胡蝶蘭の水やり

[園芸相談センター]の過去ログです

ミカン 2014/11/02(日) 09:37:27
関西に居住しています。先日胡蝶蘭を頂いたのですが
三本の白い花が咲いています。当方蘭は、始めてなので育て方に戸惑っています
ネット検索でいろいろと調べましたが、水やりは、「鉢底までタップリとあげる」または「水コケを湿らす程度で霧吹きであげる」とありました。
どちらがt正しい
方法ですか?宜しくお願いします

旧ミカン 2014/11/02(日) 13:10:29

どちらも正しい方法です。

>鉢底までタップリとあげる
この方法の事を「雨季派流」と個人的には言っています。
以前に実験したことがあります。
もらい物の花が終わったので、ダメもとで、
ほぼ1年間植木鉢の表土の上に管を置いて、水を流し続けたところ、コチョウランは傷まなかったどころか、花も咲いた。寒暖四季もありますから、偶然かもしれませんが、結果として、健康に育ち、花も咲いた。
「湧水石清水流」とも言えるかもしれません。

反対に、完全に水を切って、ミズゴケを乾かしたらどうなるのかという疑問が湧き、探していたところ。
窓の多い倉庫に、もらい物なのでしょう。花も終わり、ほりっぱなしなのが、隅っこにおいてありました。不在の倉庫ですから、たまに荷物の出し入れする程度で、水を与えている感じも見受けられない状態ですしたが、湿度があるのか、葉は萎びれていなかった。少なくとも、3ケ月以上は経ているように感じられた。あげるといっていたですが、いつも別れ際に、持ち帰るのを忘れてしまって、そのままになってしまいました。
又、ある閉店した店舗にも、同じような状態のものがあった、
こちらは、最初は造花かと思いましたが、花がない葉だけなので、生花だろうと思いますが、こちらも相当長い期間葉は萎びれていなかった。
こちらは、掃除をしたのか、いつの間にか処分されていた。無事夏越ししたのまでは確認しています。
 「乾季派流」とでもいいましょうか。

一般的な参考書では、ミズゴケが乾燥したら、2-3日後に、底水が流れるほどたっぷりと与えて、したたる水を切る方法、や
霧吹きをして、葉や根とミズゴケを湿らす方法が、最近の流行です。

何をしても、葉をしおれさせて枯れるというより、葉が透き通ったようになり腐らせる事故が、多いようです。
余程慣れる。少なくとも2年間生き続けさせる実績があるか、(生きていれば、花は勝手に咲く。生かし続けることが大切です。)
又は、余程、環境がコチョウランの自然生育に適していないと、生かし続けることは、難しいものです。

簡単に育てられる人と、枯れさせる人の違いは、一寸した違いです。
ここに、容易という人と困難という人に、極端に分かれます。

他の手短なランとして、シンビジュームやカトレアに、何をしても、花が付かない。まれに、花がついても花数が少ない等も多くみられます。

比較的、オンジュームやデンドロビウムは、ほとんどの人が、ほりっぱなしでも、毎回咲かせられるようです。

初めてのコチョウラン栽培とは。
根の状態表情をよく見ながら、何が何でも、生かし続けることが、秘訣なのかもしれません。
葉は萎びても取り返しがつきますが、葉が透き通れば取り返しがつきません。
見続けるものは、葉でも、花でも、高芽でもありません。 ただひたすら根のみです。葉や花や高芽は、後からついてきます。

このような植物と割り切っています。

ミカン 2014/11/02(日) 17:10:43
[[解決]]
>見続けるものは、葉でも、花でも、高芽でもありません。 ただひたすら根のみです。葉や花や高芽は、後からついてきます。

そうなんですか?大変ありがとうございました。胡蝶蘭=温室=難易度イメージがありました。根っこを意識しながら 肩をはらず 育てていきます。

ひろし@小南部 解決後 2014/11/03(月) 15:27:39
解決後ですが、、、
胡蝶蘭の原種は熱帯、亜熱帯のモンスーン気候帯、不明瞭ながらも雨期乾期のある気候下で樹木に着生しています。雨期に葉を伸ばして成長し、乾期に休眠して、その間に花芽を成長させるパターンが標準的です。(交配が進んだ結果そのパターンに当てはまらない場合もありますが)
成長期と休眠期の水やりは当然異なってきます。成長期はほぼ「水を切らさない」水やりが必要になります。植え込み材料が乾き気味になってきたら水やりしますが、水やりの際には鉢内の空気が入れ替わるようにかけ流すくらいの勢いで与えるのがコツです。原生地の雨期は午後の夕立のようなもので豪雨ですが長雨にはなりません。
降雨が減り気温も少し下がる乾期には植え込み材料が乾いてからスプレーなどでしっとりする程度の水を与えます。降雨というよりは雲霧の中での湿りというぐあいにすればよいのです。
胡蝶蘭に限らず樹上着生の蘭の根は空気を好むので根腐れを防ぐため一般的には「乾いたら次の水やり」ですが、成長期の根腐れの原因は空気不足ですので、鉢内の空気を入れ替える水やりをすれば空気不足にはならず、水不足による葉の生著王停滞を防ぐことができます。
梅雨時の長雨は根の成長のためには、あまり当てないほうが良いのですが当てても根腐れまでは至りません。雨水が空気を溶かしているので空気不足にはならないからです。ただし、根の成長は悪くなります。
休眠期は根の活動も低下しますから休眠期の水の与えすぎは禁物です。


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