挿し木の水のやり方

[園芸相談センター]の過去ログです

とも 【近畿】 2015/07/03(金) 17:21:10
いろんな花を挿し木したことがあるんですが、今チェリーセージという細い茎のハーブを挿し木しています。
水は勢いよくやると、発根促進剤が落ちてしまうんでしょうか?霧吹きでやると行き渡ってるのか心配。ペットボトルの先にジョウロの口をつけてやるといきおいよく水が出て促進剤が落ちてしまうか心配。
挿し木は根がないからか土が乾くと枯れやすい傾向があるように思い、どんなやり方をしたらいいのかわかりません。挿し木全般において根が出てくるまでは、どんな水のやり方したらいいんでしょうか?
ちなみに太陽があたるとすぐかわいてしまうので日陰で育ててます。

リトっぷ 【九州】 2015/07/03(金) 17:41:58
今日は。
発根促進剤は粉状ですよね?
挿し穂の切り口に少量をまぶして土に挿したと思いますけど・・・
まぶした時点で挿し穂に浸透してますので 後の水やりに支障はありません。
切り口は本来は発根する場所じゃないので発根させる為のホルモンを集めるきっかけを作ってくれるのが発根促進剤です。
挿し穂が干からびないように直接日光に当たらない明るい場所で管理して下さい。

gardenfan 【近畿】 2015/07/04(土) 00:45:47
セージの挿し木ですので、如何に鋭く切断出来るかがほぼそれで決まります。最低50回程度の研磨をしてください。それでほぼ活着します。
オキシベロンをお勧めしますが、下部に吸収して挿し木すれば、その後の水遣りは全く問題ないというか関係ありません。
大事なのは一番下の部分が常に水で囲まれている状態にせずに空気が囲むような環境にすることです。
発根剤は、本来なら超芽優勢で生成されるホルモンですが、それを下部分に吸収させることによって下部の細胞分裂を促して発根させるので、カルスの生成を促進させる意味でも、水遣りした後の水をしっかりと排出させることが重要です。

栄養増殖 2015/07/04(土) 01:30:07
結論から言いますと、チェリーセージの挿し木は、簡単な方です。
従って、使用したい気持ちは、理解できますが、わざわざとムダな手間暇を掛ける必要性はありません。
つまり、ホルモン剤等は、必要ありませんから、潅水によるホルモン剤の流失減退を考える必要はない。

どのように簡単なのかといえば、空いている場所に、葉の有無や新旧の茎、挿し穂の長短に関わらず、出鱈目に茎を空いた場所に突き刺しておけば、根付きます。もちろん丁寧に切り口をハサミカッターで切らなくても、へし折っただけでも根付きます。
心配なら、数多く挿せば良いです。

例えば、チェリーセージで生垣を作りたいとします。
発根した苗木を丁寧に植え付けるより、直接2本(どちらか1本育てば良い。2本根付いてもほりっぱなし)づつブスブスと刺して、それで終わりです。直径2-3mmの太さ長さ20-30cmの挿し穂。

挿し木繁殖でも、中々根の出ない植物は、より多く挿す。挿し床の土を吟味する。密閉挿しをする。それでも、ダメな時に、初めてホルモン剤を使います。
生命の限界を信じており、最優先にしています。どちらが面倒なのかといえば、ホルモン剤を利用する方が面倒と考えているからです。
従って、いろいろな私の手持ちホルモン剤は、箪笥の肥やしになっています。

挿し木というものは、一度やりだすとはまってしまいますから、捨てる枝葉があるのなら、取敢えず挿してみる。それから処分方法を考えるのが、私の定番ですから、植える置く場所もなければ、挿す場所もない。
それでも、挿す場所を探して、最後には、発根苗木を植える場所に、直接挿しています。むしろ失敗した方が、植える場所がそれだけ確保できますから、今ではラッキーと考えています。
30cm鉢に50本挿して、半分根付いたとしたら、植え替えたら30cm間隔の窮屈植えとしても15mになる。毎月挿し木したとしたら、180mとなる。
全部根付いたら360m。これが一種類に付きです。しかもすでに花壇は、満杯です。更に種蒔もします。球根も増えます。 こうなれば、花壇とは言えず、ゴミや敷きです。

