カニサボテンがしもにやられました

[園芸相談センター]の過去ログです

じばにゃん 2014/12/29(月) 15:24:30
カニサボテンがしもにやられてしまいました。わかめのようにふにゃふにゃになってしまっています。この後、対応できるでしょうか?

ばんざいうさぎ 【北海道】 2014/12/30(火) 01:19:07
正直助かるかどうかの保証はありません・・・。
これから数日様子を見ていて、しゃっきりせずにうなだれてしまい葉の色に透明感が出て目に見えて濃く見えるようなら完全に凍って細胞が壊れる「シバレ枯れ」したという事になります・・・。

それでも少しでも望みをかけて対処したいなら、すぐに数日間玄関内に取り入れて様子を見る事です。
急に暖かい所に移してしまうと止めを刺す事になりかねないので(急に温度環境を温度差のある所に移動させてしまうと体力が消耗するので)室内よりはかなり寒いけど、まだ屋外よりはマシな数度くらい温度の高い場所に置いて様子を見ます。できれば日差しが入るならなお良いですが、玄関内でも暖房が入っているような場所は良くありません。
運が良ければ徐々に元に戻るはずです。

これで助かった様なら、更に廊下に1週間、無加温の部屋に1週間と徐々に少し室温の高い場所に移動させながら馴らしていき、最終的には人がいつも居る部屋に置いて春まで越冬させてあげて下さい。屋外に置くときは反対のルートで移動させながら徐々に屋外の温度に近づけ馴らしていきます。

カニシャボテンなどの仲間は元々はブラジルなどの南米に自生していた熱帯性の物です。シャコバサボテンとも呼ばれるデンマークカクタスなども本来耐寒性は強くなく元々室内のみの栽培が想定されています。
この植物に何故北国の名前が付いているかの由来は「冬には色が乏しくなる北国の室内を、明るく花色で飾って鑑賞できるよう」に、デンマークでの品種改良が盛んだったからで、デンマーク以外で品種改良されたシャコバサボテンはクリスマスカクタスと呼ばれます。

南米原産なので耐寒性が強い方ではありません。日本の冬の屋外だと耐寒性がギリギリ耐えられると言う地域も多いのでずっと屋外に置いてしまう人もいる様ですが、思いのほか寒い気温が一晩でもあると凍ってしまい「シバレ枯れ」することがあります。
日本の冬の屋外で普段は凍らずに置けていても、実は株にはかなりのストレスとなりますし寒い時期に開花時期も重なるので、できれば晩秋以降は室内に取り入れてしまい室内で栽培して花を咲かせてあげた方がずっと難なく機嫌よく育ってくれます。

春〜晩秋の生育期間は屋外で栽培していて冬は室内栽培にする時も、屋外から室内の急な取り入れは以降不調に陥ることもあり得ます。それを防ぐためにも、今回の現在の状態への対処のやり方の様に徐々に室内の温度に馴らす方法を行ってあげて下さい。本来は今時期じゃなくカニサボテンだと少し早目が良いです。この方法はサボテン以外の熱帯性の植物の秋の室内への取り入れ(越冬)方法でもあります。

その際、カニサボテンの類はあまり早くから室内に取り入れると蕾が付かなくなることもありますので、室内取り入れの場合は蕾が付いて大きくなるまで夕方から朝までは厚手の箱などを被せて室内灯などの光を避ける「単日処理」をしっかりと行ってあげて下さい。

じばにゃん 2014/12/31(水) 14:41:50
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ありがとうございました。がんばってみます。


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