停滞水について
korata
2014/09/27(土) 15:00:44
山野草の本で、停滞水について、”浅鉢ほど多湿になりやすいので、水を嫌う植物は深い鉢に植えた方が、停滞水による夏場の温度上昇などの根痛みが少ない”といことが書いてありますが、これは山野草に限らない植物(とその植え込み材)に対しても言えることでしょうか?
鉢底滞水
2014/09/27(土) 20:12:25
私自身は、最近の新語新作症候群による一部の人の噂と思っています。
あまり影響はない。
栽培管理場所と使用する植木鉢の意味が解っていないように思います。
最近の植木鉢は、昔の焼き物(素焼き鉢・駄音鉢・ほか陶器製)等鉢底穴が小さい少なかった。・・・そこで底石を入れた。
今の主流は、多穴式やスリット鉢タイプのプラ鉢が多く利用され排水は良好です。
ただし、不快虫防止の為に、メッシュのきわめて細かい底敷き網を敷いたり、底石を入れないことが流行っているようです。
この場合には、次第に眼詰まりして、排水不良通気不良により、底土が腐敗する事にもなりかねません。
又、鉢底の下駄(地上げ用)も低く、鉢底穴と地面の隙間がなくなり、排水不良になります。
プラ鉢は、直射日光に当たれば、相当高温になります。 植木鉢と鉢の表土つまり株元以下には、日よけ遮光して直射日光に当たらないようにすればよい。
次に、鉢底皿の使用も多くなっています。
鉢底皿(水受け皿)と底面吸水専用鉢とは、意味が異なります。
鉢底皿は、床面の汚れ防止用であって、水溜皿ではありません。
鉢底から流れる水を受ける仮の受け皿です。
私も、夏場の高温多湿と根ぐされについて良く触れますが、
私自身としては、多湿による根腐れは、ほとんどありません。
ほとんどですから、稀にはあります。 それは、植物別の水の好き嫌い
を区別していないからで、潅水時に、面倒なので、水道ホース(散水器具なし)で見境もなく水撒きするからです。
冬場でも土の多湿で根腐れさせる場合も、稀にある。
根腐れさせても、春になれば、新芽が吹いてきます。 夏場なら、1-2週間も経てば、芽が吹いてきます。従って、枯らし消滅することはない。
・・・・弱れば直ちに対処しています。
ということで、実際には、都市伝説ほど、停滞水の害はない。
それ以前に、植え替えする場合に、植木鉢の中の根が、どの位置に良く繁殖しているか観察することです。
鉢底の停滞水が、気になるほど弱っているか確認することです。
一般的には、鉢底に根が集中して、混みこみになっているはずです。
停滞水が、罪悪なら、そのような粗悪な環境に根が、繁茂するはずがない。理想的なら、鉢に中央(上下関係)に繁茂するのがよい。
私は、浅鉢は、水切れしやすいのが面倒なので、最近は利用していない。
以前に利用していた浅鉢は、水受け皿の代わりに下駄として、利用しています。
山野草の本で紹介されていたということですが、どの植物なのでしょうか。
わずかな停滞水(培養土と環境と植木鉢の利用の仕方が正しく使われていれば)で、影響を受けて、それが直接の原因で、弱ったり枯れたりすることは、絶対にないと私は、思います。
いずれにしても、浅鉢・停滞水の問題は、いろいろと サイトが荒れそうな感じがします。
私個人としては、トラぶってから対処方法を考えた方が良いように思われます。
最近は、トラぶってからでは、遅いので、前もって、考えることが、流行っているようです。
前もって考えるということは、トラブル条件(原因が)が確定していないので、あまり意味がないように思います。納得できないでしょうが。
そのために、私は、予備苗を数株確保しましょうと言い続けています。
過去に支障があったとか、この夏に支障があれば又別ですが。
とりあえず、目先は植え替え時に、ただ単に土を入れ替えるだけではなく、根の状態を詳しく観察することです。それはなぜなのかとか
いろいろな植物を植え替えた場合に、どの配合土が良く根が育っているかとか。それは何がよかったのかとか。
植え替えもしないで、根詰まりなら、夏冬の温度や過湿に弱い。
球根・多肉・南洋植物の多くは、休眠期や成長停滞期の過湿に弱い。
ということで、通常状態の停滞水に関しては、四季を通じて無視して良い。
夏場は、下半身遮光。 水切れの心配より、下半身をクールに。萎れたら潅水すればよい。
梅雨時期(最近は少なくなりましたが長雨)は、排水良く
冬場は、水を控えめ。ただ季節風乾燥や凍結乾燥を見極める。死滅しやすい。
5月初旬の成長期の水切れは、1年が無駄になるほどダメージが大きい。
この程度かと。
この9月は、水やりとして、全体的に水の大やりは、週一回で、乾燥の激しいものでやや萎れているものでも、3日に一回であった。
明日の晩には、4回目の大やりを予定しています。
3日に一回は、しんどいので、現在水持ちの良い土に徐々に植え替え中。
どちらかといえば、根詰まり気味の方が、水保ちは良い。
又、植え替えたての3-6ケ月間は、水保ちがよい。
植え替え時の失敗の多くは、新しい土を前もって、湿らせておかずに、乾いた土のまま植え付け、植え付けた後で、潅水することです。
乾いた土を利用する場合には、植木鉢を水を張ったバケツに10分ほど沈めることです。表土上から潅水しない、鉢底から浸透潅水することです。
korata
2014/09/28(日) 14:06:47
>山野草の本で紹介されていたということですが、どの植物なのでしょうか。
特にどの植物に対してということではなく、個々の山野草に対して栽培方法が書いてある本の巻末に「山野草栽培のすべて」と題して、鉢・用土・水やり等紹介されており、その中の”鉢”の項に書いてありましたので、山野草栽培のすべてに当てはまることかと思いました。
詳しく回答頂きありがとうございます。
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