ホリホックの花茎が出てきません
たかさん
【関東】
2014/09/10(水) 20:01:07
今年の4月にホリホックの種を蒔きました。
パッケージを見ると年内に咲くタイプのホリホックらしいのですが、いまだに葉が繁り株が大きくなるだけだけで花茎がでてきません。
育てている場所は都内のビルの屋上で大きなプランターで育てています。
日当たりは良く、プランターは日陰になりにくい場所に置いているため、昼間は日に当たっている状態です。
ホリホックが過湿を好まないとのことなので、水やりはかなり少なめです。
どうしても今年中に咲かせたいのですが、花が咲かない原因はどのようなことだと考えられるでしょうか?
また、今後どうすれば良いでしょうか?
ばんざいうさぎ
【北海道】
2014/09/10(水) 23:13:09
直接のご質問に直接関係ないかもしれませんが、どうも水のやり方に覚え違いがあるように感じます・・・。実際は水やりが正しい方法であり、気に成ったのはもし私の勘違いだったのであれば誠に申し訳ありません・・・。
「過湿を好まないから水やりは少なめ」と言うお考えが実際の水やり方法を見てはいないので違うとも言い切れないのですが、過湿を好まないから「水の量を減らす」というお考えであればちょっと勘違いなさっておられるかも・・・。
植物の容器植えの水やりはほとんどの種類の物が「一度にたっぷり」が基本です。これは水分補給の他に土内の空気を全て新しい物に入れ替えるため(根も空気を吸うので)少しの水やりでは空気の入れ替えが一部に限られスムーズに行えません。また、空気の入れ替えが不十分だと嫌気性の菌が優位に成り易く、それが理由で反対に根ぐされしやすくなってしまいます・・・。減らすべきは本来は水の量では無く、水やり頻度(回数)の方なのです。
水は一度にたっぷりとプランターの底穴から流れ出るほど与えるのが基本です。鉢底皿を使用なら、少し待ってから溜まった水を全て捨てます。ただしプランターの形状によっては真下から流れず水が底に溜まり易い物がありますが、そういう形状の物は溜まった水をプランターを傾けたり道具を使って吸いだす等して(灯油を入れるのに使うポンプの小型の物などが便利)すっかり溜まり水の無い様にしてさえおけば問題はありません。
ホリホックは土の過湿を好まない植物と言うよりも、本来「水はけの良い土が好き(水を溜めない限り過湿には成り様の無い様な土の事)」なので、他の植物とは土が少し違います。水はけの良い土と言うのは、市販品なら普通の花の培養土をそのまま使うのではなくそれに赤玉土などを多く混ぜたり、最初から保水性が高めな有機物は少なめで配合されている物を選んで使わなくてはなりません。できれば栽培法で書かれている比率でご自分でブレンドなされば過湿になるかもという心配がほとんどなく栽培できますよ。
花が咲かない事については、もしや肥料を与えすぎている可能性は無いでしょうか。特に肥料の比率に窒素分が多すぎる物を与えていると(使用している土の状況や堆肥や肥料の種類によっては成分がだぶってしまい過剰に成っていることがあります)花芽が出来ないで葉ばかり茂る事がありますが・・・。もしこれだと花が咲かない事への対処法はないかもしれません・・・。
元々ホリホックは、肥料の混ざっていない土に元肥として緩効性肥料を適宜混ぜておく程度であまり肥料は好みません。使った土の種類や新しいのか再生土か、もし使ったのであれば堆肥や肥料の種類と比率が知りたいところです。
花梨
【関東】
2014/09/10(水) 23:46:19
>>年内に咲くタイプのホリホックらしいのですが
種子の袋に品種名は記載されていませんか?
ホリホックはもともとは多年草で、後に一年草、二年草の園芸品種が作出されたと聞いています。
信頼のおける種苗会社からの購入でしたら品種名が記載されているように思うのですが、
植物名だけの記載だとすると、もしかすると原種に近い多年草タイプの種子ということも。
以前、遊歩道に咲いているホリホックの種子を蒔いて育てたことがありますが
秋に採種したものを翌春に蒔き開花は翌年の初夏でした。
たかさん
【関東】
2014/09/11(木) 19:57:57
ばんざいうさぎさん
ありがとうございます。
水のやり方に関しては確かにやり方が違ったようです。
使用しているプランターには穴が2つしかあいていないものなので、いただいた意見を参考に改善したいと思います。
また、肥料に関しては使用した土はアイリスオーヤマの[野菜の培養土 ]です。
別のプランターで野菜も育てているため、同じ土をそのまま使用しました。
土は新しいものです。
パッケージにすでに肥料が混ざっているとあため土に肥料はまぜていませんが、8月のはじめに活力剤アンプル[N・P・K=5・10・5]700倍希釈のものを使用しました。
たかさん
2014/09/11(木) 20:34:53
花梨さん
ありがとうございます。
種のパッケージを見ましたがフランスからの輸入品で、
Royalfleur
Rose Temiere
Simple Variee
とだけ書いてありました。
一重のホリホックということだと思うのですが、品種については書いてありませんでした。
となるとやはり原種に近い多年草で、パッケージに書いてある成育と開花の予定表の年内は難しい、ということになってしまうのでしょうか。
花梨
【関東】
2014/09/11(木) 21:07:51
おそらく下記の種子と思います。
http://graines-caillard.com/produits/fiche-produit.php?mod=fleurs&product=146
説明文の「Plante vivace」は多年草の意味ですので、そうなると開花は翌年になりますね。
ばんざいうさぎ
【北海道】
2014/09/12(金) 09:53:48
たかさんおはようございます
宿根性の品種との事で、一年目には花が咲かないことは珍しくないのでこのまま来年の開花時期まで様子見で良い様に感じます。
今年はもう肥料などは与えずに、できるだけ土内の肥料を使わせていけば来年にまで窒素が影響する事もあまり無いかと思います。
ただ、これからは花の栽培に野菜の土を使う時は「必ず無肥料であること」を確認し、それに花栽培(できればその花の種類に合わせた)向きの配合の肥料を混ぜる様にして下さい。
今回葉がよく茂っているのはやはり野菜の土にあらかじめ混ぜられていた肥料の比率の偏りによるものと感じます。野菜の土は特に何の野菜に特化している物で無い限りは混ぜられている窒素分が花栽培に対して多すぎると思います。それに更に活力剤アンプルまで(活力剤とありますが、実際はこれも肥料です)足してしまっているので、ホリホックにしては多肥になってしまったのかと・・・。
来年は土に肥料を入れず、10日に一度くらいリン酸の比率が高く窒素分の比率が低い液肥(開花促進剤と言う製品もあります)を規定より少し薄めに水に溶かして与えておけば良いかと感じます。
今のプランターの大きさによっては来年に成ったら根詰まりしやすいかもしれません。他の植物なら鉢増しし新しい土も足したいところですがホリホックは根を傷める可能性があり株も大きすぎて根鉢の土を崩さずに移植するのは難しいかも・・・。下手に根を傷めると弱ってしまい花が望めなくなるので、花を見るのは一年きりでよければ鉢増しせずそのまま育てていくしか無いでしょうね・・・。
元々ホリホックは小型種で無い限りは地面植え用大型植物ですから土の容量が限られている栽培というのには本来向かない植物です・・・。ビルの屋上などでホリホックの宿根性の品種を毎年楽しむ場合は、野菜専用の巨大プランター一個に一株植えであれば数年間楽しめる程度(それ以降は土の力が痩せて弱って行く)かと思います・・・。
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