フレンチラベンダーの剪定忘れ
ケイコ
【北海道】
2014/04/23(水) 15:02:28
去年フレンチラベンダーを購入し水はけの良い庭に植えています。
ラベンダーはほったらかしで良いと思い込んでいたので剪定せずに
年をこしてしまいました。今は全く緑っけは無く伸び切った枝がバサーッと開いています。もう枯れてしまっているのでしょうか?
もしかしたら根っこは生きていて今から剪定すると元気になったりするのでしょうか?
本当に素人で申し訳ありません。とても気に入っていたのでどうにか出来ればと思っています。良いアドバイスをお願いします。
ばんざいうさぎ
【北海道】
2014/04/24(木) 10:37:34
フレンチラベンダー(ストエカスラベンダー)は耐寒性が弱めで北海道で一般に見かけるラベンダーと違い、普通冬期は室内での越冬となります。本州の方の寒い地域位なら冬囲いをしっかり行う事でどうにか冬が越せる所もあるようですが・・・。
おそらくすでに枯れてしまっていると思います。一応適度に刈りこんでおき(切り口が乾いていれば枯れていますので生きている部分まで切り詰める)春遅くまで様子を見て芽が出て来ない様なら諦めて、次回入手した時には鉢植えで管理し秋に成ったら室内に取り入れて下さい。冬期の室内での管理が難しいならフレンチラベンダーは諦めて普通のラベンダーを露地植えするしかありません・・・。
それと、ラベンダーはどんな種類でも放置していれば枝がだらしなく伸びて姿が乱れそのままにすると積雪の重みなどで枝が折れたりするので、開花時期に花収穫(又は咲き終わりの花茎除去時)に全体に刈りこむ剪定が必ず必要になります。
本来、ラベンダーの仲間は耐寒性がとても強い物からとても弱い物まで色々とあります。元は別種だった物を異種交配を繰り返す事で、自然界にない交配由来種や、品種的に先祖の耐寒性の弱さを引き継いでいるものなどいろいろとあり、花の色は綺麗なのに肝心の花自体は香らない系統も。それでも大抵は葉の方が香りますが、花の香りとは印象が変わります。
富良野など北海道で栽培している種は、戦前にフランスから沢山の種子を送ってもらい札幌の施設で試験栽培し、生き残った種類だけが元に品種が作られています。たまたま日本で初めて導入されたのが北海道だったので耐寒性の強い種類だけが残っただけで、北海道ではラベンダーならどんな種類でも栽培出来るわけではないのです・・・。
もし次回露地栽培にラベンダーをお選びになるなら、富良野など道内で栽培されている種類・品種を購入されるのが確実です。剪定さえ正しく行っておけばそれほど手はかかりません。
種類の選定は「見た目重視」か「花の香り重視」かで種類や品種が変わります。また香りの方は種類よって結構違いますので、香り重視で選ぶなら、絶対に異種交配由来の物は候補から外した方が良いです。よく国内で売られている「ラベンダーの香り」のある製品で、香りがキツイ不快な香りの物がありますが、あれは安価に買える異種交配由来種の精油です。高価な精油である種類や品種は甘く柔らかい心地よい印象の香りで全く不快感がありません。
北海道でよく見る一般的な種類よりも、フレンチラベンダーなどの他の種類は苞が発達していて見栄えがして綺麗な物が多いのですが、ほとんどが北海道では冬に室内に取り込まないと寒さで枯れてしまうのです・・・。
ケイコ
2014/04/24(木) 14:08:39
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ばんざいうさぎ 様
ご回答ありがとうございました。近所のお花屋さんで外で冬越し出来ると言っていたので信じて買ってしまいました。やはり枯れているかもしれませんね。一応切り込んで様子を見てみます。次回は品種に気を付けて購入します。早急にありがとうございました。
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