様たくさんのアドバイスとても参考になります。7月後半から8月にかけての連日の日照りではまずご指導いただいた赤玉土で沢山根を覆い水とシェードやパラソルで凌いできましたが、そのおかげでちっちゃい緑色の葉がいっぱい見えてきました。肥料は全くというほどやってきていませんが、立派に何年も花が咲いてきましたので厚さは考えてもいませんでした、でも これから夏の暑さも上がっていくので沢山教えて頂いたことをしっかりまとめて来年い備えていく予定です。1本の木で白、ピンク、薄ピンク、濃いピンク、それらが微妙に線が出たりとても素晴らしい木などで大事に育てていきたいと思います。ありがとうございました。


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