実生ぶどうの仕立て(鉢植え)
M
【関東】
2015/06/18(木) 11:10:46
今年で2年目の実生苗です。
昨年1年目は芽が出たらラッキー、くらいのつもりで放任だったせいか
20cmくらいしか育ちませんでした。
結果的に一般的な仕立て方の主幹の剪定40cmにはならず20cm
になったと理解してよいですか?
今年の春からぐんぐん伸び始め、現在70cmくらいです。
育て方を検索したのですが、苗からのものばかりで自信がありません。
これからの仕立て方として、
まっすぐ伸ばし、来年の冬に行灯仕立てにすればいいでしょうか?
これからの成長期に脇枝が出てきたら2〜3枚葉を残して剪定で
合っていますか?
よろしくお願い致します。
グレー
2015/06/19(金) 14:36:04
>育て方を検索したのですが、苗からのものばかり
葡萄の種蒔からの栽培は、個人レベルの興味本位ですから、一般性がなくネットが広まってからの話題です。
細かく言えば、ブログレベルです。
ブログの短所は、その場限りの一コマに過ぎず、連続長期的且つ纏まりがありません。基準も方向性も無く、試行錯誤はしているでしょうがその詳細もありません。
従って、基準なりテキストは、個人個人で記録し纏め築いていかないと仕方がないですね。
A)質問者さんでも、目的や方向性がはっきりしていません。
>芽が出たらラッキー、くらいのつもりで
今後の方向性として、少なくとも花実がなるまでそのまま育てるのか
早く本苗本来の葡萄として、食味したいのか
接ぎ木して、品種を切り替える予定なのか又は、限られた敷地なので、一本の株で、多品種継ぎしいろいろと食味したいのかなど、将来の方向性基準を決めておいた方が良いかもしれません。
一般的には、その時の思いつき?気に入ったサイトの内容に沿って、又は我流で、適当に始末し納得されているようです。
鉢植えの事ですから、相当の長期的な観点になることでしょう。
一つの考え方として、
脇芽をすべて摘み取って本線の蔓を一本にし限りなく無限にまっすぐに伸ばし、少なくとも2m前後は毎年残し茎を太くし、樹勢を強くした方が良いようにも思われます。
主茎を古木化させ、太くすれば、今後の仕立て方の選択技も増える。
太い茎からは、太い芽が生えやすく、細い茎からは太い芽は出にくいものです。
後は、その新芽をどのようにコントロールすればよいかの問題と思われます。
場所さえあれば、スイカや瓜のように、地植えにして、ある程度の蔓数を整理し、蔓長さを無限に地面に這わせれば早く蔓が太くなるようにも思います。
ちなみに、実成り鉢植の葡萄は、実成り枝を管理し取り木したものや挿し木後実成り樹齢の穂木を接ぎ木し実成り受粉出荷させたものが多いと思われます。
インスタント仕立て。
>成長期に脇枝が出てきたら2〜3枚葉を残して剪定で
合っていますか?
一概には言えませんが、元茎を太くするのなら、分岐点で摘む切ればよいと思われます。残しておく根拠も必要性もない。必要な時にはいつでもどの位置にでも生えさせることもできます。
枝蔓は茎蔓より太くなりませんし、その上の茎蔓もやや細くなる。
切った直近から更にひ弱な副々新芽が生えたりもしてきます。
当面は、葉の緑を楽しみたいのなら、それなりに。
その後株元から、より太い蔓が生えてくれば、新旧入れ替えることも考えられます。
根頭が優勢になっている状態であり、接ぎ木ではなく実生ですから、古い茎幹に拘る必要性がない。
これが接ぎ木苗なら、台座優勢穂木劣勢や穂木優勢台座劣勢のアンバランス状態として、問題になる場合もあります。
いずれにしても、初花が咲くまでの配慮判断です。
どの植物でも、ペットや家畜でも、育て方には、いろいろなやり方があります。 更にどの方法でも、最終的には、それなりにいずれ時間が解決してくれます。
なぜなら、趣味の範囲であり、栽培者が評価しすることですから。
何が、絶対に正しく、それに従わないと成り立たない方法はありません。
絶対基準が存在しませんから、それぞれの人がいろいろな方法を試し紹介しているのです。
目的と、手段や前提条件を深読みしないと、混乱する事に繋がります。
更に、あまり一方向にだけ片寄り神経質になると、本来あるべき姿とかけ離れたりもします。
まず、大まかに(ぼやけていても良い)何をすべきなのか、次に何を・・・・と手順を決めた方が、迷わなくても良いように思われます。
暇を見つけて、調べたり考えたりしながら、省略するなり補足変更追加するなりして、納得する方向へ是正すればよい。それでも(気が付いた時に是正する)大した違いはありません。
継続した熱意と信念があれば、おのずとより良い方向へ向かいますよ。
全くなくても、それなりに育ちますよ。
M
【関東】
2015/06/23(火) 15:26:38
返信ありがとうございます。
趣味の園芸なので、気長に枯らさずにおおらかに育ててみようと思います。
最終的なゴールは、やはり結実が目標です。
実生でもうまくいけば5年ほどで実がなるということらしいので、
親の実と同じような味、外観のぶどうになるのか、それとも親には
全く似ていない実になるのか、そのあたりを楽しみに育てています。
ちょっとした賭けですね。
(蒔いた種は、シナノスマイルです)
敷地の関係上、また私の技術的に接ぎ木は考えておらず、あくまでも
実生でそのまま育ててどんな結果がでるのかを鉢植えで見守るつもりです。
グレー様のおかげで、肩の力が抜けました。
最短で結果を出そうと思って質問をしましたが、楽しむことが大事かなと
改めました。
ありがとうございました。
園芸相談掲示板@園芸相談センター