日当たりの考え方について

[園芸相談センター]の過去ログです

りすまま 【関東】 2014/03/29(土) 17:55:45
さいたま在住です。庭は南側で東西に細長く、南側に隣家があるので冬場はほとんど日が当たりません。
この場合、我が家の庭の日当たりはどう考えたら良いでしょうか?
多年草などを植えるときは「日陰でも咲く植物」を考え、春から秋にかけて咲くような1年草では「日向で咲く植物」を考えたら良いのでしょうか?
それとも、冬場で休眠しているときもやはり日当たりは必要なのでしょうか。

バラふぁん 2014/03/30(日) 08:59:05
バラのように、冬は葉を落としてしまう植物は、冬場の陽当りはあまり関係ない
と思います。葉がなければ、炭酸同化作用をやりようがありませんので・・・

私のところでは、夏場も陽当りが悪い場所には、陽当りが悪くても育つバラを
植えてますが、やっぱり花つきが良くないですね。

なので、日陰が長くても育つ植物を植えたほうが安全だと思います。植えた
植物が満足に育たないのは結構なストレスですよ。
 

 

花友 2014/03/30(日) 10:17:31
一般的には、概ねそれで良いでしょうね。
現実的には、どの植物でも、育ててみないと解らないものです。

>冬場で休眠しているときもやはり日当たりは必要なのでしょうか。
この問題も、必要と言えば必要ですし、不要と言えば不要です。

植物の殆どは、日当たりの良いほうが、元気に育つことは、経験上
周知の通りですが、この分野に関しての、具体的な数値として、未だ誰
も研究していない。
一分野としての野菜工場などでは、研究されつつありますが、まだまだ初歩段階です。

更に、太陽光の必要性の問題以外にも、地温気温の問題や乾湿雨風や三
相など色々な要素もあります。それらを纏めて、環境づくりといいます。
これらが、地植えのみならず、冬場の室内管理の諸問題と大きく関連してきます。

不安解消の一つの方法として、
何でも、好きな草花を植えてみて、納得しなければ、違う草花を育ててみればよい。
草花にも、枯れたくない、綺麗に咲きたい、子孫を反映したいという、
自力を持っています。
それを信じて、できる限りより良い環境改善の手助けをしてあげればよ
いでしょう。
より良い環境づくりをするためには、常に観察して、その成長を見守る
ことです。

より正しく理解する具体的な方法として、できるだけ可視化数値化することでしょうね。そして、記録することです。

身近な方法として、長屋・文化住宅・マンションのベランダ・商店街の
裏路地・一世代前の建売住宅などを散歩しながら、似たような場所で、
どのような植物を育てているか、観ればよい。
最近では、車を廃車して、軒下ガレージが、植物園になっているのをよく見かけます。
日本の景気動向の行く末は、政府の広報やニュースを見るより、草花に
語りかけたほうが、より正確ともいえるかもしれませんよ。

結果的に、あまり考え込まなくても、それなりに育ちます。

【関東】 2014/03/30(日) 10:20:43
りすままさんの相談の意味、良くわかります。

南側は今の季節から冬至に向かってくらいは、しっかり日照がありますか?
私の以前の住まいが似たような環境でした。

一年草に限らず、宿根草でも晩秋から地上部が枯れていく物に関しては問題無いように思いました。 春には芽吹きました。

ダメなのは、クリスマスローズのように逆に秋冬に日照を必要とする植物、秋冬の庭を彩る類(ビオラ、ストックetc)、常緑の宿根草の類だと思います。

ばんざいうさぎ 【北海道】 2014/03/30(日) 10:40:05
多年草の常緑性の植物だと植物の種類によっては影響があるかもしれませんが(晩秋や早春に花を咲かせるものも影響あるかも?)基本的に多くの植物は冬期には休眠しているので、常緑性の物も実際は休眠してるかどうかまで私にはわかりませんが(北海道在住なもので・・・)他の季節に、そこそこ日があたる場所なら問題ないと思いますよ。

その場所でそれなりに日の当たる時間が長くなる時期があるなら、その頃に生育・開花する植物を植えるという前提はあると思いますが(例えば落葉樹の下に生え早春に咲き、梅雨時には休眠に入ってしまう性質がある山野草は向かない等)、基本的には日陰でも育ち咲く植物をメインに植えておき(ホスタなど葉に模様があって庭が明るく見える物など入れると良いです。シェードガーデンという分野になります)普通は日当たりのある所に植える植物でも性質さえ丈夫な物なら、案外半日陰くらいでもどうにか育ち花を咲かせてくれるものもあります。日当たりに生える通常よりも少し抑え気味に育ったり花がおとなしめに成る事もありますが(支柱などで生育の手助けをしてあげたり、ペンタガーデンという補助的肥料を与えると結構よく育ちます)病害虫の害さえなく育っていけば、その姿が案外好みだったりもします。

栽培環境は実際その場所を見てみない事には適切なアドバイスが出来にくいので、こうすれば必ずうまく行くよとは言い切れないのですが、結局は植えたいものがあればいろいろ植えてみて、経験でこの植物は大丈夫という様に選抜していくしかないかもしれません。
ただ、日差し以外にも土質や土地の環境面も気にする必要があって、合う合わないは日の当たり方だけを考えていてもうまく育たない事があります。乾燥を好む植物を水はけの悪い土に植えても育たないですし日陰環境が合っても、水はけの良過ぎる土だとうまく育ちませんから。

