古くなった油粕から作った液肥の効果
Mas
【関東】
2015/06/07(日) 12:58:07
油粕に水を加えて液肥を作ると、最初は白っぽくなり異臭を放ちますが、高温期は2〜3か月経つと次第に黒ずんできて、やがて強い臭いもしなくなります。すなわちこれ以上発酵が進まない状態になってきたということでしょうが、そこで質問があります。このように黒ずんで殆ど臭わなくなった油粕の液効は失われてくる(いる)のでしょうか。ウエブサイトをいろいろ調べてみても説明がなされているサイトには行き着きませんので、明確な理由がお分かりの方や経験談をお持ちの方、ご教示をお願いします。
水肥
2015/06/09(火) 20:06:53
ミズゴエと言って、昔は今の化学液肥の代わりに良く使われていたようです。
ネットで(水肥)と検索しても、水と肥料しか見つかりませんね。
作り方は、油粕1と水10の割合で、完熟させ、その上澄み液を更に10倍希釈して利用していたようです。
どちらかといえば、苔生した盆栽の肥料として便利だったようです。
苔や松の根を傷めることなく、松など常緑盆栽には、水肥しかなかったようです。
花実を楽しむ盆栽としては、リンカリを補うために、混合し発酵させるときに、同時に少量の骨粉や草木灰又は過リン酸石灰等混ぜて発酵させていたようです。
又、与える時期も、季節や生育状態を見ながら与える、与えない時期も、各個人個人や流派地域性により、それぞれ厳格なしきたりがあったようです。
なにぶん昔の人は、ただ単に個人個人が植物を植えて、花が咲いた実がなった、格好よく仕上がった、経済的な値打ちが付いたという、インスタントインテリアとしての、価値観ではなく、
小さなエリアに自然を表現するのみならず、人生模様の悟り、仏教、武士道等心の中道、正義や政治経済社会お国や子子孫孫家系の繁栄、人との接し方など、多岐にわたり、盆栽を通して終生の悟りを見出そうとしていたようです。
華道、茶道、武士道も同じようなもので、盆栽道とでもいいましょうか、細かいしきたりの一つだったかもしれません。
>やがて強い臭いもしなくなります。
これが、他人に不快感嫌悪感を感じさせない配慮の一つだったようです。
ある意味、キリスト教の聖水に当たるものかもしれません。
ということで、安土桃山時代から幕府崩壊までの、歴史と並行して調べないと解りにくいかもしれません。
魚釣りの歴史にしても、レジャーとしではなく、釣り道としての一面を調べれば、それぞれの地域性の違いにも良く表れています。
郷土料理・・・・などのしきたりなどにも。
そもそも肥料の種類は沢山ありますが、果たしてその効果を科学的数値で、明確に答えられる人は、日本ではいないでしょうね。
ネットの範囲内で、いろいろな論文を読んでいますが、比較結果論であって、新興肥料商社メーカーやサプリ化粧品の過大宣伝と本質的には、何も変わっていません。
違いは、論文は学術専門用語を多用しているか、過大宣伝は、XX農学博士○○大学を羅列しているかの違いだけです。
一昔前なら、洗剤の常用句、(今までにはない、真っ白さ!!)のようなもの、 最近では、しっとりした軟らかさや、太陽の香りに変わってきましたが。除菌効果とか
やはり、肥料効果というのなら、野菜工場の液肥配合が一番良いのではないでしょうか。
ただし、設備投資や管理費や技術経験値知識が莫大になりますが・・・
その意味は、歴史ある絵画の本物と贋作と写真カレンダーの違いのようなものと思っています。
園芸相談掲示板@園芸相談センター