オンシジュームのバルブについて
あやあや
2015/02/08(日) 11:49:45
はじめまして。
オンシジューム鉢植え購入し、満開となりました。
バルブにシワが入り、色も黄緑色になってきてしまいました。
根は緑色をしています。
プラ鉢ですが、変形してしまいました。。。
復活させるにはどうしたら良いのでしょうか?
よろしくお願いします。
蘭らんラン
2015/02/08(日) 23:31:24
基本的に、温度不足の低体温症と冬季室内管理による脱水症状の合併症かと。
昼夜の温度差が大きい(冬場の室内管理は、置く位置、窓ドアの開閉、暖房のon off等、植物にとっては過酷な環境です。)
パルブ系の蘭としては、比較的強く育てやすく花付も良い方ですが、乾湿寒暖差の時々刻々と目まぐるしい変動が大きいと、やはり過酷な環境です。
回復は、神頼みです。
蘭を生かし続けるためには、常に根を観察し根を育て、常に新芽を生えさすように、気配りが必要です。
開花条件と生かし続けるということは、別の問題として、考えるべきです。
着生ランですから、比較的根の状態は、観察しやすいと思います。
根が元気であっても、仮の命であって、クラウン成長点(新芽が前進する)が生きていなければ、やがて腐って死滅してしまいます。
概ねラン栽培の是非(上手下手)は、買った株の順化状況と栽培場所の環境で、決まってしまいます。
栽培者の自覚の是非(無意識的習慣性の癖)にかかわらず、その見極めと早期対処方法を知っているかどうかです。
概ね2-3年生かし続ければ、偶然であれ、環境と蘭が一致したものと思われる。
花は、満足するしないは別として、時節になれば、勝手に咲いてきます。自然と後からついてきます。咲くなといっても咲き出します。
預貯金の利息のようなイメージです。
綺麗だから開花株を買うことがほとんどですが、育てたいから買う場合と意味が異なります。
綺麗だから買うということは、ほとんど使い捨ての鉢植えの生け花として、手に入れたということで、生かし切れるということではない。
普通に育てても、一寸気配りすれば、3年程度はいかせられるものですし、生かせられれば、毎年咲きます。ここがオンシジュウムの良さです。
尚、ほとんどの人が、生かし続けられるランは着生ランではなく、地性種のシンビジュウムですが、花を咲かせるには、栽培上のタイミングが必要です。古来からの日本シランとかは、手間暇いらずです。
いずれにしても、赤道直下環境と、日本の四季環境では、随分とかけ離れています。
根本的には、もともとから、種子に自活する能力が欠けているからです。
更に、日本の環境に耐えうる性質の蘭としての品種改良より、毛色の変わった花を競うようにして、品種改良することが、今も昔も変わっていません。売れる商品づくり、目立つ品種つくりに特化して開発されてきました。
更々に、事業としての採算上の問題として、インスタント式短期間栽培で、どのような一般的な環境でも適応できるように、順応化もなされていません。
流通過程も、消費者にも、順応化に関する引継ぎがされていません。
蘭に関する、ありふれた取説程度すらない場合が多い。
蘭の群落系統別の取説は、もちろんですが、その他として、一鉢一鉢の蘭にも、個性があると割り切った方がよい。・・・・その@
ここに、何も知らずに買った蘭でも、水遣りだけのお手入れでで、毎年お花満開の増えすぎる人と、テキストを何かい調べ読みかえしても、長持ちしない人の差です。隣同士でも、上手下手がある。
栽培技量というより、たまたま環境やお手入れ方法が合致しただけです。
冬場に日当たりの良い暖かく広い事務所なら、案外うまく育ちます。
住居など、狭い部屋なら、一つの方法として、部屋の中でも、無加温簡易ビニールハウスの中に入れた方が、楽かもしれません。
・・・・セントポーリア法式。(少なくとも、湿度と温度の急激な変動は緩和される。)
休眠期は、乾季雨季で左右されるべきであって、寒暖で左右されるものではない。・・・環境の大きな違い2
病原菌は、我が国は黴天国黴文化として高温多湿ですから、別の問題として考慮する必要がある。
自然浄化は乏しく、耐性が未経験の異国からの蘭ですから。・・・環境の大きな違い3
動物と違って、植物の休眠や覚醒には、分単位でなく日にち単位での、徐々になだらかさが必要。
ある意味、人的障害としての有名な致命傷である、潜水病や高山病に、順化が必要なもの。
尚、日本の四季を無視する事が出来るのなら、花は、不定期開花が普通です。
以上は、私の偏見による所見です。
ひろし@小南部
2015/02/09(月) 09:09:31
蘭らんランさんのご意見はごもっともですが、、、
当面の株の救済方法ということであれば、オンシジウムの系統、品種にもよりますが、たいていの花ものとして売られているオンシジウムならば、
明け方最低気温10度以上、日中最高気温20度前後、空中湿度50〜70%、ガラス越し直射光が1時間以上当たる光環境で、植え込み材料が乾いたらの水やりと毎日朝夕の葉水(霧吹き)を継続すれば、
バルブ基部から新芽を伸ばしてくるはず、、、
>プラ鉢ですが、変形してしまいました。。。
プラ鉢が変形するということであれば相当な高温に当たったということでそのような事実があるならば熱死も考えられます。
バルブが皺がよって変形したというのであれば水不足、主に空中湿度不足です。
あやあや
2015/02/09(月) 09:32:42
ご意見ありがとうございます。
お水も乾いたら毎日ではなく、霧吹きで与えたり直射日光の当たらない明るい場所に置いたり、ひろしさんのおっしゃるようにしておりましたが、皺がはいってさしまいました。。湿度不足かも知れません。
変形は根が中で張りすぎてるって事はありませんでしょうか?
