モンステラの空中の根

[園芸相談センター]の過去ログです

自給自足 2014/12/26(金) 11:45:38
お世話になります。
ダイソーの100円のモンステラが成長して葉に割れ目も入ってきました。ところが、茎の途中に2か所ほど気根?が出てきて太くなっています。これは水を土から吸い上げにくいという事でしょうか?
通販サイトのモンステラの大鉢の画像を見ても、白い根など見えていないので、何か育て方に問題があるのかな?と心配です。
このままほうっておいても大丈夫でしょうか?
鉢より上のサイズは45cm位で陶器の10号鉢程度に植えております。
よろしくお願いいたします。

ばんざいうさぎ 【北海道】 2014/12/28(日) 12:56:15
モンステラを含む熱帯性の観葉植物には大きく育てば気根を出しはじめるものが多いです。何年お育てになっているかはわかりませんが購入時はチビ苗だったのが現在の大きさまで無事に育てられたので幼葉期が過ぎて切れ込みのある葉になってきたのでようやく大人の株になり始め気根も出てきたと言う事と思います。

市販の物は育てている環境や見た目の問題から何らかの方法で出にくくしているか、茎へ切り跡が残らない様にとすぐに切り取ってしまっているのではないかと。何本もうねうねと方向性も無く伸びてしまっていれば出荷など運搬時に邪魔になりますし、何かの加減で引っ張ってしまったら茎の所から千切れたりで茎自体を傷つけてしまう原因にもなりますから・・・。

モンステラが育ってくれば気根が何本も出てきて伸びる事は普通の事と思います。熱帯性観葉植物の気根と言うのは、空中湿度の高い自生地で水分を取り入れる為に発達してきたそうです。現地だと温度もうんと高くて好環境なので育つスピードも格段に速いでしょうから根が吸いあげる水分だけでは上の方に辿りつく量が足りなかったりするのかもしれません。それを補うのに進化して気根が出来、目だって発達してきたのでしょう。

日本での一般家庭に置かれる環境の室温・湿度だとそれほど育ちは早くなく気根が生えても吸える湿気はあまりないので無ければ無くて大丈夫なのだと思います。日本の一般家庭ではそこまで大きくなりすぎる事も無いと思いますし・・・。

実生苗から育てられた株だと日本で育てると幼葉期が長めで葉に切れ込みが入るまでが遅いと思うので、購入からそんなに年月が経っていないのに切れ込みが入ってきたのなら、もしかすると大株の枝を切って土に挿し根を出させた挿し木苗だったのかもしれませんね。もし枝から育てば茎も太いし幼葉の期間は短めなので早くから気根も伸びてくると思います。

気根を残すか取り除くかは持ち主のお好み次第と思いますよ。要らないなら出てきたらすぐに茎の所の付け根から切り取って下さい。

私はモンステラでは無かったですがフィデンドロン・セローム(育てばヤシの木の様な見た目になる)を小さな10センチくらいの実生苗のうちから一メートルの高さまで育てていましたが(北海道なので冬の室内がとても暖かいのが良かったようです)、途中から茎の下の方から気根が何本も伸びてきていました。最初は見た目から伸びれば土の方に誘導して気根の先端が土に潜るようにしていました。あのまま大きくなって茎の上の方からも気根が出てくるようになれば自由に伸びさせてあげたいと思っていましたが、事情により厳寒期に急に2泊無暖房で留守にしてしまい室温が冷下まで下がってシバレ枯れさせてしまいました。
幼葉だったのが育つにつれて新しい葉の切れ込みが徐々に深くなっていくのが見ていて面白かったのに、とても残念で・・・。現在は居間が狭い家に住んでいるので大型の観葉植物が置けずセロームは育てられずにいますが、もし置ける環境が整えばまた実生苗から何年もかけて育ててみたいなと思っています。

自給自足 2014/12/30(火) 04:07:46
ばんざいうさぎさま、回答ありがとうございます。
ミニ苗は細い茎のもので、購入後二年たちました。
卵より小さな葉に切れ目が入る様子は見ていて嬉しいですよね。
気根を私も土に埋め込もうとしてましたが、その気根も太さ1cmで
曲がらずいうことを聞きません。(^_^;)
異常でなければ安心してみていられます。

まだまだ大きくしたいと思ってはいますが、今後もしも
増やそうと思えばその気根がついた部分を挿し木すると
すぐにそこから水を吸い上げられるのでしょうか?

♪フィデンドロン・セローム すてきな観葉植物ですね。
私もこのような葉物が大好きです。大苗は高価なので
チビ苗から育ててみたくなりました。

アドバイスありがとうございました。

Aquiya 【関東】 [URL:http://aquiya.skr.jp/] 2014/12/31(水) 00:03:05
補足として書かせていただきます。

気根というのは茎から空気中に伸び出した根のことで、その機能によって付着根/支柱根/保護根/呼吸根/吸水根などに分類されます。
モンステラの気根は主に、「付着根」の機能を持つものと考えられます。
つまり、ほかの樹木などに気根を張り付けて、よじ登っていくための足掛かりとするわけです。
気根が伸びて地面に達すると、支柱根や水を吸収する根の役割も果たします。

ばんざいうさぎさんがお書きになっている通り、生長すると必ず出すものです。
「モンステラ 大鉢」で画像検索すると、ほとんどの写真に気根が写っているのではないでしょうか。

空気中に伸び出した気根は、そのままですぐに水を吸収できるわけではありませんが、土に刺さってしばらくすると吸水できるようになります。
従って、空気中に伸び出した気根付きで挿し木しても、その瞬間から水を吸収できるわけではありません。
気温の高い初夏に行っても、水を吸えるようになるまでには一週間程度は掛かると思います。
ですから、通常の挿し木と同様、あまりたくさんの葉を付けたままでは蒸散が激しく、しおれてしまう可能性もあります。
適当に葉を減らして挿し木を行いましょう。

自給自足 【中国】 2014/12/31(水) 19:32:41
[[解決]]
quiya様、補足ありがとうございます。
モンステラ大鉢で検索しましたら、根本付近のアップも見られて
本当に気根がついているものもあり、安心いたしました。
挿し木で増やすのはやめて大きく育てる事に致しました。

(ダイソーの100円のものがすぐに30cmサイズの葉になるので
増やすならそれを購入した方が良いなと判断)

お二方様、ありがとうございました。<(_ _)>


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