ユリの根を非常に小さな虫に食われる

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もくせい 【関東】 2015/05/31(日) 14:10:40
スカシユリの根と球根を去年から体長1mmぐらいのちいさな虫に荒らされているのですがどんな虫なのか調べがつきません。
昆虫のような体の節は見えず、翅を閉じた羽虫を上から見たような縦縞の輝きのある白い虫で、プランター内にかなりの数が繁殖します。
普段は土の中におり、掘り返すとさっと土の中に隠れます。
シロアリかと思いましたがどうも違う感じで、黒い蚊より小さい羽虫と関係がある気がしています。なにしろ小さいのでそれ以上のことはわかりません。
駆除や今後の防虫につなげたいのですが、どの虫かもさっぱりわからないので質問する次第です。

花梨 【関東】 2015/05/31(日) 14:42:36
>>翅を閉じた羽虫を上から見たような縦縞の輝きのある白い虫で、プランター内にかなりの数が繁殖

これはおそらくトビムシ類ではないかと思いますが、スカシユリの根と球根を荒らしているのは
別の原因があるように思います。http://mushinavi.com/navi_tobi.htm

根と球根はどのような感じで荒らされているのでしょうか?
明らかに何かがかじったような痕がある、腐っている、などの症状が出ているのでしょうか?

もくせい 2015/06/01(月) 23:53:21
去年は虫がわいたプランターのユリの球根がまったくなくなっていました。プランター内に特にイモムシ系の虫は見つかっていません。
今年は土も全部処分してプランターもしっかり洗って始めたのですが、元々小さい株で始めた株が花芽が育つ途中から枯れ始めたので調べたらまた虫がわいていたためこれはいけないと、植え替える際に見掘り返して洗ってみたところ根っこがほとんど切れて無くなっていました。

もくせい 2015/06/07(日) 23:02:43
なんとか写真を撮ってみて初めて形をハッキリと認識できましたがたしかにトビムシの一種のようです。ハンドスコップで軽くひとすくいで5匹前後います。
トビムシが腐食物しか相手にしないとすると、花が咲くような時期から球根ができるような時期に何か他の要因があるということに。
去年までずっと同じ育て方してきて、急に去年に2プランターの内1プランターが全滅してしまい、その全滅したプランターにこの虫が居たのでこれだろうと思っていたのですが、
あくまでも根腐れなどの結果として腐敗物を好むトビムシに住み着かれたということにすぎないのでしょうか?
ちょうどいま花が咲いていて、プランターにはトビムシが住んでいる状態です。
この先どう球根を肥育すればよいでしょう?

花梨 【関東】 2015/06/07(日) 23:58:44
当家で育てている植物は鉢植えなのですが、室内室外ともに土栽培の鉢の中にトビムシを確認出来ます。
新しい土を買ってきて植えつけても水をやれば出てきますし、根腐れなどの結果として住み着かれたと
いうことはないように思いますよ。

>>植え替える際に掘り返して洗ってみたところ根っこがほとんど切れて無くなっていました

球根は残っていたんですよね?
栽培環境・管理の詳細がわかりませんので何とも言えないのですが、想像するに
水のやりすぎ、日当たりの関係で始終土が湿った状態になっていたのではないかと。

>>この先どう球根を肥育すればよいでしょう?

これまでどのように栽培されてきたのでしょうか?
下記のスカシユリの一般的な育て方をご覧になって、これまでの栽培方法と比べてみて気になる点はありませんか?
http://sodatekata.net/flowers/page/524.html

もくせい 2015/11/14(土) 20:24:31
[[解決]]
どうやら水のやりすぎか、長雨で球根が痛んだところを腐ったものが好きなトビムシに食われて弱って遂には全部なくなった
という事のようです。
ありがとうございました。

ばんざいうさぎ「解決後」 【北海道】 2015/11/14(土) 23:00:10
まだご覧になられていらっしゃるでしょうか・・・。

根本的な原因は、お使いに成られている土のブレンド比がスカシユリには合っていないのだと思います。
スカシユリやその改良品種であるアジアティックハイブリットと言う類は‘カサブランカ’や‘ルレーブ’などのオリエンタリスハイブリットを植えて栽培できる普通の培養土よりも、「水はけの良い土」を好むと感じます。

