挿し木のバラの植え付け深さ

[園芸相談センター]の過去ログです

もこっち 2014/05/29(木) 20:34:49
バラの挿し木株は接ぎ木株よりも深植えのデメリットが少ないと思うのですが、皆さんどの様に植えていますか?

挿し木株は深植えにしている方はいますか?

gardenfan 【近畿】 2014/05/31(土) 21:38:35
>バラの挿し木株は接ぎ木株よりも深植えのデメリットが少ないと思うのですが、皆さんどの様に植えていますか?

全く逆です。接木苗の方が深植えのメリットはあります。株が安定して根張りが良い→結果的に成長が良くなる。自分の根を出す→台木が不要となる。結果としてサッカーが出なくなる。カミキリムシにやられても枯れることがなくベーサルを出して再生する。

挿し木苗は上の論点からすると、根を地下5センチ程度の位置でうえるのと同じことになります。接木部分を5センチ埋めるということを講習会などでお勧めしています。最近は有名なバラ園でも試行してくれるところが増えてきました。世界の常識、日本の非常識です。インターネットで検索すれば沢山ヒットしますが、何故か日本では接木部分は地上にと固執される方が多いです。

ロゼッタ 2014/06/01(日) 09:31:17
深く埋めるか浅く埋めるかは、好みであまり意味がありません。
ほとんどの場合には、植え付ける植え替える場合の気分次第です。
無頓着なものですし、しゃくし定規に神経質になっても、でたらめでも変わらないものです。

又、バラの品種によりその性質も微妙に異なります。
細かく考えたら、その性質も、挿し木苗と接ぎ木苗にも異なりますし、
接ぎ木苗にしても、台木の性質もことなり、実生苗を台木にする場合と、挿し木苗を台木にする場合、W刺しや成長具合にもよります。

それらの性質を理解しているならば、細かく植え付ける深さを決めればよい。
日本では、歴史的なもの(当時としては台木を出した方が簡単で誰しも失敗しないし、説明が楽だった)と
日本独特な四季があり、高温多湿であるという環境・病害虫に対する防除の観点から、画一的に 接ぎ木部分を出すということが定着しています。
現在でも、そのように解説されおり、接ぎ木部分を埋めるという方は、マニアックなごく一部の人、好奇心旺盛な人にしか言われていません。

細かく言えば、埋める埋めないは、画一的に決められるものではない。
極端に言えば、ご飯にチョコレートを振り掛けて食べるようなもの。
気持ち悪い・行儀が悪いと思うか、美味しいと感じるかは、本人や周りの人のとらえ方。

たぶん、挿し木苗の挿し穂は、細いですから、その細い挿し穂から出る
新芽も細く育つ。
そこで、細い挿し穂を育てるのではなく、挿し穂を仮親として、犠牲にし、太いベーサルを早く出させるための一つの方法手段と思われます。
この場合には、地植えであっても、太いベーサルが発芽成長したら、その年の休眠期には、植え替えないといろいろと不都合が発生します。
それは何を意味するかは、各自確認してください。

いずれにしても、趣味のバラ栽培としては、長い目で見れば、大した違いはありません。
ありきたりの日々のお手入れの基本大筋さえしていれば、豪華絢爛に咲きそろいます。
ありきたりとは、バラ栽培の簡単な説明にも書いてあり、分厚い参考書にも共通して書いてある内容のことです。
少しでも手入れした方が、手入れをしない方より、きれいに咲きそろいやすいということであって、手入れしたために、かえって病害虫の被害を増大させたり、枯らしてしまうこともある。
明日のことは、明日にならないと解らないものです。
そこで、大切なものは、貧弱でもよいですから、予備苗を持っておくことです。
同じ品種でも、花色が悪くなる、香りがなくなる、その他見栄えが悪くなるなどの防止のために、育てたい本命のバラをより良い株に切り替える必要があります。
同じ品種とは、プリンセスモナコなら、プリンセスモナコでも、発色バランスのよいものと悪いものがある。 予備苗はよいバランスのものを残すに越したことはありませんが、悪くてもよい。
本命は、よいものに切り替えていく必要があります。
クオーターが好きなのか、ハーフか
スブレーになりやすいか、一茎一花が好みなのか
も同じ。

もこっち 2014/06/01(日) 16:34:05
[[解決]]
gardenfanさん
有難うございます。他の回答なども読ませていただきました。
海外では深植えにする事は聞いたことはありましたが、
いろいろ参考にさせて頂きました。

ロゼッタさん
丁寧な回答有難うございます。
必要以上にこだわらずシンプルな栽培を心がけたいと思います。


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