水の管理は難しい…
まさやん
2015/05/20(水) 18:27:49
バラの剪定などで出た枝を花壇に刺しておくと、簡単についたりするのに、バックアップ用に室内で丁寧に管理した挿し木苗の方が枯れる率が高いような気がしています!
室内管理の注意点を教えてください!
ミッチー
2015/05/21(木) 07:09:24
室内管理は特に根腐れやカビに注意ですね!
ルートンなどの発芽促進剤などありますが、それよりも『適度な加湿』これが一番重要な気がします!発芽するまで枝は絶対に触らない、抜かないこれも重要です。発芽には2週間から1ヶ月ぐらいかかります!
また、挿し木は個人で楽しむ分には構いませんが、色々と法律に関わってきますので、他人への譲渡はなさらないようにご注意を!
バラ薔薇
2015/05/21(木) 16:00:12
洗濯ものは、外の方が良く乾き、室内や乾燥機では、生乾きで、
外側は乾いても、繊維の芯まで乾きません。
室内管理の鉢植えバラの場合も同じです。
表土は乾いても、鉢土の中まで乾いていません。
もう少し、突っ込めば、焼き餅のように、外皮はカラカラに硬く乾いても、中は、ジュクジュクのドロドロです。
これでは、水分は余りすぎるほど有っても、酸素も枯渇して息苦しく、根の表皮もただれて腐ってしまいます。
水遣りとは、水分を根に与えると共に、新鮮な酸素も供給することです。
(置換法により、水を与えれば淀んだ空気は排出され、水が浸み込めば、水と入れ替わりに、新鮮な空気が吸い込まれます。
水を思い切り与えれば、表土から泡が出ている事が観察されます。
酸素入れ替えの現象の一つです。)
自然界では、雨がこの働きをしています。
雨の他に、風も空気の入れ替えをしています。
室内では、風の流れは、温度差として、微弱な上下運動としての対流しかありません。気圧の変化もありません。
屋外は、横風もあり、空気の流れ方向や風力も、複雑で、一定ではありません。刺激のある振動もあります。
これらが複合して、葉からの蒸散のみならず、土の中の水分や空気を表土へ押し上げ、蒸発や空気の置換をしています。
全体的に、万遍なく乾燥させる働きが、そこで引き起こっています。
陽射しも、一日ガラス越しの室内における直射日光より、例え半日でも屋外で直射日光を与える方が、光の成分としては、より有効です。
次に一番影響することは、室内にあれば、常に目につきますから、潅水量と回数が、自然と多くなります。
これが、問題です。
根には、木を支える太い根と水分、栄養素(養分ではない)を吸収する、綿のような細毛根があります。
この細毛は、湿り気(土の中の粒子間にある空間内の大気湿度)と酸素も必要としています。
細毛根は、寿命も数日間と極めて短く、常に生え変わっています。
この毛根の新陳代謝が、上手くいかないと、根腐れして、草木も弱り枯れてしまいます。
一度、タバコの煙か、線香(蚊取り線香でも、ドライアイスでもよい。)の煙で、室内のあらゆる位置の空気の流れを体験してみれば、良く解ります。植木鉢付近を重点的に。
更に、冷暖房完備ですから、寒暑のみならず、強風や雨が降れば、戸締りもしてしまいます。昔のように、開放的な十畳4間取りではなく、小さい部屋が多く尚且つ、戸締りして閉鎖空間とするのが一般的です。
時と場合により、開かずの間ということも多々見受けられます。
密閉して、空気も淀めば、不快虫も住み着き、埃もつもり、黴も生える。
昔は、病人に風は良くないとされていましたが、今では、窓を開けて換気せよとも言われています。
鉢土の中が、過湿なら、空気循環も悪く、根が必要としている酸素を有機質の腐敗や微生物の呼吸で、酸素も枯渇してしまいます。
最近では、水遣り3年とか、水持ちと排水性や団塊構造粒子の重要性とは言わずに、土の三相(固体土質、液体水分、と気体酸素の相性分布、バランス)というらしい。
巷では、健康的な根に必要な気相率は、15%以上必要で、理想的には20-25%と噂されています。
気相率等、難しい事は、置いといて、機会があれば、パンジービオラ等のポット苗を引き抜いて、産毛根を見れば、良く解ります。
土がジュクジュクでも、産毛根の部分は、さらっとした湿り気のある空間を確保し、真っ白に育っています。
http://pds.exblog.jp/pds/1/201201/07/95/e0206595_2143492.jpg
http://blog-imgs-43.fc2.com/h/e/n/henan/201112071727351ee.jpg
キーポイントは、
産毛根の発生や成長に必要な、適度な湿度と酸素空間を、いかにして、室内管理や鉢植で、作り出すか、保ち続けるかが重要である。
と言えるかもしません。
gardenfan
2015/05/21(木) 20:13:49
室内で管理した挿し木がなぜ失敗しやすいのか?
