いちごの霜対策 肥料の時期

[園芸相談センター]の過去ログです

ぼの 【近畿】 2014/10/16(木) 13:09:44
いちごは霜に弱いと聞きました。シキワラというのをしたほうがいいと聞きましたが、これは土を覆うんでしょうか?葉っぱは霜にあたっても大丈夫なんでしょうか?
寒冷地ではありませんがシキワラは必要ですか?
または霜が当たらないように傘の代わりというか人間で言う傘の代わりになるもので真上に日よけのようなものでもいいんでしょうか?

またうちには1季なりと4季なりがありますがこれから年末に向けて肥料はあげたほうがいいんでしょうか?
藁をひいたら肥料をやりづらくなりますが。
1部秋に実がなったものもありますが。
こちらは大阪ですが、

イチゴ苺 2014/10/17(金) 15:35:54
基本的に、草イチゴは、冬に強く夏に弱い植物です。新鮮な湿潤を好み、乾燥に大変弱い植物でもあります。

厳寒地の事は解りませんが、関西なら、施肥も防寒対策もしないよりした方がよいという程度と割り切った方がよく、しなければ枯れることはない。
避暑と乾燥対策は、しなければ枯れてしまいます。

農家の場合には、売れる商品(高品質多収穫)づくりが、宿命ですから、より神経質に配慮しなければ、イチゴが枯れる以前に、人の生活ができないし、失敗すれば、事業ですから借金を背負い夜逃げしなければならなくなる。
更に、専業農家をやめれば、ほかの仕事に付くことすらできません。

趣味の範囲なら、日当たり・植え付け間隔等、適当にしておけばよい。
細かく管理すれば、より良い収穫に結びつくという程度。

冬の凍土凍結(風有日)や霜柱(風無日)から、根を保護するために(根が傷む・地表に持ち上げられる)敷き藁を株元付近一帯に敷きますと、敷き藁が、防寒の役目と昼間の太陽熱を吸収して、幾分土の温度低下を和らげます。
葉の霜は、雪より低温ですから、霜焼けを引き起こします。
しかし、春に必要な、中心にある新芽(クラウン)は、自ら保護しています。
冬の葉も大切にしたければ、霜から守りたければ、寒冷紗ネットを被せておけばよい。
植木鉢なら、日当たりのよい軒下とか、陽だまり、簡易フレームに入れる等。の方法もあります。

肥料も、花壇程度ならあまり神経質にならなくてもよい。
鉢植えや花壇なら、植え付ける前に、元肥として土に混ぜ込んでおくとか、鉢土は、毎回変える・土の再生を図ると良いでしょう。
追肥は、与えても与えなくても良いし、液肥だけでもよい、規定希釈を更に10-100倍薄めて、水代わりに与えてもよい。
水道水より、雨水がよいし、雨水より、川の水の方がはるかに良いし、同じ川の水でも、山の湧水の方が良い。

夏に限らず、真冬の季節風でも、土は相当乾燥する。

イチゴといえば、石垣植えが昔は一般的でした。 遊閑地の利用という面とイチゴの最適生育条件が上手く調和していた。

簡単な参考サイト
主な年間管理(主に新苗の収穫・選び方がメイン)
http://ichigonosodatekata.web.fc2.com/ichigo_003.html

重複アドレスのコピペ 肥料編(下の方にリンク選択があります)
http://ichigonosodatekata.web.fc2.com/ichigo_008.html


>1部秋に実がなったものもありますが。
四季なり品種で、果実が硬く小さかったと思います。
四季なりは、蔓繁殖より株立ち(株分け繁殖)です。毀れダネでも良く増える。(小さくて、食べない果実が干からびて落下して生える。)
ある程度、株が増えた方が実成りがよい。(一株がブンケツして2-3株で一集団)
日当たりよく冬暖かく、木陰など夏に涼しければ、四季を通じてなります。

イチゴの問題は、花実がない時しか農薬を使えないこととナメクジやダンゴムシに齧られやすい事です。
もう一つは、果実の凍土のない時に、赤く夏まで待ちきれなくて、白くなったら食べたくなる。白い果実には、酸味も甘味もない。味がない。
収穫数も、一株で数粒と少ないので、なおさら、待ちきれない。
今の時節なら、干し柿のようなもの。 渋が抜けないうちから齧って、甘くなったときには、残っていない。

このようなもので、日当たりをよくして、ナメクジに注意すればよいという程度で、お気楽に。
植える場所も必要ですが、苗数が勝負です。

紹介サイトには書いてありませんが? 植え付けるのには、方向がある。
花実の生える方向があるのも、一季節なりの草イチゴの特徴です。

来年の苗鳥には、太郎・次郎・三郎という、新苗には、名前があることも検索しておけば参考になるかも。
なお、苗を買う場合にも、苗の品質にばらつきがある。ことに注意。
必ずしも、次郎苗とは限らない。格好の良く見栄えのよい太郎苗(大粒で実数が少ない。又は実がならない 通常棄てる苗)が、混ざっている場合もある。農家でも、株分けすれば、見分けがつかない。
更に、趣味の園芸では、この大粒が好まれ人気がある場合もある。

ぼの 2014/10/17(金) 17:55:22
丁寧な回答ありがとうございます。かぶせないといけないというわけでもないんですね。

イチゴ苺 2014/10/17(金) 18:37:56
イチゴの株(葉も)全体に覆せるのも簡単な一つの方法ですが、日当たりの関係で、一般的にはしません。・・・蜜柑は藁を被せる産地もある。

根の防寒(凍土凍結・寒波乾燥の防止)として、株元付近の地上部にマルチングする。

ほかに、霜が気になるようなら、予防的寒冷紗をトンネル状に覆う。
・・・・・お茶の葉は、扇風機で霜を防ぐ産地も多い。

その他、果実の汚れ防止(泥はね防止)や保温の為に、黒色のビニールを
整地した後(畝だて後) 苗を植え付ける前に、敷く場合もある。
・・・保湿上の注意とナメクジなどの住処になるなどの欠陥もある。

その他、農作業の効率化・疲労疲れ防止用に、地面植えではなくて、棚植え栽培・吊り下げ栽培などもある。・・・・設備の管理や経費が必要。

それぞれには、目的があり、その手段も異なる。 当然管理方法も異なる。


[園芸相談センター]の過去ログです

園芸相談掲示板@園芸相談センター園芸相談センター