それというのも私の住む地域の海岸は大抵エゾスカシユリの野生が群生している所なのですが、どこも海岸のすぐ近くの草地や砂丘を好んで群沢山群生しています。そういう場所には牛馬の放牧場近かったりでそこの場所にもスカシユリが生えるのですが地上部が牛馬に食べられてしまい滅多に咲きません。
時折、そういう場所の牧草の株が古くなると道路縁に張る芝代わりに使う目的で剥がされるのですが、内陸や山の中の「斜面」にその芝が張られると、芝の根に混ざっていたスカシユリの根や休眠していた種子が育って生えてきて開花時期にオレンジ色の花を咲かせます。不思議とそういう場所でも「平らな場所には生えません」。開花時期に芝のところどころからオレンジ色が見えると、「よくあんな乾燥する場所で生えているよなー」と思います。乾燥しすぎても良くないようですが、保水性が良い土は苦手な様です。
知床の近くに昔からとても有名な原生花園があります。映画のロケ地になったり当時の皇太子夫妻(現在の天皇夫妻)が訪れたことから昔はとても多くの観光客が訪れていました。
近年はスカシユリをはじめ海岸性の植物の自生がとても少なくなってしまい、植生が少なく開花時期に観光に行ってもがっかりするような状態となってしまいました・・・。原因は観光客が靴の裏に付けて運んできた土と、それに含まれていた雑草の種子。一人が運ぶ土は僅かでも、何十年と公開しており訪れた人の合計人数は数えきれません。土の量は「塵も積もればなんとやら」で、更に雑草が生えては枯れるを繰り返せば腐食物も年々多くなってしまいます・・・。
それでも昔は近くの線路を走る機関車の煙突から飛んできた火の粉で早春に広範囲野火が起きて雑草や枯れ草が燃えればどうにか回復できていたのだそうですが、機関車が走らなくなってからは人が野焼きをしたくらいでは間に合わず、弱った所に害虫が付いて酷い状態になっています。少しでも自然環境のバランスが崩れると回復はなかなか難しいのだそうです・・・。
その地域よりも北の方に近年人気の別な原生花園がありますが、こちらは人の管理が行き届き、ある程度侵入規制もされているので花の時期にはとても見事にいろいろな花が咲き競っています。

何故か、我が家では一度もスカシユリは植えたことが無い場所に一株だけ野生のスカシユリが生えました。海から内陸へ10キロの場ですから野生の自生はありません。花弁の花弁が広めで北海道のエゾスカシユリとは少し違い、もしかすると購入した苗や低木の苗木の土などに混ざっていた本州のスカシユリなのかもしれません。
その生えている場所は、今は流れていませんが昔は小川が流れていた岸辺だったそうです。深い所は石がごろごろ積もっていて表土は川砂主体で、イネ科雑草が密生しているので偶然海岸近くと似た環境だったようです。とても場所が気に入った様で(畑の縁の様な場所で畑は土壌改良したあり、そちらの養分が土を伝わり入ってくる様です)見つけてから数年で大きくなり茎が3本も生えるようになりました。

いくつかのスカシユリ(又はアジアテックハイブリット)の育て方のサイトを見ると、鹿沼土を適宜混ぜて使うようにと言う記述が見受けられます。鹿沼土も混ぜすぎると場合によっては酸性度が強くなるので入れすぎない必要があります・・・。

もしお住まいの土地の土を利用されているなら保水性が高めの土の様なので次回からはお使いに成らないで下さい。鹿沼土を入れてちょうど良くなる量が把握しにくいので使わない方が無難です。
市販の培養土をお使いなら、育て方紹介サイトで推奨されている割合を混ぜてからpH値をお確かめのうえ、必要ならpH値を調整してから球根を植えると良いです。
土質が適していれば若干水をやりすぎても影響は出ません。また水はけの良い土と言うのは腐食物も少ないのでトビムシなどが大量に殖える事もありません。

植物名は同じでも好む環境が違う物は多いです。できれば種類や系統ごとに好む土環境を整えて植え、植物の種類や系統に合わせた水はけや水遣り頻度を守ってあげると失敗は少なくなります。
勘をつかむまでなかなか大変でしょうが頑張ってください。


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