どの程度の大きさ又は金額のバラの鉢植えであれば,次々に開花させることが可能ですか。

[園芸相談センター]の過去ログです

nelton 【関東】 2015/04/28(火) 23:09:14
先日,通信販売で新苗を購入しました。1鉢1700円程度のものです。
私は,今年の春から開花して花を楽しむことができるものとばかり考えていたのですが,届いた新苗を見てがっかりしました。というのは,新苗の高さが40センチほどしかなく,しかも,花はもとより蕾さえついていなかったからです。今後,この新苗を育てていったとしても大きな花が咲くのにはかなりの時間がかかりそうです。
同梱されていた説明書を読んで,再びがっかりしました。新苗は,蕾がでても開花させることなく,切り落とすように書かれていたからです。開花させると株が弱り,株全体が大きくならなくなることが理由です。
ということは,新苗の花を楽しむことができるのは,今年の11月以降であるということになります。自分が不勉強であるのを後悔しました。
さて,ここから本題です。鉢植えのバラを購入して,その花を楽しむのが当初の目的でした。ですから,蕾のついた大きめのバラの鉢植えを購入しようと思うのですが,何年ものの鉢植えであれば,次々に開花させて楽しむことができるのでしょうか。大苗の場合は,新苗を育てて冬越したもので丈夫だということは理解しています。この大苗を鉢植えで販売しているものであれば,開花させてたのしむことができるものと考えるのですが,果たして正しいのでしょうか。
園芸店の店頭で,鉢を含めたバラの株の高さが80センチ程度で販売価格が2000円程度のものが販売されていますが,このような鉢植えのバラは,購入した後,次々に花を開花させて楽しむことができるのでしょうか。このような株の場合には,開花させると株全体が弱ってしまうのではないか心配です。
また,鉢を含めたバラの株の高さが100センチ以上あり,販売価格が4000−6000円程度のものが販売されていますが,このような鉢植えのバラの場合には,太いシュートが3本程度地面から出ていますが,購入した後,次々と花を開花させて楽しむことができるのでしょうか。
よろしくお願いします。

ラブリー 2015/04/29(水) 03:54:13
四季咲の新苗をその年に咲かせることは十分に可能です。
ただし、ツボミをすべて咲かせてしまうと、翌年の開花に障るのは確かです。
私はいつも、一輪のみ咲かせ、ツボミがほころぶ程度のタイミングで切花にします。
あとは、翌年のお楽しみです。

大苗は、プロの方が畑で新苗を一年育てたものです。
素人でも、半畳ほどの庭でも地植えにすると一年で立派な株になるものですが、プロが育てるとまた一段と強い主枝が出てくるので、育てやすく花を楽しめるのは確かです。
芽吹き前の寒い時期に購入した大苗は、その春から立派に花をつけてくれますし、特に一番花は素晴らしく大きく美しいものが咲きます。
翌年の目標になるので、私はいつも写真にとって保管しています。

値段とか、何年ものとかも大切ですが、木の勢いのいい品種、花付きのいい品種、病気に強い品種、など、メーカーごとにいろいろとあります。
鉢植えの多い我が家では、病害虫に強い&比較的コンパクトだが、樹勢が強い、ということでデルバール社のものが多いです。

次々咲く、という条件は、鉢植えでは少し難しく剪定と施肥のテクニックが必要です。
よく園芸店で見かける花付きの鉢植えですが、家にかえって鉢増しをして上げなくては以後の花は難しいですよ。
ツボミがついている細長い鉢は、バランスも悪いしなにより小さすぎます。
四季咲のバラを次々と咲かせるには、地植え、あるいは野菜プランター並にできるだけ大きな鉢が望ましいです。
ということは、いきなり大きな鉢にするわけですから、水管理のテクニックもいります。

そんなに急いでたくさんの花を咲かせるよりも、少しづつ鉢を大きくし、少しづつ樹形を作っていき、ああ、ことしはいい花が咲いたな!と長い目で見てあげるほうがストレスなくていいですよ。

薔薇バラ 2015/04/29(水) 06:06:34

あえて、私は、断腸の思いで、憎まれ口を叩きます。

   今の、あなたには、草花を育てる資格はありません。
      例え、足元に、道端に生えている雑草であったとしても、
      育てる資格はありません。
      お気に入りの造花か写真でも、植えておきなさい!!


