ロウバイ

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ロウバイ 【東海】 2015/06/27(土) 10:04:10
昨年、12月にロウバイ背丈1m程度のものを植えました。
春になり葉が出てきましたが、いまいち葉の数が少ないです。
又、一部の葉ですが、細かい黒い点が発生し、次第に黄色くなり
落葉しています。
隣に百日紅等ありますが、すごく元気で困っているほどですが、
原因がわかりません。
よろしくお願いします。

諸志 2015/06/28(日) 18:54:09

>いまいち葉の数が少ないです。

どのような樹木でも共通することですが、
冬場の植え付け、植え替えは、休眠し成長停滞期に当たりますから、
成長力が弱く、又冬場のダメージ(根張り)も大きいです。
従って、翌春の成長最盛期には、根から吸収するエネルギーも弱くなりがちです。
逆に考えれば、新芽の成長エネルギーは、幹に蓄えられたエネルギーを消費しつつ、根の生長を待っている状態となります。
ここに、アンバランスな生理障害が発生しやすくなります。
その一つに、新芽の成長度合い(枝の長短細い太い、葉の間隔や大きさ、葉の寿命が短い、抵抗力がない等)の不均衡バラツキがでます。
蝋梅は、比較的強く手間暇も入れませんが、やはり中木ですから、幹元の太さが要となります。
開花条件は、古木化と短枝の数が要になります。

買った時からの鉢植えでも、根詰まり障害の他、植木鉢は表土のみならず、植木鉢の周囲からも、暑さ寒さの刺激が強すぎますから、お育て環境に慣れるまで(環境順応化)、ある程度の期間が必要になる場合もあります。
又、適応能力としては、土の過湿(排水が悪い、地下水脈が浅く上にある)のは良くありませんが、極端でない程度の乾燥には、強いです。

そこで、根の発育状態、健康状態を少しほじくって、観察してください。

>細かい黒い点が発生し、次第に黄色くなり落葉しています。
多くのサイトでは、病害虫がありませんと紹介されていますが、
この意味は、栽培(開花や成長)に関して、あまり重大な影響を与えない程度ですから、気にしなくても良いの事です。
生きた植物ですから、病気も発生すれば、害虫も湧きます。
近隣の蝋梅を見ればわかることですが、仮に病害虫が無ければ、あれだけの種子が生まれますから、日本中蝋梅ばかりの景色になってしまいます。

気になるようでしたら、殺菌農薬、オーソサイド水和剤を噴霧器で吹き付けてみることも良いかもしれません。
殺菌剤ですが、殺虫剤しても効果が見込めます。
その他の分包水和剤小箱として、ベンレートやトップジンなども、ホームセンターで販売されています。
比較的、汎用性と人気があります。

買った鉢植えは、経済的効率用ですから、機会を見つけて、汎用性のある無難な、赤玉土7と腐葉土3の混合用土で、植え替えた方がよろしいかと思います。

又、肥料の与えすぎは、根やけ、根あたり、脱水症状、病害虫に弱く歪成長につながる場合もあります。

植え付け穴が小さいと、過湿又は乾燥の起伏が激しくなったり、根の成長阻害につながる場合もあります。
将来の拡張性(成長性)を見込んで、根を乾かさないように、メリハリを付けて、手際よく対応しましょう。

植え付け方法は、断面図として、地植えをコンパクトにしたものが鉢植えですから、地植えとて、鉢植えの断面図構造と基本は何も変わりません。

ついでに、百日紅も、矮性種(一年咲き品種)でない通常品種ならば、性質は良く似ています。
こちらは、今年に生えた新梢の先端付近に、今頃から咲きだします。
細い枝(1-2mm以下の太さ)は、冬に自然に枯れてしまいますが、枝が長くなり花の塊が大きいですから、重みでたわむ場合が多く、身の丈程度の中途半端な樹高なら邪魔になることもあります。
やはり身長の倍ほどの高さが欲しいものです。
毎冬場に当年枝をすべて主幹の分岐点で剪定したり、2-4年に一度、根回しして根を短く切ることも一つの方法です。
又は、成り行き任せに放任して、養分の消費を分散させるなど。
どちらにせよ、サルスベリは、うどん粉病と仲が良いようです。
稀に、ハダニやアブラムシが大量発生し、ついては黒カビ病の発生につながる場合もあります。新省新葉が花が咲くまで軟らかい事に、原因があります。


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