あさがおの種について

[園芸相談センター]の過去ログです

さつき 【甲信越】 2014/10/27(月) 15:02:21
種で育てるヘブンリーブルー?というアサガオだと思います。

南側は、日当たりが良すぎ、アブラムシが多く、種があまり採れずに枯れました。

北側に地植えした苗がまだ毎日花を咲かせています。
こちらには種が出来てはいますが、なかなか茶色くなりません。
中には、実がいりすぎたのか、割れて外が緑のまま割れて、中の白い種が見えています。
とりあえず、この割れたものも採取していますが…

1.この緑のまま割れた中の白い種も、乾燥させたら来年発芽しますか?

2.気温も下がり始め、日当たりも短くなり、なかなか茶色になりません。花はまだ咲き続けています。茶色くなるまで待たないと、種は採ってはいけないでしょうか?

3.12月まで咲くという他の方の質問も拝見しましたが、そこまで待っても茶色くならない場合は、種はあきらめるしかないでしょうか?

種がたくさんついているので、なんとか来年用にしたいので、よろしくお願いします。

アサガオ 2014/10/27(月) 16:07:04

ダメもとで、採取するものはすべて採取して、黴に注意して、残しておけばよいでしょう。乾燥して干からびるのは防ぎようがない。
もし生えなければ、その時に種子や苗を買う貰う等をすればよい。

1) 基本的に、アサガオの硬い皮は、アサガオ自身の子孫保護の為に、アサガオ自身によって開発された外敵からの防衛バリアです。

2) 快適環境が到来するまで、安全に守るためのシェルター(避難のための空間)としての働きもあります。

従って、白く柔らかい皮の時なら、発芽し育つために必要な部品(細胞など)が、作られていない場合もありますが、保管・温存するには、心もとないものです。
人の場合に例えれば、
早産未熟児ですから、保育器が必要になるかもしれません。
未熟児ならまだ保育器でもよいですが、部品もできていなくて、手も足も分離できずに、見分けがつかない状態(オタマジャクシ状態なら)どうしょうもないです。
完熟していない種子の状態が、どの位置(成長熟成度合)に有るかにもよります。

これが、南瓜などのように、果肉(可食部)があれば、果肉の栄養分で種子も完成する場合も多い。
アサガオには、果肉部分がなく鞘と種子で作られています。


次には、種子の硬い皮が、人工保存では、乾燥しすぎて、快適環境になっても、発芽にできない(脱皮できない)と日数が必要になりイライラしたりする原因になります。
そこで、酸液で浸けるとか、ぬるま湯に漬けるとか、硬い皮を削るとかいろいろな簡便法が利用されています。

アサガオの種子の採取では、ほとんどの場合未熟種子の問題は、引き起こらないものですが、ヒルガオ系夕顔(深夜に、大きくて白い花が咲く)
では、中々完熟した種子が採取できない場合が多い。・・・地域性か

試したことはないですが、一本生えれば、挿し木するなり、茎伏せするなりの栄養繁殖を試みるとか、
時期早くから育てて、早期開花早期結実させ、2回目の種蒔をするとか。
必要性も好奇心もなかったので、一般アサガオ(在来種)に関しては、挿し木はしたことがないので、挿し木するタイミングとか、発根率など、詳しいことは解らない。
茎伏せ発根や2度目(採取即蒔き)は、したことがある。
蔓の長さや開花数などには、ちがいがあっても、開花時期は変わらない。(生物科学的な違いはあっても、景観的?感覚的に違和感はない。)
今から在来種アサガオを採取即蒔きしても、温度さえ管理すれば、12月には咲きだし、正月以後も花は見られる。
春蒔きと違って、皮が軟らかい分、発芽も早く、本葉が生えたら花もすぐに開花する。気温が低く陽射しが弱い分蔓が成長しないので、花数は少ないし、花数が少ない分、毎日次々と沢山とは咲かない。最初の花と次の花の間(日数がかかる)が長くかかる。

アサガオ 2014/10/27(月) 16:16:24

ベブンリーブルーに関するサイトでは

一般的には種で増やしますが、本来は熱帯の植物の為、関東などでは種の熟成期間がたらなく、未熟種子で終わってしまうことが多々あります。
熟成期間は種の形状になってから、おおよそ2〜3ヶ月かかります。
と紹介されています。

http://shokubutu-100.ohiwafg.com/heavenly-blue.shtml

さつき 【甲信越】 2014/10/30(木) 15:41:22
[[解決]]
>アサガオさん

詳しく説明いただき、ありがとうございます。

夏にも茎だけ枯れて、未成熟のままの種は採り、陰干ししてあります。
今までは採れたのですが、今年は成熟したものは、ほんの僅か…
陰干ししたものの外皮は茶色くなりましたが、説明いただい内容からすると、きちんとした「種」になっていない可能性の方が高いと思われます。

質問後、緑の皮が割れたものの中味は、乾燥途中でほぼ「種」としては成り立たない形となってしまいました。

おっしゃるとおり、来年は成熟して採れた分(少量)のみで蒔いてみて、ダメならば、新たな種ないしは苗の用意も考えようと思います。

ご近所で「種がほしい」と言われましたが、今の状況では差し上げられないと思うので、早くわかってよかったです。

来年度のいろいろな方法まで、教えていただき、本当にありがとうございます。


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