挿し木とは、挿し穂の栄養分や水分が切れるのが早いか、根が生えて栄養水分補給するのが早いかの生死を賭けた博打ゲームです。
次に根が先に生えるか、先に新芽や花が咲くのが早いかの博打ゲームにつなげます。
更に、根の生え方本数や根の位置関係でも、賭け事はできます。
これには、裏ワザがあり、コントロールできる場合もありますから、胴元としては、インチキもできます。

チェリーセージの挿し木の注意点は、赤花単色又は白花単色なら出鱈目でよいのですが、紅白覆輪種(口紅とかリップとも言う)に関しては、赤色と白色の占有率、比率を好みの配色に合った枝を厳格に選んで、挿し木し更に、花が咲いたら再び、株と枝を選抜しないと、好みの景観になりません。
この程度です。

蔓植物なら、例えば、根強い人気があるクレマチスなら、剪定して捨てるクズ蔓を浅い穴を掘って、蔓を敷きその上から、1cm程度の川砂等を撒いておしまい。発芽発根したら、掘りだして、根と新芽をセットにした小分けすれば一個の幼地苗になり、鉢上げすればそれでOKです。

潅水量に関しては、理屈的には、原則として、挿し穂が腐らせないようにするために、無菌質の清潔な土が要求されますから、土の保湿以外にも、土を清潔にするために、土に発生している雑菌を洗い流し、悪臭を換気するために、鉢底からドボドボと流れるくらいにたっぷりと永遠に散水した方が良いと思います。
コップの水挿しの場合には、度々水を変えることと同じ理屈です。
水も淀めば、水藻も発生すれば雑菌も繁殖します。
水道水にも、蒸留水ではないので、栄養素も含まれています。
大気があれば、雑菌も浮遊しています。挿し穂も滅菌していなければ、雑菌も付着しています。

挿し木の切り口には、腐らないように、カサブタ(カルス)がてきます。
瘡蓋の内側に根の細胞ができて、根が成長してきます。
このメカニズムをコントロールしているのが、ホルモンの働きのようです。
多すぎても成長を阻害させ(枯れることを促進させる)、少なければ根も生えません。
本来は、挿し穂にも自然物として含まれていますから、必要はないのですが、利用した方が成功率が良いとして人工化学合成したものを利用しています。
微量でよい。だから、成分の99%以上は、使いやすくするために、添加剤が占めていて、ホルモン成分は極めて微量です。
多く必要ならば、粘土にして、その団子に刺しこんでから土に埋めるなど利用方法が変わってきます。
いうなれば、心臓停止した時に、電気ショックAEDで、刺激を与えるイメージににる。

詳しくは

栄養繁殖
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%84%E9%A4%8A%E7%B9%81%E6%AE%96
カルス
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%82%B9_(%E6%A4%8D%E7%89%A9)
植物ホルモン
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%8D%E7%89%A9%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%83%A2%E3%83%B3
オーキシン
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%82%B7%E3%83%B3
生物学
http://www.keirinkan.com/kori/kori_biology/kori_biology_1_kaitei/contents/bi-1/4-bu/4-2-1.htm

結論として、あまり深く疑問を抱かない事です。
複雑に考えると、漱石や康成や由紀夫のように、気がくるってきます。
反面無知すぎると、キュリーのように命がなくなります。
いずれも、その分野では、著名な知識人です。
せめて、取扱説明書程度は、理解する事は徹底したいものです。信じて素直に従った方が楽です。
稀には、カネボー事件や非加熱製剤の事件他、生協Coopの猛毒餃子事件や今も放射能物質をまき散らしている東電福島原発汚染などなどに巻き込まれたりもしますが。


