シュンギクの間引き

[園芸相談センター]の過去ログです

エゲーヌス 【東海】 2015/04/11(土) 10:20:19
現在、シュンギク栽培の最中です。鉢植えです。ただし、これは野菜としてではなく、あくまでも園芸という形での栽培です。現在、双葉が生え、最大で1センチ前後まで成長したものもあります。
そのとき、種を植木鉢の前面にまいたため、かなりの数が成長しています。その際、当然間引きを行うつもりです。そこで質問したいのですが、この間引きはどのタイミングで行うのが理想と言えるでしょうか?

葉野菜 2015/04/11(土) 12:39:06
観賞用栽培として・・・

個人個人の好みもありますが、概ね(1)間引き植え替えと(2
)仕立て方の2点に絞って、お話ししたいと思います。

観賞用ですから、将来の景観をどうするのか、花をいつごろどの配置に咲かせるのかです。(2)が優先します。これにも2つあります。

植木鉢の大きさを5号15cmの円形プラ鉢と仮定して

2-1) 一本仕立て系として、縁周りに3-6本均等に配置します。加えて中心に1本植え付けます。
数が。少なければ、大きくなります。縞の季節なら、縦長になります。多ければ、低くなります。花数も少ないより多くなります。

2-2) 自然系寄せ植え風系として、生えた幼苗をそのままにして、全部育てる。傷んだものから、順番に間引いていく。
根域根張りの争奪戦ですから、弱肉強食となり、共倒れして、全体的に極めて低く小さくなって、育ちます。

間引くの意味は、移植せずに、共倒れしないようにし、万遍なく育つようにする方法です。
概ね、種子が大きく又は、移植を嫌う植物あるいは、作業負担の軽減処置としての栽培に、利用されています。
一粒蒔きでは、生えてこない場合もありますから、一か所に数粒づつ蒔く、スジ状条蒔に蒔くなどがあります。

従って、種子を蒔く場合に、単純にバラマキするのではなく、将来の姿をや作業負担も考えて、実施しなければ面倒な事になります。
又、不要な双葉(モヤシ苗)を、引き抜く場合に、必要な苗もガバっと引き抜けてしまったり、途中で千切れたりする場合もあります。

そこで、(1)の植え替え移植の工夫が必要です。
植え替えれば、配置はそろえることができますが、根(根毛綿根産毛根)を傷めますから、生育は少し遅くなります。
移植を嫌う植物は、根毛を再生する能力が退化しつつあり弱い性質があります。反面、地上部は、惰性で機能していますから、脱水症状で萎れて枯れたりします。
その対策として、退化せず種子の根毛再生能力が残っている時期に植え替えれば、枯れるリスクが低いです。
つまり、脱水と吸水(根毛再生繁盛期)の関係ですから、
1-1) 成長の度合いに応じて、リスクの低い方から、順に。
種子が割れたとき・根が生えだすとき・双葉(幼葉)が生えそろった時・本葉が少し生えてきたとき等なら、移植を嫌う植物でも、枯れるリスクは、低いです。 どの植物なら、どの時期 まで ならよいかは、植物と環境によりさまざまです。
1-2)移植時の環境の把握とメンテ
蒸発脱水は、主に、気温と風が大きく影響します。 此処でよく勘違いするのは、日当たりが強すぎる。大気湿度が高いとか低いとかとの混同です。同じことですが説明しやすいのと、失敗した言い訳の一つとして利用されます。少し意味が異なります。
気温は、低ければリスクが小さい。風が弱ければ、リスクが小さいと理解した方がよろしいかと。
簡単に、気温が低いのは、晩秋から冬から初春に駆けてです。だから、その時期は、成長も遅く植え替えのリスクも少なくなる。
今は、春の中盤で、これから急速に暑くなつてきますから、一日早く、作業した方が良い。となる。
気温が急速に上がりだすのみならず、草花の成長も早くなる。
植物の種類により、根毛の再生能力も急速に衰えせ整理淘汰される。
植え替えリスクが、高くなる。

