カリフォルニアローズの花色が1色になります

[園芸相談センター]の過去ログです

ちょこ 【関東】 2014/06/27(金) 17:28:27
フィエスタのスパークラーローズを育てています
半日陰で植え込み時に化成肥料を与え
その後は液体肥料を与えています
水やりも土が乾いてから与えています

花は元気に咲いているのですが
ピンクと白のバイカラーの花色のはずが
新しく咲いた花は 全てピンク1色になってしまいます
昨年もフィエスタオーレのペパーミントを
育てましたが やはりピンク1色になりました
最後までバイカラーには戻りませんでした
何か原因があるのでしょうか?

ばんざいうさぎ 【北海道】 2014/06/29(日) 15:49:22
シンプリー・ビューティフル(ミヨシ)という所の、八重咲きインパチェンスのブランド苗ですよね?

おそらく栄養増殖ものなので、個体差かメリクロンなどからのコピーエラー個体あたり・・・。
メリクロンで殖やすと時々元の性質から外れたコピーエラーが出るのですが、目に見える物は大抵育苗〜出荷前に弾かれます。
でも、植物には時折その時には目に見えなかった特徴(コピー物であればエラーにあたる)が隠れていてすぐには出ない事もあるんです。

植物の隠れた目に見えていなかった特徴というのは種子で育てるとたまにありますよね。赤い花しか存在しない品種なのに、種子で殖やしたら他の色が咲いたとか。まったく同じではないですが不都合なのが隠れていて突然出てくる事は、人工的に作られた品種で人工的に殖やされれば時折有りうること。

今回は花が咲いた状態で買われた物ですか?苗で買われた物ですか?特に苗で買ったものだと、咲いたら別の花色だったと言うのは時折見られますよ。時には、お客さん等が店先でラベルを読むのに一度抜いて別のに差したなんて取り違えも考えられます。この場合、同じシリーズ内にそっくりなのがあるなら、ラベル取り違えの可能性もあります。

もし開花物を買って最初は確実にバイカラーだったのに途中からピンク一色に成ってしまったのなら、枝等の生長点のある場所に変異(エラー)した細胞があって、育って行くうちにバイカラーの遺伝子を持つ部分の開花が終わってしまい、ピンク色一色の遺伝子の部分ばかりが育ってしまったと言う事でしょうね・・・。

私の体験では花ではないですが、グレコマの葉に斑が入っているのを買って楽しんでましたが、途中から斑模様の無い部分が育ってしまい事情によりしばらくそのままにしたら、斑模様が無くなり全く斑模様の無い大きな葉の物ばかりに成ってしまいました。さらにその斑抜け個体の勢いは強く裏の小さな雑木林(日本庭園放置の成れの果て)の林床にびっしりと蔓延ってしまいました。それが何年も経って、最初にあった場所から10メートル以上離れた場所で、前の様な綺麗な斑入りの葉の一株を見つけたので「種子で殖えて戻ったのかな?」と思い根元を確認すると、斑抜けの大きな葉の株から出た複数のランナーのうちの一本だけが斑入り葉に変わっているのでした。
増殖を繰り返すうちに斑模様の遺伝子を持つ細胞がまた出来て、そこの生長点からでてきたのです。
よくバラで一枝だけ違う花色で咲いて、それが従来にない特徴だと増殖されて新たな品種になったりします。おそらくそれに近い現象なのではないでしょうか・・・。

花のバイカラーの花色などの由来は元々「単色の花色の品種から出た変異物を栄養増殖したもの」が多いです。通常とは違う性質を持つ細胞が、何らかの原因で優位に立って殖えた結果咲いた物。
セントポーリアと言う花だと「スプライト咲き」というバイカラーの系統品種がありますが、株分け以外では花茎の部分を使った栄養増殖でしかバイカラーが保てず、葉挿しで殖やすと単色でしか咲きません。
突然変異由来物を殖やすのに、使う場所によって色が変わってしまうと言う植物は結構あり、観葉植物のサンスベリアの斑入りも葉挿しすると新芽には斑模様が出無くなる物があります。

もし10年以上年月をかけて性質を固定化されている物であればもし花色が変わった物が出てしまっても、それの種子から育てると元の花色や模様が復活するものは多いのですが、日本のブランド苗の物は性質の固定化を省いて発表、栄養増殖して大量に販売する為に、本来の花色が元に戻る確率はかなり低いものと思われます。

生産会社のミヨシの
http://www.simplybeautiful.jp/flowerinfo/spring/01/
のサイトの問い合わせメールのページで直接お問い合わせしてみてはいかがでしょうか?
幸いブランド苗で出所が解っていて大手の会社なので(クリスマスローズで有名)良心的な所なら何らかの対処をしていただけるかもしれませんよ。

ホウセンカ 2014/06/30(月) 13:32:47

>半日陰で・・・・水やりも土が乾いてから与えています
ということから、そのようなことがあるのかと、ズウッと色々と想像していましたが、
メーカーサイドの解説から、そのような性質のある品種と納得しました。
白の発色(実は色素を作らなくして開化したもの)が弱く、カラー単色咲きになりやすい。


メーカーの解説より抜粋。
「スターダストピンク」や「スパークラーチェリー」が、2色咲きなのに単色になってしまいます

気候や環境条件によって白身の出方に違いがでます。涼しい時期の花は白の出が少ないことが多いです


ということですから、日当たり時間を長くすることも必要かもしれませんね。

ホウセンカ 2014/06/30(月) 13:42:56
補足 追加事項


一般的な発色は、温度が高く乾燥すると色濃くなる
逆に、温度低く湿度が高くなると、白っぽく色薄くなる。

質問の品種は、その逆の性質があるということでしょうね。

ホウセンカ 2014/06/30(月) 13:54:26
色濃くなる? →寒色系が綺麗に発色しにくい
に訂正 うまく表現できませんが

ちょこ 2014/07/02(水) 23:22:11
[[解決]]
お二方 ありがとうございました
お返事が遅くなってすみません
回答が頂けてとても嬉しいです

苗は咲いているものを見て購入しました
細胞の変化による…ということがあるのですね
そういえば、1つだけ花色が違う 何て花も
見たことがあります

そして、育てる環境にもよるかもしれない
とのこと
確かに、購入時より 日射しが足りないかもしれません
日射しは1時間半くらいです
他の白色は 全く変化なしだったので
気づきませんでした
もう少し、日の当たる時間を増やして
変化を見てみたいと思います
グレコマのようにまた 前の色が
見られるかもしれませんものね


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