私はポリエチレンテレフタレート性のバーベキューのビールカップにバーミキュライトだけを入れて、オキシベロンを使って、衣装ケースに入れて管理するというようにお勧めしていますが、この方法で失敗する原因は差し穂のレベルとケースに貯めた水のレベルの関係です。
当然差し穂は水のレベルよりも上になっていないといけないのですが、室内で管理していると過保護になりすぎて、常に加湿状態になるとまずアウトです。
プロの接ぎ挿し穂はミスト処理されていますが、抗菌処理が前提です。
それと挿し木は法律上問題があるとの発言もありましたが、2000年以前の作出されたバラは18年しか有効でしたので、現在では挿し木して友人にプレゼントしてもなんら問題ありません。また大きなナーサリーではなくて個人で育種されたようなバラは、もともと品種登録するだけの費用を支払えないので登録されていないバラが多いです。勿論そのようなバラの挿し木は自由です。品種登録のホームページで確認してください。
最近のバラは育成権が30年となっていますので注意して下さい。
まさやん
2015/05/21(木) 21:54:06
ミッチーさん、バラ薔薇さん、gardenfanさん
ありがとうございました。挿し木をうまく育てるコツは『適度な保湿』が大切と理解しました。過保護は厳禁ですね。
再度、質問ですが『適度な保湿』とは最初に灌水した後は乾くまで放置で表土が乾燥ししてきたらミストスプレーするぐらいと理解して宜しいでしょうか?
バラ薔薇
2015/05/21(木) 23:10:01
この質問は、
室内における挿し木の成功率の問題ですか?
それとも、挿し木wa成功si発根後の苗の維持管理の問題ですか。?
>室内で丁寧に管理した----挿し木苗----の方が枯れる
挿し木苗
と書いてある以上、穂木や挿し木の方法の問題ではなく、
発根後の苗の育苗の問題と思い、回答しました。
挿し木の問題なら、花壇で簡単に、発根し根付くとの事ですから、別に、無理してまで、室内で挿し木する必要はないように思いますよ。
まさやん
2015/05/21(木) 23:31:05
バラ薔薇さん
説明不足、言葉足らずですいませんでした。
どうでもいい枝の挿し木は数打ちゃ当たる的に成功するのですが、本当に残したいの苗の挿し木(室内管理)がうまくいかず質問させて頂きました。室内管理だと過保護になり、水のやり過ぎになり失敗しているのかと思っています。どうも『適度な加湿』の加湿具合、水やりの頻度等がわかっておりません!
バラ薔薇
2015/05/22(金) 21:35:59
挿し木の難しい薔薇?