次のサイトを最初に知ったとしたら、疑問に思ったとしたら、矛盾して益々混乱してしまいます。
オーキシン除草剤
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1272783447

栄養増殖 2015/07/04(土) 02:07:36
>多く必要ならば、粘土にして、その団子に刺しこんでから土に埋めるなど>利用方法が変わってきます。

訂正
多く必要なら、メーカーの方で高濃度純粋化して、販売するか、
利用者に粉を粘土状にし、その団子に挿し穂を刺しこんで埋めるなど
の説明があるはずです。

又は、切り口に付着させる方法より、水溶液にして、水揚げ浸透させたのちに土に挿すなど、他の取り扱い方法が解説されるはずです。

一般的には、草本植物には、ルートン。 樹木系植物には、オキシベロンが良いと言われています。
私は、インテリアの一つとして、棚の奥の方に、ホコリまみれですが飾っています。

薔薇キチ 2015/07/04(土) 02:26:14
チェリーセージの挿し木は試した事はないのですが、ハーブの挿し木なら今の時期に挿せば9割は成功すると思います。

私も色々と試し失敗を重ねましたが、挿し木の成功の鍵は『水やり』と『挿し土』と『我慢』かと思います。

発芽促進剤はお守り程度だと思っています。今の時期なら発芽促進剤など付けなくても簡単につくような気がします。私のおすすのめの土は鹿沼土の極小粒。浅い水受け、水はけの良い育成箱を用意し、空気を入れ替えるつもりでたっぷりと水をあげます。これでほぼ成功します。

薔薇キチ 2015/07/04(土) 02:46:07
追記

『我慢』についての説明が抜けていました。我慢とはとにかく挿した後は抜かない事、カルスが形成されるのに約3週間から一ヶ月かかります。どうしても確認したいなら多目に挿し、抜いた後はたっぷりと水をあたえます。そういった面で極小粒だと挿し直した後の密閉が楽なのでおすすめです。また育成苗箱なら沢山挿せるうえに底が浅いので根っこ出てきたらすぐに確認出来て便利です。

とも 2015/07/06(月) 14:29:14
リトっぷさん、ありがとうございます。
促進剤をつけたあとは落ちることを気にする必要な¥はないんですね。
gardenfan ありがとうございます。
同様にありがとうございます。
研磨は初めてききました。どうやってするんでしょうか?
栄養増殖さん。
ありがとうございます。
なかなか思うほど簡単じゃないような気も・・・・・
一部は綺麗な緑色の葉っぱなんですが何割かは葉っぱが反って色が変わったような。
もし不調なら今月中に新たに挿し木の追加をしようと思います。
水のやり方が悪いんでしょうか?常に土が湿った色になっていtればいいんでしょうか?っていうか乾いた色になりかけた頃にスプレー状でやったらいいんでしょうか?
薔薇キチさん。ありがとうございます。
我慢ですが、なるべく我慢はしています。特に調子の悪そうなのは確認してみたくなったり、ある程度日数がたったらそろそろかなあとか。
基本的に挿し木はどのぐらいの日数で掘り起こしてもいいようになるんでしょうか?
通常2ヶ月位はさしたままにしています。

薔薇キチ 2015/07/06(月) 17:50:29
挿し木はどのぐらいの日数で掘り起こしてもいいようになるか?という質問ですが、育成箱の土の深さによるかと…私は目安は一ヶ月としています。要するに発根していればいいだけの話なので、ある程度根っこが伸びてきたら個別の小さい鉢に植え替えてます。あまり、長めに挿しておくと掘り起こす際に根っこを切ってしまう可能性があるからです。育成箱ばかり推してますが、市販されている育成箱なら底が浅いので下から根っこが確認できたら植え替えのサインとなります。Amazonなどで『育成箱』と検索すればヒットします。高い物ではないので一度お試しあれ。

