梅の盆栽

[園芸相談センター]の過去ログです

2015/04/09(木) 15:45:05
今年になって梅の盆栽を購入しました。見事に開花し、とても綺麗だったのですが、気になることがあり質問させていただきました。
@最初から枝の先が切ってあったのですが、もう剪定はしなくてもよいのでしょうか?今のところ枝が伸びる様子はないですが、葉が生い茂っています。
A最初から鉢から梅が根っこごと簡単にスポッと抜けてしまうのですが、大丈夫でしょうか?
よろしくお願いいたします。

メイちゃん 2015/04/09(木) 16:53:55
梅盆栽と庭木や実梅とは、管理の仕方が、少し異なりますが、本質は同じことです。

@に関しては、本来は各枝に、2芽残して剪定し、その後、来年に咲く花芽の下地細胞が確認できたら、開花した時の状態を格好よくする為に、新芽の先を軽く摘み、枝が伸びるエネルギーを抑え、花芽の充実を図ります。
花芽分化と蕾は、同じ花芽でも意味が違います。

ところが慣れないと、その意味が理解できません。剪定しては枝枯れさせ、芽を摘んだら、花が咲かないということが、多々見受けられます。
そこで、最初の1-2年は、野放しにして、枯れなければ良いということのみ専念した方がよい。
その間に、頻繁に観察して、その時々の変容を一つづつ理解した方がよい。
3年後からですね。

Aただの手抜きです。ほとんどは、コスト削減の為に、インスタント方式になっています。
詳しくは、どの鉢植え盆栽でも良いですが、盆栽の植え替え植え付けの仕方に、解説されています。
根を針金で、植木鉢に固定する方法。 安定させる方法等。

多くは、正月用のインテリア盆栽を買った場合の後始末としての、相談が多いです。
私は、花が終われば、直ちに、大きなプランターに、根を崩して、其の儘植え替えた方が、簡単で、長持ちすると答えています。
寄せ植えの場合には、松竹梅南天福寿草などバラバラにして。

その梅を植えたプランターに、余白空白がありますから、さみしいので、スミレでも寄せ植えしておけばよいでしょうと。

そもそも、盆栽というものは、どの植物でも、御隠居さんの、暇つぶしとしての位置づけです。手間暇かけないと、一寸した手違いで、枯れさせてしまいます。
如何にして、小さいエリアで、広大な自然を醸し出すかの自慢し合うゲームですから。 
極力小さくし、豪華絢爛に咲かせさせるか、いかにして歴史感や樹齢を表現させるかです。

それが進化して、裏ワザを使い、中間省略したり、つまみ食いしたりして、テイクアウトになり、インテリアとして時代の流れが、受け入れるようになってきました。
贋作とまでは言いませんが、自然感や歴史感を表現させるから、裏ワザテクニックの暴露版が、TVやDVDやネット情報です。
そうしないと、余暇を楽しむだけでは、食えない。食うためには、人気取りをしなければお金にならない。お金の為には、コスト削減しなければならない。コスト削減には、裏ワザ手抜きする事こそ、盆栽の値打ちであると意識改革しなければならない。・・・・・
もっとも、それがある故根強い人気があります。

最近は、洋の東西を問わず、忍者が静かなブームになっています。
中でも、野鳥を呼び寄せて、手のひらや肩に沢山止まらせ、集めるのが、見受けられます。
鳥寄せの術ですね。

これなどは、まだまだ裏ワザが、発見されていません。
大きく分けて2つの方法があります。
漫画や映画では、口笛を鳥真似するのが有名ですが、それは難しく、ごく簡単な裏ワザさえつかめばたやすいことです。

ということで、裏ワザを知っても、上手く使いこなせない場合が、多々見受けられます。
無難なのは、枯れさせないようにして、自然の様子を監察し、将来あるべき姿を築いた方が、望ましいかと。

メイちゃん 2015/04/09(木) 17:10:47
カメラオタクなら、鳥を探すとか待つなどは、事態遅れです。
野鳥を集めて、ポーズをとらせる、演技させるのことが、最先端なのです。野鳥に演技指導することまで、必要になってきました。

メイちゃん 2015/04/10(金) 21:22:46
なにを言いたかったかといえば、
梅に鶯 ホーホケキョなら、絵になります。
ところが鶯は、声は綺麗でも、姿が今一つです。
良く似たものに、目白がいます。
目白は、鶯より姿は綺麗ですが、声が今一つです。
CGではありませんから、合成するわけにもいきません。
そこで、鶯と目白を同時に招待する必要があります。
しかし、鶯と目白は、敵対関係にあります。住み分けをしています。
仮に、同時に招待したとしても、まだ不十分です。
次に、目白に求愛ダンスをさせなければなりません。
バックミュジックは、当然鶯に割り当てます。
そこまでいけば、理想的には、究極至極の梅盆栽の仕上がりとなることでしょう。
案外、雀やムクドリに、花を食い散らかせられるのが落ちとなるかもしれません。
クチバシの目的と構造が、異なる事に起因しています。

これが、次世代ハイテク時代の梅盆栽の本流になるかもしれません。
これを目標にするのも、一つの方法です。

梅盆栽の展示会で優勝することは、審査があり、審査は人為的に要因が多いですが、こちらは、人為的な要因をすべて削除した、純粋無垢の自然のみですから、案外簡単に解決できるかもしれませんよ。

【近畿】 2015/04/13(月) 12:04:22
[[解決]]
ありがとうございました。


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