ピエール・ド・ロンサールのベーサルシュート発生対策についてアドバイスお願いします。
バラ歴3年
【関東】
2014/06/10(火) 21:42:04
4年前に大苗で購入したピエール・ド・ロンサールについてアドバイスをいただきたく初めて投稿致します。
今までベーサルシュートは発生せず、花付きも悪く木質化してしまいました。
育成環境は東京、東向きのベランダで日照時間は4〜7時間、10号鉢、毎年植え替えも行っております。勿論花後に肥料も与えております。
昨年はサイドシュートは出ましたがスタンダードのようになっております。
5月末から細いベーサルシュートが発生しましたが、この場合どのように処理をしたらいいのでしょうか。
細いベーサルシュートを切るのか、古枝を剪定したらいいのでしょうか。
どうかアドバイスお願いします。
gardenfan
2014/06/10(火) 22:12:33
ベーサルを出すのは簡単ですよ。
キリバラ業者さまは、ペンチピンチしていますし、新苗なんかは入荷したら即ペンチピンチしています。つまり頂芽優勢で倒した枝からの栄養分の還流によってベーサルが出ます。
ツルバラなどは花後に古い枝を毎月一本ほど根本から剪定して整理すると地上部と地下からの養分吸収のバランスが変わりますのでシュートが出てきます。
それとこれからはうどんこ病が出ても気にせず窒素分過多の施肥をするとベーサルが出やすくなります。
既に古木化しているのであれば毎月一本程度の枝を削除してベーサルの発生状況を見ながら窒素過多の施肥をすることです。
バラ歴3年
【関東】
2014/06/10(火) 22:27:17
gardenfanさま
早速のご返信ありがとうございます。
古枝をサイドシュートが出て枝分かれしている部分まで剪定すると言うことですね。明日試してみます。
一応頂芽優勢を意識して倒すようにフェンスに誘引しておりますが、ベーサルシュートが発生せず悩んでおりました。
他のバラはベーサルシュートも発生しており、ピエールだけが…相性なのでしょうか。
窒素系多めに与えてみます。
再度質問で恐縮ですが細いベーサルシュートはそのままでよろしいでしょうか。
Jack9
【中国】
2014/06/11(水) 12:15:01
＞再度質問で恐縮ですが細いベーサルシュートはそのままでよろしいでしょうか。
もちろん、しばらく様子を見て、ベーサルとして使えないようでしたら根本から削除ということでいいと思います。
細いということは、要するにgardenfanさんが指摘されていらっしゃる通り、窒素分が不足している状態なんです。
伸びたくても伸びることができないんですよね。
よく様々なところで、窒素分を与えると病気になり易いと言われているようですが、実は窒素分にも色々あるんです。
肥料の袋の裏に記載されていますが、一般的肥料では、アンモニア態窒素もしくは硝酸態窒素という形での窒素となっているハズです。
アンモニア態窒素は、土壌中の硝酸還元菌によって硝酸態の窒素に変化し、無機窒素として植物に吸収されますので、窒素吸収は遅効性ということになります。
従って、土壌中の硝酸還元菌の種類や量によって、効き方が不安定でやや遅効性となるんです。
それに対し、硝酸態窒素の肥料は、そのまま即効きます。
どちらも、窒素と酸素が結合された形になっているのですが、この形の窒素が病害虫を誘発しやすいんです。
それに対し、アミノ酸態窒素があります。
窒素が様々なアミノ酸という形で含まれています。
この形の窒素は、病害虫を誘発しにくいという特徴がありますので、窒素分を大量に与えられる場合にはお勧めです。（即効性です）
下記の酒粕発酵液肥の基本的考え方の部分をご参照下さい。
http://engeisoudan.com/lngb.cgi?print+201405/14050004.txt
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Jack9
【中国】
2014/06/11(水) 21:31:09
追加コメント
ペンチピンチなどのgardenfanさんが指摘されてる方法は、刺激により植物ホルモンの変化を促すと考えられていて、徐々にではありますが、そのメカニズムが解明されつつあるようです。
主幹の削除もこれと同じように、植物ホルモンの変化が発生すると思われますので、理論的にも合理的だと思われます。
ご興味があれば、下記などから一読されてもいいですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%8D%E7%89%A9%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%83%A2%E3%83%B3
ただし、必要な養分が「そこ」に無い（足りない）場合には、いくら植物ホルモンが働いたとしても、伸長そのものができません。
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バラ歴3年
2014/06/14(土) 15:52:54
Jack9様
ご丁寧にアドバイスいただきありがとうございました。
古枝をカットして、窒素が多めな肥料を与えましたので、しばらく様子をみたいと思います。
また、細いシュートの葉を見ると葉脈が出ておりました。
お世話が行き届かず反省しきりです。。
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