カエデの異変

[園芸相談センター]の過去ログです

北国の老人 【東北】 2014/11/23(日) 07:57:52
 庭の古い大きなカエデの木です。9〜10月頃,その枝の先端付近の太さ1〜3cm程のところで,青い葉がついたまま多数折れて垂れ下がる現象が起きました。総計30ヶ所位いでしょうか。11月になって,強い風が吹いた後,その折れ目の所から切れて地上に落下しました。折れ目を見ると,枝に直角な滑らかに切断された面と,その面に垂直に(枝の軸方向に)空いた穴が,1〜3ヶ所見えます。折れた枝についた葉は紅葉したものと紅葉前に枯死したものがあります。この現象はここ数十年間で初めて見ました。
 現象名と,原因および対策を御教示頂きたくお願いします。

モミジ 2014/11/23(日) 10:13:37

>折れ目を見ると,枝に直角な滑らかに切断された面と,その面に垂直に>。(枝の軸方向に)空いた穴が,1〜3ヶ所見えます。

俗にいうテッポウムシ(カミキリムシかキクイムシ)の産卵被害でしょうね。
カミキリムシの種類も多く、又産卵場所もいろいろです。
株元の被害は良く目立ちますから有名ですが、枝に産卵する場合もあります。
又、枝には小鳥もよく飛来しますから、落ち着いて産卵することもできず、あちこちへ飛び回りながら産卵したものと思われます。
種類により、産卵後羽化して巣立つまでに、1-2年住み着いているものもいるようです。
枝の中を食い荒らす移動方向と枝の強度の関係で、強風でちぎれたのでしょう。

時には、鳥が幼虫を食べたり、戯れで(メスを呼ぶダンス?行為)枝をクチバシで切る場合もあります

対策は、大樹ということですから、ありません。

テッポウムシの生活様式が地中のモグラのように迷路になっていますから、消毒もしないよりはした方がよいという程度。(他の病害虫の抑制の為、悪は悪を呼ぶ連鎖反応阻止為)

後は、枝切り剪定して、他の産卵場所を取り除くと共に、風通し採光を良くし、害虫を寄せ付けないようにすることかもしれません。

モミジの景観剪定の仕方は、ご近所やドライブ途中を見回せば、庭師が剪定した跡が見られます。
ほとんどの中太枝や細い枝は無く、骨組みだけで、短い梢と葉が少し付いているだけです。

モミジ 2014/11/23(日) 10:40:01

剪定も時節により樹液が噴き出して止まらない不安(ほっておけばよい)
や翌春に新芽が飛び出して目立ち過ぎ、よけいに不細工になるなどの問題もあります。
何事も、常日頃の整理整頓&メンテが必要なものです。
持てる者の贅沢な悩みです。

モミジの剪定サンプル
剪定後翌春からの徒長枝(飛び出し枝)・・・まだましなほう
http://uekiya.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/005.jpg

剪定(庭師でなく個人ならもっと切り落としても良いと思います)
http://greencare.cocolog-nifty.com/ga/images/RIMG0008.jpg
http://dreamgarden1006.blog.fc2.com/blog-entry-47.html
http://saienojisan.up.n.seesaa.net/saienojisan/image/IMG_0001_1-4756c.jpg?d=a0

形が整うまで、2-3年継続して徐々に切り下げるようになることでしょう。

北国の老人 2014/11/23(日) 15:43:56
[[解決]]
 モミジさん,早速の御教示ありがとうございました。テッポウムシ(カミキリムシかキクイムシ)の仕業らしいということで,了解しました。消毒しようにも,脚立も届かないような高いところですので,まずは1,2年様子を見ることにします。
 ありがとうございました。


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