ハコベやオオバコを鉢で育てたい
うさこ
【近畿】
2013/12/16(月) 22:12:43
時期的に難しいのは承知のうえですが、ハコベをもりもり育てるにはどうすればよいでしょうか?
普通は、嫌われる雑草ですが、インコに食べさせるために育てたいと思っております。
ベランダで春から育てていて、夏過ぎに一度枯れ、秋に種から芽が出たものが少し育っていますが、なかなか思うように育ちません。
春〜の量とまでは行かずとも、出来るだけ少しでも多く収穫できればと思っています。
オオバコも同じく春から3株育てていましたが、気温が下がってきてから2株ダメにしてしまいました。
幸い、種はとれたので半分はとり蒔きしましたが、育たず…小さな芽のままで す。
・日当たりはそこそこといった感じです。
・8号鉢と小さなプランターで育てています。
・肥料は与えていません。
上手に育てるコツなどはありますか?
oakland
2013/12/17(火) 12:28:30
ハコベ
土壌PHが6か7であることが大事。
冬は、北風を避けてなるべく暖かい環境にする。
ビニールトンネルにするなど。
肥料はチッソ分を含むものを与えたほうがよいかも。
ハシモト
【関東】
2013/12/17(火) 13:30:06
オオバコ、ハコベ、どちらも育てようと思って育ててことはないですが、
ハコベは育ててなくてもあっという間に鉢を覆うほど育つこともしばしば。
そんな鉢の傾向ですが、
はじめて使う培養土(つかい回しでないもの)、
使い回しでもリサイクル土を使ってアミノ酸を補給したもの
に多く生えているみたいです。
比較的ふかふかした肥沃な土壌で日当たりがよければ育つのではないでしょうか。
オオバコは宿根草なので地上部が枯れても地下部が生き残っていればまた出てくると思います。
冬の間も伸ばしたいなら、oaklandさんの書かれた通り、なるべく暖かい環境にする事だと思います。
うさこ
2013/12/17(火) 14:46:16
oaklandさん、ハシモトさん、ありがとうございます。
oaklandさん
測れる鉢のみですが、測ってみました。
簡易なので精度は?ですが、(目安として)5.5 と6でした。
土壌のpHに神経質になるわけではないですが、5.5の方は少し調整してあげた方が、より育ちやすくなるかもしれないですね。
肥料は手元に観葉植物用(10-8-8)の固形肥料がありますが、これで大丈夫でしょうか?
ハシモトさん
オオバコ2株は根までやられていました。
残った1株は大丈夫そうなので大事に育てたいです。
ハコベ…意外に贅沢なヤツですね(笑)
新しい培養土の鉢と古い土を使っている鉢と両方ありますが、
古い土にアミノ酸を足すには、牡蠣殼でも使えますか?
あと、暖かい環境作りですね。早速、材料買って来ます。
ばんざいうさぎ
【北海道】
2013/12/17(火) 16:05:03
オオバコの方は植える土の保水性に気を付けると育ちが良く感じます。オオバコは葉が薬草、種子の方も便秘やダイエット時の食べ過ぎを防ぐ効果があるので作物として畑地で栽培もされていますよ。詳しくは「オオバコ 栽培」や生薬名の「車前草や車前子」の方の名前で調べても見つけられると思います。
我家ではペットのウサギが好んで食べるのでオヤツに家の敷地から葉をよく摘んできますが、自家製堆肥(有機物たっぷり)を使った土入りで栽培後に放置している鉢やプランターに生えてくる時もあります。
特によく育っているのは道路脇などの草などが溜まって分解されている様な有機物が多い土で(うちではクローバーと同居。国道脇で車のタイヤが運んでくる余所の土も溜まる場所なので、念のためにウサギ用には摘みません。)、土が他の場所よりも乾きにくい環境です。なので栽培時は腐葉土などの有機物が多く保水性が高めの土(もちろんある程度は水はけも必要ですが)が向いているでしょうね。我家では砂利敷きの中からでも生えるので元々日当たりを好む方とは思いますが、他の草に埋もれていても育つので、少しくらい劣っても良いと感じます。
ベランダ栽培だと夏場はコンクリートから鉢に伝わる熱が良くないです。コンクリート床や壁から離す様に容器を台に置いたり棚に置いたりが必要ですし、もしマンションの様な構造のお宅にお住まいならどうしても乾燥しやすかったり熱が暑過ぎたりで雑草の類にはあまり向かない環境です・・・。
種子は濡れると表面を覆っている膜がゼリー状に膨らんで水分を保とうとします。これは発芽し易い様に種子が湿りけを保つ仕組み。膜は熟している種子で無いと出来ないので 取り蒔きはしなくても大丈夫と言う事でもあります。穂が完全に枯れていて、できるだけしっかりと熟して乾いた種子を蒔いた方が発芽しやすくなります。なので取ってすぐに蒔いて発芽しにくく感じる場合は穂の軸がまだ完全に枯れておらずまだ未熟な種子が混ざっている事もあるかも。