その根拠は、
      育てる事 の意味を理解していないからです。

いくらお札を山積みしても同じことです。

本来は、幸せや喜びを買い、心を豊かにするものですが、逆に、不幸や悲しみを買い求めることになり、草花を傷めるばかりか、あなたの人生そのものまで、全てにおいて、無意識的に破滅破壊することになります。
取り返す事が出来ない甚大な事故を、買うことにもつながります。
それならば、お気に入りの美味しいスイーツでも食べて、寝ていた方が
余程安心安全な選択方法です。

この現象は、あなたに限らず、多くの人にも、共通することですが、
時代の流れですから、致し方のない事です。
ある意味、生まれた場所と時代が悪かったとしか言いようがありません。

と言ったところで、解決しないばかりか、逆切れされるだけですから、
今後の対処方法を、共に考えてみましょう。

趣味の園芸とは、手間暇を賭けて、育みながら、将来における夢を追い続けることです。

綺麗な鉢植えのお花を手に入れて飾るだけのインテリアとは、ここが大きく違います。

例えば、ケーキを例にすると、
ケーキの材料を集めて、組み立てるのか(調理、前者の育む)、
はたまた、出来合いの完成したケーキを集めるのか(後者のインテリア)
の違いです。

ケーキを作るにしても、小麦を畑で育てる段階が始め、小麦粉を作り、同時に、鶏や乳牛を育てながら、卵やバターを作り・・・・すべての材料を一から手作りする方法もあれば、中間省略して、スーパーで、ケーキセットを買い求めて、組み合わせる方法まで、いろいろとあります。
どの段階から始めるかは、個人個人の趣です。
美味しいか不味いかの出来栄えや評価は、それぞれの技量と立場により異なります。

今回のバラ場合を、整理すれば、
植物の一生は
1)種子を蒔いて→2)根や芽が生えて→3-1)小さな苗となり→3-2)大きく育ち→3-3)花の茎葉細胞ができて→4)花が咲き、種子を作り→終焉する。
1)〜2)を中間省略して、製造されたもの 3-1)の段階が、バラの新苗時代と言います。
更に3-1)を省略したものを、 3-2)の旧苗大苗時代といいます。
この段階で、多くの方が買い求め、夢と希望を抱いて、3-3)の段階から育て始めます。

いうならば、予選から参加するか、不戦勝シードされて一段上から参加するのかの違いです。
いずれにしても、戦わずして優勝(綺麗に咲かせる)はできません。
戦う途中で、病気体調不慮や怪我事故もあれば、審判ミスもあれば、夕立も台風もあれば、お腹もすけば、喉も乾く。スリップして転ぶこともあるだろう。テロリストが侵入するかもしれないし、戦争になるかもしれません。時として、テニスの試合に、テニスボールとラケットの代わりに、プールの中で、サッカーボールとゴルフのクラブで試合することもあります。
いかなる状態に置かれても、それらの課題をすべて克服しなくてはなりません。
すべて克服し優勝しても、一瞬の喜びで有って、すでに、次の試合が始まっています。途中退場や試合放棄は許されても、遅刻は許されません。時として、優勝していることすら、実感する事も無い場合もあります。従って、一瞬の喜びを共有することすらない場合もあります。
これが、趣味の園芸家といわれる、オタク集団です。
趣味ですから、予算も手間暇も無制限です。当然最少コストの最大効果などという概念は、持っていません。逆に最大コストを賭けても効果ゼロの方が多いです。

中でも、趣味とはいえ、バラとランは、ハイレベルクラスに位置します。神経質に管理しても、上手くいかない事も多いです。

かといって、特別な知識や技量が無くて、ほりっぱなしでも、綺麗に咲くことも多いです。
趣味の園芸とは、意味不明な分野です。

従って、販売価格の高い安いは、関係ありません。
こちらは、生産者や流通業者が、好き勝手に付けた一方的、且つやや強制的な迷示価格(適正明示価格ではない)です。
無料にしてくれとか、逆に提示価格をオマケニつけてくれと交渉すればよい。

>鉢を含めたバラの株の高さが100センチ以上あり,販売価格が4000−

概ね、開花鉢植えのお花は、切り花と同じで、見た買ったその日が、最高に良い状態で、2度とそれ以上にはなりません。悪くなっても良くなることはありません。

最後に、買ったものは仕方がありませんが、時節的に、5月ですから、
世間一般では、バラの季節は、今が最盛期に突入しています。
少なくとも、一瞬の喜びを感じ取ることのできる度合いの予測(出来栄え、開花の良し悪し)は、確定しているはずです。
いうならば、9回の裏の最終バッターが出てきたところです。バラの場合には、逆転ホームランは、在りません。
従って、負けていれば、延長試合に持ち込めるかどうか程度です。
勝ち越していれば、逃げ切れるかどうかです。
常に、毎回時々刻々のその時々の、今が最高の状態です。

バラ年間でいえば、
春の今頃が60% 切り戻し延長して45日後も含めて、(花数多く華やか)
夏は、5%(汚いものの花が見られる)
秋が、35%(花数すくないものの花色が鮮やか)
冬は、花がないので0%