お庭の土さえ植物に適したもので冬以外は日当たりがあれば後はもう、いろいろ植えて育ちを見ながら「これは良い、これは合わないみたい」と選んで行くことです。私の場合も、前は川のそばに住み砂主体の土をほど良く改良してよく育っていた花が、今の所に引っ越したところ元湿地を土壌改良してあるという土地で、持ってきた植物の大半が土質・環境に合わずに数年間でことごとく絶えてしまうという経験をしました。でも反対に向こうではよく育たず苦労していたクリスマスローズやニオイスミレがここでは物凄く元気に育つと解り、今はここの土と環境に合う植物だけ(来た時に庭にプリムラが数種植えられていて、実は良く育つ土地と解りました)選んで植えて楽しんでいます。

本州の場合は、長期間雪が積もるなど地面がずっと隠れている事が無いので冬場の日当たりの無さはそれほど気にしなくて良いと思いますよ。ビオラなど寒い時期から育てるものが育ちが悪いかもしれませんが、他の一年草は自分で育苗していないなら春に購入するので冬には基本関係ないですし、樹木は冬に芽の状態で休眠していれば日光は必要としません(ただ、根元の日当たりが悪いので早春も日当たりが無いなら根元が温まらないので芽吹きが少し遅めかも)
北国だと植物は雪に埋もれるくらいなのですから、大抵は冬に日当たりも温度も必要としないという事です。それでも時には雪の下で葉が育って、雪解けと同時に緑の葉が現れる事も結構あります。
昨日軒下の雪が解けたばかりの場所に、ナツシロギクの大株が青々とした葉を茂らせ出てきました。雪が降る前は葉は枯れていたはずで冬じゅう1メートルの雪が積もっていましたが、どうやら南向の外壁の暖かさが地面あたりを温め、年明けくらいから徐々に葉が育っていた様です。驚きました。

我家では半日陰になる日差しの少なめな場所ではホスタ、セイヨウオダマキが良く育ち、ホスタは食用のオオバギボウシの大きな株も3か所に生えていますが、育ちがとても良くて毎年春に芽を間引いて採るのですが、それでも食べきれないほどです。
食べる植物は結構半日陰で育てやすいものも多く、他にアサツキ・ミョウガ・京フキ・ウドがありますし、自然生えのクサソテツ(別名コゴミ。ゼンマイの仲間)は食べるほどの数が無いですが昔から家の裏に生えています。
アサツキはハーブのチャイブと同じ仲間で花が可愛いのでお薦めです。ハーブには結構半日陰で丈夫に育ち花を咲かせるものがあるので(日差しが強いと葉が固くなるものがある)、こういう類を植えるのも手と思います。一番日当たりの良い場所ならラベンダーやタイムやバジルなど日当たりを好む物も植えられかもしれません。ハーブは株が育てば料理に使ったりハーブティーなどにも利用できますよ。外国では家の裏口近くの日当たりが少し悪い所に植えてたりしますし。ただし、ミント類だけは地面植えせずに大きな鉢などで管理して下さい。半日陰に向く植物ではありますが、地中で地下茎が伸びて殖えとんでもなく茂りますから地植えすると必ず後悔します。

まずはシェードガーデンやハーブから使える植物の中の好みの物を選んでみて、他に植えたい植物も少しづつ試していっては如何でしょうか。ご近所の少し日当たり具合が悪めなお庭にどんなものが植えられているかも、結構参考になるものでますよ。

もしかしたら・・・。 【北海道】 2014/03/30(日) 12:48:09
ご自身のお好みの花をためしてみることです。
植物は、教科書でいっているようにしなくても、それなりに、そだつものです。
100点満点の育ちはしませんが。

Jack9 【中国】 2014/03/30(日) 13:02:41

>それとも、冬場で休眠しているときもやはり日当たりは必要なのでしょうか。

テーマが、「日当たりの考え方について」ということですから・・・。
日当たりというと、ついつい直接的な光合成を意識しますが、それだけじゃないと思います。
日当たりが無いことによる影響は、もっと幅広くあり、そのポイントの環境全般に及ぶと思われます。
具体的には、地温や水分蒸散・湿度や風通しにも影響があると思われます。
また、これらのことが、そこに住む微生物の世界にも大きな影響をあたえることも想像できますね。
つまり、病気の発生リスクも高くなると思われます。
従って、冬場で休眠しているときも日当たりは必要だと思うのです。

ただ、植物によっては、むしろそのような環境を好むものもあると思いますし、環境によっては高さという要素で克服できる場合もあります。
うちでも、そういった場所でもう10年くらい植替えも灌水もしないのに鉢植えの君子蘭が元気に育っています。
今、沢山の蕾が上がってきていますよ。
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りすまま 2014/03/30(日) 22:37:17
[[解決]]
皆さん、ありがとうございます。
皆さんの回答を読んで、大体自分が感じていたのと同じで納得しました。
確かに植物は生き物ですから、はっきりした決まりはなく、あとは植えてみて試行錯誤、ですね。
皆さんが書かれているように、確かに常緑多年草などはヒョロヒョロ徒長して姿が良くないです。東側奥に植えたモッコウバラも花つきが良くないです。
そして、自分の植えた植物が咲かないと、結構ストレスです(笑)
あと、日当たりは光合成だけじゃなく、植物を取り巻く環境にも影響する、という点については、「ああ!なるほど!」と蒙が啓かれる思いでした。
もっと総合的に見て、チャレンジしてみようと思います。可視化できるように、記録してみます。
相談してみて良かったです。
個別にお礼を申し上げたいのですが、PC不調で慣れない端末からなので、これで皆さんへのお礼とさせてください。
ありがとうございました!


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