相当な熱さはないかと思うので。。
植え替えした方が良いでしょうか?
まだまだお花が付いている状態です。
あやあや
2015/02/09(月) 09:46:51
新芽は出てないようです。。
花が散るともう枯れてしまうのでしょうか泣
蘭らんラン
2015/02/09(月) 12:49:27
着生蘭&岩礁蘭は、地生蘭(シンビジュウム)と違って、狭義の根詰まりは、ありえません。
それは、例え根詰まり状態になったとしても、古く衰弱した根が腐って、その隙間に新たな根が侵入します。
多くの場合には、鉢穴や地表から根が夜逃げして、生きていきます。
シンビジュウムの場合は、鉢の中で繰り返されますから、植木鉢が割れる変形するとか、引きぬけなくなる。
本来は、シンビジュームの根詰まり状態でも、生きていきますが、腐った根に、日本独特の雑菌が発生しますから、蘭が雑菌により死滅する事になる。試したことはありませんが、流水で、植木鉢の雑菌を常に洗い流し続ければ、死滅することはないと思います。
コチョウランを2年程度、浄水器の排水を流し続けたら、元気に生き続けて、時節には花が咲いていました。
又、シンビジュウムの廃棄処分する根を、半年程度乾燥させ、それを草花の鉢底石の代わりに利用したことがあります。
しばらくしたら、バルブが生きていたのか、新芽が生えてきました。
何が幸したのか不幸なのか、解らないものです。
そういった意味で、 神のみぞ知る と表現しました。
通常は、3-7で、7が死滅する。例え新芽が生えても、5-5の割合で、ひ弱なものになる。 それでも花は見られます。
新芽は、不定期で生えてきます。 花後の暖かくなれば、その確率は高くなる。気温や湿度が高すぎても低すぎても生えにくい。
気温には、夏休みと冬休みがあり、湿度には、乾季休みがある。
更に、ずる休みもあれば、病事故欠や遅刻もある。拗ね休みもある。
平均温度15度から25度 湿度は、しっとりと湿っていて尚且つそこそこの微風横風の通気があるのが、良いように感じられます。
蘭は、不謹慎な用語を使えば、もともとからカタワとして、生存し続けてきました。 それは、蘭には、食べ物を食べる口がない。毛根産毛根がない。 そこで、寄生虫(菌根菌)を体内に侵入させ、養分を蓄えた、その寄生虫を消化している。
従って、蘭に寄生虫が、宿っている(寄生虫が悪い)というより、寄生虫に蘭が宿っている(蘭が悪者)と、単純に思い込んだ方がイメージとして、理解しやすいかもしれません。
寄生虫といっても、食べ物ですから、蘭にも好き嫌いがあります。
葉緑素を持った寄生虫もいれば、持たない寄生虫もあります。
根が生きているというより、寄生虫が生きている。
従って、蘭を生かすには、寄生虫を繁殖させないと、面白くない。
寄生虫がいなければ、蘭は栄養失調で死滅してしまいます。
併せて、蘭を植え替えるということは、堆積した雑菌を取り除くためのもの、お風呂に入って、汗や垢を洗浄し、寄生虫を繁殖させるためのものとイメージした方が良いかも。
植え替えは、温度と湿度が保たれるのなら、365日いつでも好きな時に植え替えられます。
概ね、一般的には、成長が旺盛になる前後が、植え替えの失敗が少なく生かしやすいので、テキストでは、春が良いと解説されています。
心配なら(状態・原因を知りたければ)、丁寧に引き抜いて、目視すれば良く解ります。時と場合により、植木鉢を破壊すれば簡単です。
何もなければ、違う植木鉢に、そのまま戻せばよい。
本来の質問目的は、枯らしたくない、枯らす事への恐怖感からの解放でしょ。
それならば、枯れる心配や不安を重きにするより、枯らさない為の、最適な方法を探した方が楽しいのでは・・・・迎え水を灌ぐ方式。
枯れるものなら枯れてみよ!! 絶対に枯れることは許さない!! という
戦闘意識をもち、戦闘態勢を整えないと、面白みのあるゲームにはなりませんよ。
天命や子供には勝てないものです。従て、シャーマンを呼ぶか、なだめすかさないと、次へ進めません。
以上は、極端な表現ですから、イメージとして、理解してください。
詳しくは、ネット散策で。 ただしネットの欠陥として、新旧が解りずらいものです。
所謂、いつの時代の話なのか、分からない。
10年前に流行した服を着て、明日のファションを論争しても、意味が通じません。