薔薇キチ 2015/07/06(月) 17:54:48
ごめんなさい。『育成箱』で検索したらヒットしませんでした。『育成苗箱』で検索するとヒットしました。

gardenfan 2015/07/06(月) 21:41:38
研磨は鋏や剪定刃に対しての話です。
最低砥石で50回程度の研磨をしてから差し穂を採取して下さい。切断面が綺麗ならそのまま挿しても十分に活着します。

栄養増殖 2015/07/07(火) 21:43:21
訂正

どうでも良い事ですが、気にしないより、気にした方がより良い成果が期待できる程度の微々たる差です。

>直径2-3mmの太さ長さ20-30cmの挿し穂。
リップタイプの赤花・白花・口紅覆輪は、相対的に軸が細いために、太い枝を採取することに限界がある為に、2-3mmが妥当な太さであろう。
枝を無償提供受けるためには、株元近くから折らないと太い軸が採取できないために、相手は、樹形が乱れるために嫌がります。

しかし、本来のチェリーセージ赤花は、大きく育つために、太い軸を採取しやすいものです。
そこで、5mm〜10mm程度が良いでしょう。
もちろんそれ以下でも、それ以上でも良いです。

色は、緑軸より、やや褐色ぎみのほうが良い。
やや褐色ぎみとは、良く見れば解りますが、解らなければ、指先で数回擦れば、褐色繊維皮がはがれて、下地の緑が表れてきます。

私の株だけの現象かもしれませんが、鋭利な刃物で、切り口を綺麗に切るよりも、手で直角にへし折った方が(折口を割り裂かないようにして)、活着(この場合には、根だし日数、発根状況)が良いように思います。何より簡単に・大量に・素早く処理ができる。

同じように、剪定も、ハサミでするより、ボキボキとへし折った方が、
早く新芽が吹くように思えます。
更に、金属アレルギーがあるのかどうかは定かではありませんが、へし折った方が枝枯れしにくいようです。
針葉樹系と良く似ていますが、心持ち金気を嫌うようです。
同じく少々荒っぽくした方が、簡単でより良い結果に結びつくものと信じています。
荒っぽすぎて、枝股が避けても、枯れることはありませんが、刃物を使うと枝枯れする場合があります。

ご存じとは思いますが、チェリーセージの低木は、花が満開になる直前に、草丈横幅とも、半分程度にへし折って新芽更新をしないと綺麗に咲きません。
最後まで、花を見るものではない低木です。
栽培地域や株の大きさ枝張り状況や開花時期にもよりますが、6月末〜最後は10月末まで、30-45日間隔で半分程度にバッサリと切り戻す。

例えば、生垣なら、切り戻す時期を、一株間隔で切り戻す株(花も無く葉も少ない。しばらくすれば、瑞々しく綺麗な緑になる)と同時に切り戻さないで、翌月に切り戻す株(花が咲いている)に分けて始末すれば、常に綺麗に咲き揃っていることになる。

どちらかといえば鉢植えには向かない草花ですが、それなりに工夫してください。
鉢植えなら、一般的なサルビアがお勧めです。
いずれも挿し木は、容易な方です。
セージシソ系は、挿し木が容易です。温度さえあれば、年中挿し木できます。
http://www.yonemura.co.jp/zukan/zukan-f/zoku/salvia2.htm

あっちゃん 【関東】 2015/07/09(木) 06:19:18
たくさんのアドバイスがあるので不要かと思いますが
ルートンについて調べたことが有ります
ルートンの販売元のHPによると使わない場合と使った場合の成功率の違いは5%くらいしか有りませんでした。また、製造元に問い合わせたところルートンが吸収されるには約一日かかるとのことです。
なので、おまじないと思って使っていますが挿す前に土に水をタップリやってそれから穴を開けて挿しています。
その後一日たってから様子を見ながら水やりしています。
それでもダメなときはダメです


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