ということで、今年に限るのなら、折角買い求めた、新苗を咲かせて、
楽しんだほうが良いと考えます。

>新苗は,蕾がでても開花させることなく,切り落とすように書かれてい>たからです。開花させると株が弱り,株全体が大きくならなくなること>が理由です。
は、儀礼の定例挨拶です。 
お偉い方の、真摯に受け止め謝罪します。
訴状を深く読んでいないので、コメントを控えます。
不本意ながら、税務当局の意向に従うことにしました。
多方面にわたり、お騒がせし、ご迷惑をおかけしたことを謝罪します。
などなどと同じ。

それ以前に、いつ枯れるか、いつ病気になるか、解ったものではない。
もうすでに、不治の病(黒星病)に、流通過程で、感染し、潜伏期間に入っているかもしれません。
夏になり幼葉が完成すれば、白黒がはっきりと表れてきます。

バラの新苗と大苗
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1119217456


何とかできない? バラの黒星病!!
http://allabout.co.jp/gm/gc/72877/
エイズや狂牛病と同じで、一時的に、抑え込むことはできても、完治することも予防することもできません。
専門農薬を買うより、苗を買った方が安く手間暇も軽減できます。
バラの景観見栄えより、耐病性に優れた品種の中から選んだ方が、お手軽です。
苗を買うときには、通販より、直接手に取って確認した方がよい。
できれば、黒星病品質保証契約付で。(1年以内なら無条件返品返金)

PL法を改正して、バラの黒星病に関して、発病した場合には、栽培者証明責任を免除するに改正しよう。
又、農薬において、黒星病完治の為に適正使用しても、完治せず又、再発した場合には、無条件で、その付随する損害を製造者に科す
と改正すれば、日本において、全てのバラは、販売されることはないだろうし、農薬も販売されることは無いだろう。

nelton 2015/04/29(水) 10:27:19
短時間で回答をいただき有り難うございます。
特に薔薇バラさんの回答は,分量があり,回答者の心意気が伝わってくるもので,私の心に非常に残りました。

まず,新苗であっても,蕾を全部咲かせることはできなくても,一部咲かせることはできるということでしたので少し安心しました。どのような花を咲かせるのかという程度で様子を見て行きたいと思います。

新苗については,日陰ではありますが,スペースがありますので,地植えにすることにします。

次に,店頭で販売されている鉢植えのバラについて,今後,手間を掛けて育てることを前提として,気に入ったものがあれば,丈夫な株を買って地植えにして育てようと思います。

様々な観点から意見をいただきました。有難うございます。

gardenfan 2015/04/29(水) 16:05:08
折角新苗を購入されたのですから今後を楽しんで下さい。新苗をまともに成長させられればバラの上級者です。

1. まず最初は八号鉢に根鉢を崩さずに植えかえて下さい。

2. 接ぎ木部分から3-4センチ上でペンチピンチして下さい。ペンチピンチで検索してください。

3. その後に出てくるシュート 新しい芽が伸びてきたら、ピンチを三回ほどくり返します。七月頃になりますが、それ以上伸ばしたくないのでそのころに出来た蕾は咲かしても構いませんが、小さい花しか咲きません。

4. 八月中旬以降に三段目で剪定しますと秋に立派な花が咲いてくれます。

バラ会でペンチピンチを指導されることはあまりありませんが、一回試してみると意外と簡単にバラをしっかり成長させられます。特に新苗をそのように処理するように指導すると皆さん自信を持たれます。

バラ会で指導されないのは、購入した時についてある枝をペンチピンチして横に倒すとその分のスペースが必要になるからですが、ハウス栽培のバラはすべてそうされています。我が家ではスペース確保のためにペンチピンチした新苗はブロック塀の上に置いています。

nelton 【関東】 2015/04/29(水) 19:48:49
親切な回答有難うございます。
新苗は,本日,8号鉢に植え替えました。
今回購入した新苗は,
アイスバーグ
新雪
ラ・セビリアーナ
の3株です。
どれも丈夫だということなので購入しました。
地植えにしようか考えましたが,とりあえず,鉢植えにして日当たりのいい場所で育てようと考えたからです。
一花だけでも咲かせてみるつもりです。
ペンチピンチについては,全く知りませんでした。
gardenfanさんの解説がみつかりましたので,挑戦してみます。
ペンチピンチをしても生長するということですが,バラは丈夫なのですね。感心します。

じったん 2015/05/05(火) 23:28:01
バラを自分でお育てになって、試行錯誤して、鉢できれいに、何回も咲かせればよいということですね。

新苗からでも、大苗からでも、鉢苗からでも、

できるひとはできるし、できない人はできないということですね。

バラの本を、お買い求めになって、その通りにされてはいかがでしょうか。いろいろ売ってますよ。

育て方については、ここでの質問への回答だけで、いくら名回答者さんたちでも、一言でいいあらわせるものではないでしょうしね。


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