襟やガラを変えるというのなら、話は別ですが。
主たる目的を明確にし、考えられる手段を選べばよいことです。
できるだけ目的は、一つに絞り、他の目的は、添え木程度とした方がよい。
手段は、無限にありますから、もっとも効果があると思われる手段のうちで、好きなものを選べばよい。
今は、飽食の時代、断捨離推奨時代ですから、失敗してもいくらでもありますから、未練があれば再び調達すればよい。
長い目で見れば、価格も絵札の有無や花形景感を無視すれば、無料から100円程度であります。
今の花を優先するのなら、朝顔につるべ方式もあれば、
ダメモトで、来季の花を期待して・・・・・
もあります。
どこに、重きを置くかです。
蘭らんラン
2015/02/09(月) 12:53:55
着生蘭の根の例。
http://blog.loop55.com/?eid=1131
極論の補足、
着生蘭の根は、水分補給の一部品としがみつき吹き飛ばせられないための部品と寄生虫の培養飼育箱と思った方が良いと思います。
ひろし@小南部
2015/02/09(月) 13:43:10
新芽が伸びるのは花後です。少なくとも花軸が緑色の状態では新芽が伸びないので、早く新芽を出させたい場合は花軸を早めに株元で切り取ってしまうことです。植え替えは新芽が伸び始めてからが良いので、花をつけたまま植え替ええするのはよくありません。
鉢の変形について、ですが、
シンビジウムなら蘭らんランさんご指摘のごとく根詰まり状態から株が浮き上がったり鉢を膨らませたり割ったりなどすることはよくあることですが、オンシジウムの細い根で根詰まりのため鉢を変形させるのはちょっと考えにくいです。よほど肉の薄いポリポット、ビニルポットであれば別ですが。
蘭らんラン
2015/02/09(月) 15:33:21
雪雨が降ってきたので、中断しました。土を寒晒ししているので、
雪雨は、都合が悪いです。
>ただしネットの欠陥として、新旧が解りずらいものです。
>所謂、いつの時代の話なのか、分からない。
>10年前に流行した服を着て・・・・
の意味は、例えば、世界新記録といっても、毎年のように更新されています。
その記録数値が、いつの時代に、なされた偉業なのかも、理解していないと、勘違いします。の意味です。
一つのヒント参考事項でしかありません。
高名な論文であったとしても、同じ。
覆せないものは、唯一画像のみです。
ネットの利点は、公開量やいろいろな人の意見が、ネズミ算的に増えて、誰しも手短なものになったことです。
ラン栽培でのもっとも偉大な功績としては、個人的に、段ボール栽培と思っています。
この発見は、素人でありながら、蘭マニアであって、学者ではない。
学者には、そのような素養はない。
余談ながら、携帯電話やネットの最初の提唱者は、学者でも無ければ、
技術者でもなく、その分野において、全く関係のない素人である旅芸人たるピアノ演奏者とそのピアニストと全く関係のない趣味のアマチア無線家が、融合した結果のようです。当時としては、最初は、全く相手にされなかったようです。地動説と天動説のようなものかも。今は、両者合体したものとして、認知されている。
これを共振とか共生とか言うようです。
蘭で面白いのは、下花びらをリップと呼ぶのが流行っている。
日本語は、舌という。
舌と唇は、全く違います。むしろ顎といった方が良く似合うかも。
西洋人と東洋人の視覚慣性の違いが垣間見える。
未来の日本人は、リップも止めてチンもしくは、ノートン(北の意味ではない)と呼ぶようになるかもしれません。
蘭らんラン
2015/02/09(月) 16:00:22
余談ついでに
圧力鍋も随分と性能がよくなり、価格も安くなった。
これを滅菌・密閉挿し・難解な発芽植物用、又は、使い捨てカイロとコラボさせれば、バイテク実験も手短なものとなる。
後は、純粋元素や化合物単体の結晶体作りにおける廉価簡易版が欲しいものです。
あやあや
2015/02/09(月) 22:39:14
新芽は開花後なのですね。
枯らしたくないばかり焦ってしまいました。
今何かしてあげれることをしようと思います。
ひろしさんの言うように開花中の植え替えはやめときます。
まだまだ知識不足で、相談に乗って頂きとても勉強になりました。
園芸相談掲示板@園芸相談センター