多肉植物の寄せ植えの組み合わせ

[園芸相談センター]の過去ログです

りの 2015/05/12(火) 10:58:05
多肉植物で寄せ植えをする時、多肉植物ならどれでも組み合わせていいのですか?寄せ植えに向いていない種類、組み合わせの相性が悪い種類があるのなら教えて頂きたいです。

多肉 2015/05/12(火) 14:44:02
多肉とは、概ね、生育条件の一つである、水不足干ばつ状況でも生きていくことができるように進化してきた植物の内、地下の根ではなく、地上部の茎又は葉に水分貯蓄タンクを持っているものの総称で、系統的にいろいろな科や属も混合して含まれています。
分類科学状では、例外的な分類。
極端に言えば、落葉樹と常緑樹、草本と樹木の区別分類のようなものです。

更に、多肉でも、葉がすべて棘に変化したもの(アメリカ大陸原産、サボテン)や一部変化し葉と棘が共存しているもの(多肉)や棘のないもの(多肉)と区別される場合もあります。
最近では、地下茎植物の一部も多肉に含められている場合も見受けられます。

原産地の環境もそれぞれ違いますから、多肉の性質も又、それぞれ違ってきます。
個別の(科属多岐にわたる)品種も多く、品種毎にもそれぞれ個性があります。
ここに、寄せ植えには、その場限りの見栄えのみならず、植え替えの事も考えておかなければ、近い将来には、だらしなくなってしまいます。
又、いろいろと支障も出てきます。

成長が早く草丈が高くなる、横幅が大きくなる、花茎が飛び出る等高低のアンバランス
他に、繁殖力が旺盛、株たち群落性、落葉性、花径の大小、紅葉性、棘の有無や長さ、植え替え適期のズレや植え替えの不自由さ、水遣り日当たり気温のアンバランスなどなど

瑞々しい緑のプロムナードに、大きく目立つ枯れ木が一本あったり、綺麗に生え揃そった芝生の中に大きな雑草チラホラやモグラ塚があれば、違和感を感じる。 このようなもの。

従って、どうでも良いことですが、多肉それぞれの性質を調べ確認してから、テーマを決めた方が良いかと。

調べるといっても、膨大な品種がありますから、ムリがあります。
矛盾しますが、今年は、テスト的に、好きなものを衝動買いして、寄せ植えして、おおよその性質を理解し、来年に、理想の寄せ植えを仕立てればよろしいかと思われます。
テストですから、近所で貰うとか、買っても、安くて品種多くをお勧めします。


まずは、品種の数を揃える事を中心に。


同じく、寄せ植えの他リース画像にも注意。

あくまでも、寄せ植えやリースは、ワンシーズン限りのインテリアと割り切った方が無難です。
七夕、盆踊り、クリスマスの飾り付けのようなもの。

通販には、要注意です。
一時的な見映え中心で、性質を無視した見映えだけの寄せ植えも多い。
婦人雑誌や写真の多い園芸雑誌にも注意。

基本的に、多肉は、温度さえあれば、一葉一茎でも、繁殖するものが多く、挿し木が、大変容易です。

りの 2015/05/13(水) 00:10:10
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詳しくありがとうございました。
ブログなどで寄せ植えの画像を頻繁に見かけるので簡単そうに思えましたが、
皆さんそれぞれ経験・知識を得た上で作られているのですね。

初心者の私にはまだまだ先の話のようでした。もっと性質や特徴を学んでから寄せ植えに挑戦してみたいと思います。


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