相性、得手不得手や環境もあるかもしれませんが、挿し木の難しい薔薇なんて記憶がないですが、世の中ひろいですから、有るのでしょうね。
5年10年もの太い古木寸長2尺でも、挿し木できますからね。
私の方法は、丁寧に挿すといっても、1mm粒の川砂で、屋外の木陰に置いておくだけで、至ってシンプルな方法です。
ホルモン剤など持っていても、利用することはありません。
水は、表面が乾いたら、これでもかこれでもかと、雑菌を洗い流す気持ちで、たっぷりすぎるほど水やりしています。
たっぷりと水をやるためには、屋外でないと不便です。
川砂は、排水良く、水持ちも良いです。重いのが短所ですけれど。
真冬には、凍結しても真夏は、冷涼な地温で安定していますから、私のお気に入りです。川砂がカチカチに凍結しても、挿し木にはあまり影響がないようです。
冬に挿し木すれば、春には花も見られますから、短気な方には、お勧めですね。
水道水より、雨粒の方が、酸素が多いのかどうか解りませんが、良いようにも思われます。
草木の中には、真冬の挿し木の方が成功しやすいというものもあります。
チャンスがあれば、探してみます。
手に入るかどうかわかりませんが、良ければバラの品種名と性質(クライム、ブッシュ、シュラブ)を教えてください。
取敢えず、毎月挿すそれと挿し数で勝負ですね。
挿し木が無理なら、余分なバラ苗に接ぎ木をするとか、本命を取り木する方法もあります。
挿し木でも、接ぎ木取り木でも、挿し穂の体内備蓄水分や栄養が切れるのが早いか、発根癒着する方が早いかの、生き残りを賭けた勝負の事です。
早すぎると感じた新芽新葉は、取り除いた方が無難です。
特に、暖かい時期の挿し木。
それを外部の私たちが、成功するように、心配りをするだけです。
何でも、難しく、複雑に、神経質に考え込むと、疲れるだけです。
それは、結果的に、不安と落ち込みを招く事になり、奈落の底を希望するだけです。
単純に、シンプルに、簡単に済ます事です。
その証拠として、著名な学者や評論家が、専門分野での実務家として、成功したことはない。
逆に、実務で成功した人が、指導者になる場合は、多い。
高度成長期以後、日本では、跡継ぎは、多くても、先発投手としてはいません。
日本以外の外国での実務家のほとんどは、学者や評論家でもある。
新規開拓するより、跡継ぎの方が、遥かに楽です。1%以下の努力ですみますからね。
それは、方向性の誤った、余分な神経は使っても、生存し成長させようとする本来の真剣みがないからです。
真剣みがないから、紙一重の誤差に気が付かない。見過ごしてしまうからです。
紙一重の誤差を如何にして、早く気付くかですよ。
気が付いたら、素早く対応する。
そのためには、いろいろな方法を試してみて、経験値を高め、いつになれば役立つか解りませんが、次の機会に生かす事です。
1本挿して思わしくなければ、10本100本と挿し、10本もあれば、毎週1本引き抜いて、進捗状況(発根細胞、カルスの成長度合い)を確認したり、芽出しが早すぎれば、3本芽摘みすればよい。
引き抜いて。根が1本しかなければ、根を半分の長さに切ればよい。
面倒なら、根を全部引きちぎればよい。
その時には、全体像と詳細像を確認しておかないと、ただ単なるいじめでしかない。漠然としたその時の無駄な好奇心で終わってしまいます。
人知れず、バラの挿し木と対話する事をお勧めいたします。
まさやん
2015/05/23(土) 10:40:19
バラ薔薇さん
バラの挿し木はそれほど苦手ではありません、種類問わず細い枝の草花の挿し木が苦手です。皆さんからのアドバイスがあったように、バームキュライトや川砂など種類を替えて色々な方法を試してみたいと思います。あとは表土が乾燥したらたっぷり水をやる、これを心がけてみたいと思います。
水やり3年とは言いますが、本当に奥が深いですね。親切に何度も説明を頂きありがとうございました。
まさやん
2015/05/23(土) 10:42:26
[[解決]]
解決押し忘れました(^^;)))
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