カサブランカの葉先が枯れてきた

[園芸相談センター]の過去ログです

岡田 【関東】 2014/06/08(日) 19:45:18
はじめまして。
昨夏に鉢で買ってきたカサブランカを冬に大きな鉢に植え替えて育てています。1つの大きな鉢に3株植えたのですが1つの株から2つでてきてしまい4本の茎が伸びています。その2つ出てきたものの一つの、上の方の葉先が茶色く枯れてきました。
おいている場所は車通りの多いベランダ5階の南東角です。西日が当たらない場所、と思っておいています。(ただし午後の日が高い間は日光があたっています。)
下草にビオラとパンジーを敷きました。今はもう枯れてきていて、うどん粉病でしょうか?白っぽくなってきております。取り除くべきか迷ったのですが、下草がないと土の乾燥など変化が激しくなると聞いたのでそのままにしています。
水やりは毎日朝に一回です。たまにしないときもありますが、基本毎日あげています。この数日の大雨の日は、そんなに鉢に雨水が降り注いでいるわけでもないのですが、気持ち水は少なめにしました。

肥料は鉢替えのときと3月にマグァンプK中粒を、5月から2、3週間毎にハイポネックス2mlを2Lまで薄めて与えています。殺虫剤にオルトラン粒剤を5月上旬に一回と今朝に施しました。指定の量より少なめだと思います。

鉢替え時の土の配配分は赤玉土4 腐葉土2 パーライト05。
植物を育てたことなどない男で、ド素人ですが、なんとか咲かせたいと思っています。よろしくお願いします。

友里花 2014/06/09(月) 11:56:07
ユリのウイルス病は、単独ウイルスや数種のウイルスの共演などいろいろあり、よほど特徴がはっきりしていないと、又、末期症状にならないと解りにくいものです。
ユリの球根は、鱗片の集合体ですから、末期症状と言えども来年には回復(潜伏)し再び咲く場合もあります。
今年も、葉が枯れても、蕾さえあれば、汚いながら咲くことも多い。(他に伝染する可能性もありお勧めしない)

根の一部・鱗片の一部などに発生したウイルス病や生理障害もあります。・・・現実的に、根や茎の中まで、診察できない。

病原菌も最初から球根に潜伏していて、今年に発症したのか、土から伝染したのか、アブラムシが媒介したのかも定かではない。

そこで、次回に植え付けるときには、球根消毒して、新しい土に一球根づつ、異なる鉢に植える又は、いつ発病し引き抜けるように、植え付け間隔を30cm以上広げて植えるとよいでしょう。

ユリの球根には、ほぼ100%ウイルスに感染しているといわれています。
従って、いつ発病してもおかしくない。
植え付け前の殺菌消毒は、滅菌消毒ではなく、開花するまでのウイルス閉じ込め用の予防消毒と考えた方がよい。
尚、球根は鱗片という防火扉で区切られていますが、ほかの球根のように分厚い防衛外壁トーチカで覆われていません。モルタル壁のように、足で軽くければ破損する程度の弱いものです。

ユリ栽培の決め手は、万が一に備えて、植え付け前の球根消毒に付きます。 発症すれば、趣味の園芸として、廃棄するとまでは言いませんが、隔離する避難階段も必要です。
併せて、常にアブラムシに注意(成長点付近) 特に蕾が確認されればなおさらです。

パンジービオラの栽培。
蕾が確認できるとき(ほとんど買った時には咲いている)で、特に、1月の下旬頃ら、冬の寒さが和らく暖かい日が続くとアブラムシが発生します。・・・・啓蟄という。
特に、ベランダ軒下簡易フレーム室内栽培。
さらに、冬のアブラムシは、なかなか駆除できない。
一度発生したら、3日間隔で5-6回で、第一波を撃退し、その後毎週援護消毒を花が枯れる最後までしなければならなくなる。
一匹見つければ、直ちに消毒。明日にでも・・・は、もう手遅れです。
どちらかといえば、短絡的に、思い切って引き抜いて捨てた方が簡単です。

次に、花がこんもりとして豪華絢爛のときに発生するのが、灰色黴病です。
豪華絢爛になった時に、水不足で、クターとなれば、当然に水を与え、与えれば直ちにシャキーっとなり、栽培者は安心します。
この安心感が実は曲者で、嵐の前の静けさなのです。
つぎにやってくるのが、灰色黴病なのです。
もうこうなれば、直ちに捨てた方がよい。
豪華絢爛見事な花盛りとは、逆に考えれば、茎が長く葉も花も密集していて、風通しが悪く湿気も多いという、低温ジャングル状態で、
日当たりが良く外気の寒さが遮断され、病害虫にとっては、快適そのものの温帯密林です。 われわれでも、冬場は、布団や炬燵から出るのが嫌なものです。お茶とおやつがあれば、なおさらのことです。

その他アブラムシが湧く前後に、植え付け失敗の突然死というものもあります。

これが、初心者が陥りやいす、パンジービオラの3大障害です。

通りすがりの、すらっとした綺麗なご令嬢には、見とれていてはいけませんよ ということかもしれませんね。
後の仕打ちがきついですよ!!

岡田 2014/06/15(日) 10:00:38
友里花様
ご返信ありがとうございます。
パンジービオラの件、ご推察のとおり、しなっとなって慌てて水をやり、元気になったのを見て安心していた大馬鹿者です笑 そうだったんですねーすっかり安心しきっていました。さっそく、パンジービオラを排除しました。すでに手遅れでしょうが…

葉先から枯れていく原因は未だによくわからず、おっしゃる通り何かのウィルスなのかなと思うようにしています。
なんとか一株は蕾をつけたようです。ほかの三株もつけてくれないかなぁ。蕾も、ちゃんと咲いてくれるかなぁ。ドキドキしながら、開花の時期を待ってみたいと思います。

パンジービオラがなくなったので、乾燥、温度変化対策に藁などをしいてみたいと思います。

ありがとうございました!大変助かりました。


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