カモミールの花が徒長する
さらさ
【東海】
2014/05/07(水) 14:16:39
数年前から花壇でカモミールを育てています。
毎年横へ横へと広がっていくのですが、花が少なく、ひょろひょろと徒長した感じでしか咲きません。
日当たりはいいのですが・・・
肥料等の不足でしょうか？
アドバイスお願いいたします。
ばんざいうさぎ
【北海道】
2014/05/07(水) 16:32:32
カモミールの種類はなんでしょう？
日本では「カモミール」は一種類だけと思われがちですが、実は外国では何種類もある別種を総じて「カモミール」と呼びます。日本で「菊」と読んでも、実際は原種も園芸種もかなり沢山あるのと一緒です。
さらささんは、丈が高く育ち小花が沢山咲く「ジャーマンカモミール」の方と思って現在栽培している物を入手なさったのではないですか？もし今栽培している物が確実にジャーマン種であって、もし「花が徒長する」と言うのが花の中心の黄色い部分が徐々に伸びてきて花弁も最後には下を向くのを指しているのなら、ジャーマン種の花は「そういう性質で、受粉が進み花が古くなってきた証拠」です。もしハーブとしての使用目的で花を摘むのなら開花３〜４日目の伸び初めのが一番新鮮で効き目が強いです。
もしかすると、今さらささんが今栽培している物は「ローマンカモミール」の方なのでは？と感じるのですが・・・。数年前から毎年とのことで宿根草だと思うのです。ジャーマン種は普通花が咲いた年には株が 枯れますから。
ローマン種はジャーマン種とは別の種類で横に這い剪定をしないで居れば伸びっぱなしで殖えて行き、伸びてくる茎一本に付く花も多くて3輪くらいと少ないです。ハーブとしての収穫目的であるなら、ローマン種はジャーマン種の代用に使う物なので成分が少し違い香りにクセが強く効果も劣ります。
もし最初からローマン種であると解っていて植えた場合は、手入れの仕方が違っているのや、たまたまそういう特徴の「品種」である可能性があります。
ローマン種は花がジャーマン種の代用として使われる事もありますが（ジャーマン種は昔生える国が限られていて、自生の無い国は仕方なくローマン種で代用した）本来は葉の方が主な目的で、屋外の座る所に植えたり庭のグラウンドカバー目的に使う種類です。簡単に言えば芝生の様に沢山植えて地面を覆う（踏んだりした時に香り立つリンゴの様な葉の香り目的）為に使う物。そのため横に広がる様な育ちかたをします。それ専用に改良された花が一輪も咲かない品種もあるくらいです。
一株を形を整え花を鑑賞するのなら適期に伸びてくる枝を適宜刈りこむ必要があるのですが、時期や刈る場所によってはあまり花が咲かなくなります。今お持ちの株に花を多く咲かせたいのなら「そういうもの」と思って広い口径のプランターに植え替えて、伸びた部分から株を殖やした方が良いです。
もし新たにジャーマン種を栽培なさりたいのなら苗では買わず（時々ローマン種が混じっている） 種子の方で買って育てるのが確実で沢山花も楽しめますよ。ローマン種の方は種子では滅多に売られませんし。
ジャーマン種は２年草で苗で買っても花が咲き終われば枯れてしまいます。種子の半分を蒔いて半分は次の年に蒔けば２年目から２年連続で花を楽しめます。そして自分の所でも種子を採って（花の真ん中の盛り上がりがほろほろと崩れ出したらそれに種子が含まれている）毎年蒔けば毎年花が楽しめます。ただしできるだけ新たな場所か土に植えて下さい。私の経験では連作に弱く感じ株も貧弱になり花も少ないです。こぼれ種子で生えた芽は一度掘り上げビニールポットで育苗してから違う場所か新しい土に定植するとよく育って立派な株になり花が多く咲きます。
肥料の与えすぎは花が少なくなり、花の成分も弱まるので堆肥を入れた土であれば液肥を時々与える程度で大丈夫です。
あと、蒔き時が遅いとコスモスと同じ様に株が小さいまま貧弱な花が咲きます。特に春に種子蒔きすると成り易く感じますので、種子蒔きは秋に行う方が良いです。株が大きく育ち花も沢山咲きますよ。
カモミールの他の種類で「ダイヤーズカモミール」と言う、黄色の花が咲く大型の物もあります。昔は花を染物の材料にしたとか。背が高く花も大きめで切り花にもできてお勧めですよ。
さらさ
【東海】
2014/05/07(水) 17:10:19
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ばんざいうさぎさん、早速の返信ありがとうございました。毎年春になると元気に新芽が伸びてきて横へ横へと広がっていますから、ローマンカモミールのようです・・・
カモミールはどれも同じと思っていました。知識不足でしたね！
早速ローマンカモミールがのびのび育てる環境に植え替えてやりたいと思います。ありがとうございました。
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