ルッコラ(無消毒種子)の摂取方法

[園芸相談センター]の過去ログです

飛ばないじじー 2015/06/13(土) 21:56:07
鉢物類の乾燥防止にルッコラを密生中です。ある程度の大きさまで
育てて大葉状態で採取したいのですが、(スプラウトとは新芽専用)
とあります。大葉で食しても問題ないのでしょうか?

菜の花畑 2015/06/14(日) 00:13:00
別段食べてもさしつかい無いでしょう。

問題は、アブラナ科の植物は、それぞれ個性が強いものです。
所謂、辛味や苦味など時として渋みエグ味臭み等。
ルッコラにも、いろいろな品種がありますから、感じる感じないは、別にして、それなりに個性もあります。

一度食べてみて、食味が合うようなら食べればよい。
不味ければ、吐き出せばよいだけです。

その逆は、問題がある場合があります。
種子消毒やコーティングの解毒期間が必要な場合。

いずれにしても、不安がある、嫌悪感がある、神経過敏な場合は、食べない方が良いでしょう。
事故ではなく、病気ですから。
病気の一つに、気持ちからの発症というのもあります。
中には、見ただけで、発疹が出る、吐き気がする、動悸がする、失神するという方もおられます。

ばんざいうさぎ 【北海道】 2015/06/14(日) 11:49:22
ルッコラと言う野菜は世界中に広まっていてロケットとかアルーカとも呼ばれ、厳密に言えば近縁種数種も同じく呼ばれて品種が沢山あります。日本でルッコラの栽培用種子として出回っているのはイタリア人がアメリカに持ち込んだ後にアメリカ人好みの辛さに改良された「それほど辛くない品種」が主でサカタの‘オデッセイ’などがあります。
他に、日本では「ワイルドルッコラ」とも呼ばれる黄色い花が咲き葉の切れ込みの深い宿根性で、味が物凄く辛い物が売られていることがあります。
日本の種苗会社でも有名どころ以外の小さな会社のや、100均で売られている種子だと外国産種子の輸入物だったりするようで実際育ててみると日本人好みでは無い、辛すぎる物だったりも。

日本の大手種苗会社で売られる種子のルッコラは葉が育っても切れ込みが浅く味もそれほど辛くないのですが、外国生産で輸入された種子から育てると(幼葉ではなく、成熟した葉)葉の切れ込みが深めでかなり辛い物があります。

スプラウト用のルッコラ種子ですが、以前私が野菜として普通に育ててみて外側から順次摘んで収穫した葉は食べごろの固さなのにかなり辛く、後に同じ種子袋を店で見つけた時に確かめたところ種子の生産地は外国の物でした。大手種苗会社でも野菜用のロケットとスプラウト用のロケットでは違う物を使っている様です。
なので、スプラウトの状態で食べる分にはそれほど辛くなくても、幼葉期を過ぎたものを生の状態で食べると人によっては食べられないほど辛く感じる物があります・・・。

私の場合は辛すぎて生で食べられないので結局全て茹でて食べました。辛みが弱まり「胡麻味の青菜の御浸し」と言う感じで美味しく食べられました。
ルッコラを食べ慣れていない人が生食様に育てるならサカタの‘オデッセイ’の様な種子の品種や素性のはっきりしている「普通サイズで育てる用のルッコラ種子」を選んで蒔くと良いです。そしてリーフレタスの様に外側から育った葉を摘みとっていけば収穫が長く楽しめます。

スプラウト用種子は、その量からすればおそらく日本の種苗会社が生産している物で無く、外国の種苗会社から大量に輸入してきて日本の会社で小分けして売っている物と思われます。なので日本のルッコラとは種類すら違う場合もあるかと思います・・・。
辛さの強い物が多いと思うので、日本で生食野菜用種子から育てた物や、葉の状態で売られているルッコラとは別の物であると考えた方がよさそうです・・・。

辛みの強い物でも少量だけを散らして料理に使えばそれほど気にならないでしょうが(例えばピザの上に細かくちぎって散らす。イタリアなどでの通常の食べ方はルッコラの葉をピザにどっさりと山の様に載せて食べる様ですが・・・)、日本では辛いのが沢山採れても生で食するには食べにくい味で大葉(青紫蘇)と違い、料理に合う使い道がなかなか無いですね・・・。

少し採れる程度なら、さっと茹でて水に晒して辛みを抜いてからお味噌汁の青味にすると良く合います。ある程度多めの量が採れたなら菜っ葉として茹でて、辛みの程度により水に晒し辛みを抜いて御浸しの状態にしてから使えば案外洋食・中華・和食いろんな料理に使えますよ。

個人的にちょっと心配なのは、「鉢物類の乾燥防止にルッコラを密生中」と言う点です。ルッコラがある程度大きくなるまで一緒に植えておくと言う事でしょうか?
ルッコラはとても栄養素の豊富な丈夫な植物ですから、土の量が限られている鉢物に混色させてしまうと、鉢にメインで植えられている植物の為の土の養分が、ルッコラの方に横取りされてしまうと思いますが・・・。私のところではワイルドルッコラを痩せた土に植えたのにワサワサの大株に育ちました。掘った時の音の広がりと深さは物凄く、周囲の乏しい養分を全て集めて育ったと言う感じでしたよ。普通のルッコラの方でも、養分の多い土に蒔いたのはとても大きい株に育ったので種子取り用にと残したらかなり多い量の種子が採れ、しばらくスプラウトで楽しめました。
エジプトでは精力増進の為に肉体労働者が生でそのまま食べるのだそうです。種子の寿命も長く、私のところでは8年前に採取した種子を発芽試験してみたところ全て3日で芽吹いたほど強い植物です。

今は乾燥予防目的にとして植えていても、メインに植えている植物の事を考えてあげるなら大きくなる前には全て収穫(抜くとメインの植物にダメージがあるので根元で切る事)してしまった方が良いです・・・。乾燥防止にはマルチング資材を使うか、他の「養分をあまり横取りしない植物」を選ぶのが良いかと・・・。
私の杞憂で終われば良いのですが、もしスプラウト用の種子にワイルドルッコラの種子が使われてしまっていれば、ワイルドルッコラは宿根性なので木が付いた時にはメインの植物の根と絡み、根元で切ってもまた生えてきてしまい、メインの植物が弱ってくる可能性も・・・。

例え鉢に2〜3株しか残さないとしてもルッコラが育つにつれてメインの植物の為の養分を積極的に(優先的に)横取りするのでメインの植物の種類によっては徐々に弱ってしまう可能性があるかもしれません。
できればルッコラは、他の植物と一緒に植える事はしない方が良いかと感じますが・・・。

飛ばないじじー 2015/06/14(日) 22:25:53
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有り難うございました。


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