植え替えたら、根毛再生能力を保護するために、潅水(新鮮な水と酸素を土壌に供給すること)と苗の元気さを見ながら、1-2週間程度、日陰静養させると尚更よい。
根毛の一生は2-14日です。 根毛の中で、選ばれたものが成長を続け根となると簡単に理解した方がよい。
実際は、根として生まれた運命と根毛として生まれてきた運命が違いますから、意味が違いますが、そのように、自分自身には、思い込んだ方が、後々理解しやすく、いろいろな問題に直面した時に解決しやすいです。

それらを理解したうえで、適当に間引けばよい。
適当ですから、的確に射る 〜 出鱈目にしても良い。好きにすればよい。 それは、成功率を高めるか、リスクを低くすると考えるかの違いです。
学問上は同じことですが、意味合いとしては、実務上とは大きく異なります。
簡単に理解する方法として
10/3X3 と 10X3/3をそれぞれ電卓で計算してみれば良く解ります。
学問上は必ず解は10の一つですが、実務上は、10と10以下の2つの解となる。
この微々たる問題が、致命傷となるのが実務です。

花を咲かせられるか、枯れさせるかの問題です。

1群)前者が許されるのが、ハヤブサ問題や宇宙天体観測衛星ブラジル問題
などの自然科学で、

2群)絶対に許されないのが、社会科学の中の経済科学分野としての金利計算です。

そして
3群)の天下りがごまかしているのが、年金問題及び統計広報問題などの社会科学分野。やリコール多発問題。憲法改正から最高裁判所問題なども該当する。 身近な問題として、夫婦親子喧嘩も同じようなものです。

エゲーヌス 【東海】 2015/04/12(日) 17:32:22
葉野菜さん、ご回答ありがとうございます。ご回答を拝見させてもらいました。その際、間引く作業は、暦の上でいくと、今月の中旬には済ませておいた方が望ましいという意味でしょうか?

葉野菜 2015/04/12(日) 18:27:50
一日でも、一時間でも、一秒でも早く済ませる事が望ましい。

暦と間引きとは、全く関係ありません。
暦は、目安であって、血液型占いのようなものです。
暦は暦でも、月基準の太陰暦の事で、太陽暦ではありません。
太陰暦であったとしても、間引きには、全く関係ありません。



>今月の中旬には済ませておいた方が望ましい
スタートアップの時から、すでに、間違っているのですから、訂正は早い方がよい。
首都環状山手線は、内回りも外回りもどちらでも、いずれは一周して、東京駅に戻ってきます。
この場合には、早く着くか遠回りするかの違いですが、見え隠れしていても四つ谷なら何周回っても、いつまでたってもたどり着きません。

間引くとは、余分なもの不要なものを取り除く事です。
種蒔するスタートアップの時から間違っていることを知りながら、
あえて、諸事情の都合で、多い目に種を蒔き、不要と判断した時に、切り捨てる行為です。一種の保険です。

いつ不要と感じるか又は、残していることによる新たなリスクを感じるかは、栽培者個人個人の好みです。
理屈としては、一秒でも早く済ませることが基本です。
一抹の不安があれば、不安解消確認時まで、延長することもできる。
この場合には、猶予期間とも言えます。
ある種の野菜栽培では、1日の違いで、収穫できるか捨てるかにも関わってきます。
白菜の種蒔、タマネギの植え付け、身近なものでは、台風・降霜・雨その他津波地震から冠婚葬祭行事・・・・・。

らんらん 2015/04/13(月) 07:19:02
ブラジルとか山手線とかいろいろ長々と書かれていいますが、簡単です。
植物の多くはお互い競いあいます。身近に相手がいると、先んじようとして生育を早めます。
しかしあまりに密に生えていると、頑張る前に栄養不足で力つきます。
だから、葉先が触れ合うかどうか、くらいを維持しながら抜いて行くのです。
時期は互いの葉先が少し重なり始めたころ、です。

エゲーヌス 【東海】 2015/04/15(水) 21:22:06
葉野菜さん、らんらんさん。返事が遅れてしまいましたことをお詫びいたします。間引きに関しては、何となく理解ができました。
ところで、これがもし、「株分け」ということになると、その事情も全体的に、かつ、根本的に変わってくるものなのでしょうか?


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