椿の花
園芸
【九州】
2015/04/04(土) 10:53:25
地植えして10年以上、背丈は1m50cmくらいの椿ですが、毎年、多すぎるくらいのつぼみがつきます。今年も多すぎるので、少し摘花したんですが、現在は2cmくらいの丸いつぼみのままで落下しています。昨年までもつぼみから花が咲いてすぐには落ちていましたが、今年は開く前にすべて落ちています。
原因と対処法があれば、ご指導ください。
カメコン
2015/04/04(土) 15:12:06
1)ほとんどの場合には、除草・庭掃除・落ち葉掃除のし過ぎです。
2)ほかに、花菌核菌病によることもあります。
3)ほかには、気候や環境変動による体調不慮もあります。
簡単な方から
3)は、ほぼ対応不可能ですから、抵抗力順応化を待たないと仕方がありません。
八重多重咲品種なら、花びらの組み合わ様態で確認できます。
2)蕾ができたから、開花するまで、殺菌剤を噴霧しないと仕方がありません。
一回の殺菌散布で済む場合と、複数回噴霧しても、完治しない場合もあります。
効果のほどは、比較できないので、定かではありません。
芍薬の場合なら、その効果の是非は、はっきり出てきます。
葉にも異変が見られる場合もあります。
ガクと花びらの間に水滴が貯まったような感じがするとか、花びらの縁が傷むとか。蕾落ちしたり、蕾の小さいうちに枯れたり落ちたり。
1)簡単に株周り根周りの土を掘り返して、土をよく解して柔らかくし、腐葉土を混ぜて埋め戻す等根域改善がよいかと。
更に、腐葉土で、厚くマルチングすれば尚よいでしょう。
茎葉に対して明るい側の根張が悪いと木全体の調子がおかしくなってきます。
お話から推測すれば、3ほど前からすでに、その兆候があったと考えられます。 根張りに無理ができはじめた。
多くの方は、チャドクガが発生すると、人体の悪影響は当然ですが、
葉が一瞬で食い荒らされてしまいますから、枯れると考えがちですが、
枯れることはありませんし、花もそれなりに咲きます。
西日が当たるので、枯らしたとかも言われます。 そのようなこともありません。
冬場の季節風が直接の原因で枯れることもありません。
夏場の水遣りを十分しなかったから枯れた。 それも間違いです。
いずれも、多少傷むことはあっても、枯れることはありません。
とどのつまり、
植え付けるか、埋めるのかの違い。
剪定時期の間違い
水遣りや除草も含めて、根域を管理していない。無視している
この3点に尽きると思われます。
ということは、植え付け穴は大きく掘り、植え付け。
その後は、椿やサザンカに近づか無いことです。
中途半端に管理するより、むしろ剪定もしなければ、除草もしないこの方がよいですね。
こまめな人ほど、いろいろな不具合を良く見付け、良く椿を傷めてしまいます。
更に、その傷みをも加速させる傾向にあります。
つまり、一般的に、栽培者自身が、原因を作り、栽培者が、益々悪化するように手助けしているようにも見受けられます。
そして、栽培者が迷い悩み、投げ捨てたら、急に回復しだす。
という、面白い木です。
逆に考えれば、椿やサザンカの痕跡ログをチラっと見れば、家庭状況の概略が推測できます。
いうなれば、その家庭の日記帳か家計簿の一つのログですね。
松が表向きのセンスなら、椿は内側の事情を表しているかと。
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