発芽環境は整っているのに思うほど芽が出ないというのは取り蒔きしなかったから発芽率が悪いと言うよりも、野生植物なので大方の種子が休眠してしまうからではと思います。一斉に多く発芽してしまうと何かのきっかけでの全滅のリスクが高くなるので、年ごとに分散して少しづつ芽が出てくる本能です。休眠性の強い植物の発芽は、種子をジベレリン処理して蒔けば揃うかもしれませんがジベレリンはホルモン剤なので適切な使用でないと人体に副作用などあり、一般的ではありません・・・。
種子を蒔いてから表面にかける土はそれほど必要ないと思いますが、いままでが発芽状態が良くなかったなら、発芽まで種子周りの土はなるべく乾かさない様に。鉢に穴を無数に開けたラップやビニールを張ったりで湿度と温度を保ったり、基本 細かい種子を蒔いた時の鉢(平鉢使用)への水やりは深さのある大きめの鉢底皿などに水を張り鉢底面からの吸水ではありますが、土全体に水が行き届けば鉢は水から出し、常時は鉢を水に付けて置かない様に。鉢が軽く感じるまでは表面だけが乾き気味と感じればたっぷりの霧吹きなどが良いと思います。
本来はゆっくりしぶとく育つ多年草ですので葉が収穫出来るくらいまでの大きさまでの育ちはどうしても遅いと思います。葉を収穫出来るまでは根を多く伸ばさせて株自体を充実させないとなりません。また地中の成分(肥料と言うよりもミネラルなど)をよく吸って行く性質ですのでそれを求め根を多く良く伸ばす植物です。生育環境を自然環境に似せるには一株植えとしても小さなプランターでは土の量が少なすぎて向きません。ベランダ栽培だと小さい容器では土に熱が伝わり易いので大抵の植物でも不向きで、小さい容器はぴったりと寄せたり土表面をマルチングしたりでしのぎ、最終的に植える鉢は一株で7号以上は欲しいところです。
苗の時は小さいプランターやビニールポットで育て株が大きくなるまでは根鉢を崩さず植え替え鉢増ししながら育て毎年新しい土(有機物多めの堆肥も少し混ぜると良い)を少しでも補給していくと育ちが違うと思います。
オオバコが好んで生える場所の土での栽培がおそらく一番良いのでしょうが(もちろん日当たりなども同じ条件)、普通はそういう訳にも行かずご使用の土は御自宅の庭のか購入したものですよね?
購入するなら大袋で売られている野菜の土で、できれば肥料分が含まれていないものに、堆肥が入っていなければ有機物多めの堆肥を少し混ぜたものが向くと思います。(我家の自家製堆肥は台所の野菜残渣など利用のコンポスト堆肥。段ボール堆肥も向くと思います)
オオバコの場合は葉を食べる虫が付きやすいので、肥料を多用すると葉の質が軟弱になり虫がかなり葉を食べてしまうので特に窒素分の量には気を付けると良いです。畑地の脇に生えているオオバコで葉に細かい穴がびっしりと空いている葉を良く見かけます(必要以上の窒素はずっと残留するため)。
あと、もし入手可能なら日本で自生しているオオバコよりも帰化植物のヘラオオバコの方がかなり性質が強く日本のオオバコでは環境が少し悪い場合でもよく育ちますよ。日本では生薬としては扱われないのですが、外国の家畜の餌として使われていますし欧米産の便秘やダイエット空腹時使用のオオバコ製品はこの種の種子が使われていて、うちのウサギが毎朝食べている乾燥葉のオオバコも穂の形からヘラオオバコである様です。
近年外来植物として目立ってきているくらいですから環境をあまり選ばずとても殖えやすくて発芽率も良い様に感じます。
我家の隣の公園の国道脇の、キツイ傾斜の斜面には(普通日本のオオバコだと育たない環境)、公園の整備直後は確かに全面芝張りだったはずなのに(北海道の路肩芝張りは大抵、牧草地に生えていた外国産牧草の流用ですが便宜上、芝と呼びます)紛れて生えていたヘラオオバコが殖えつづけ現在ではすっかり全体がヘラオオバコに覆われています。
「これだけあればうちのウサギにたっぷり食べさせてあげられるのになー、でも余所の土地だし薬剤もかかっているかもしれないし・・・」と、その凄い殖え方にそこを通るたびうらやましく眺めています。
ただ栽培される時には、お住まいの周りにまだヘラオオバコが生えていないようであれば種子を取らない穂は熟す前に摘むなどしてヘラオオバコを逸出・野生化挿せない様に充分お気をつけ下さいね。種子が細かいのとマンション周辺に吹く強い風などで乾燥時は結構遠くまで飛ばされていきます・・・。マンション住まいの時に、4階のベランダでカモミールを栽培していたら種子が舞い落ちて下の敷地に生えて来て咲いた経験があります・・・。
今時期のハコベやオオバコはほとんど休眠していますが、農家のビニールハウスの内側直下(ビニールの内側に付いた水蒸気がビニールを伝い下の土に落ちて湿り易い)だと雑草が真冬でも育っていてハコベが花を咲かせていたりもするので、もし可能ならベランダに置ける小型サイズのビニール製簡易温室を設置し中で栽培、より育ちを良くしたいなら夜間は簡易温室の上に古い厚手の毛布などかけて(風で飛ばない様に固定の事)保温すると冬でも育ってくれると思います。
うさこ
2013/12/17(火) 17:42:42
ばんざいうさぎ さん、有り難うございます。
オオバコは保水性のいい土の方が良いのですね。
現在、栽培中の鉢は乾燥しやすい土みたいです。
春に有機物多め・保水性のいい土に植え替えますね。
育てるときに栽培方法は調べてみたのですが、ざっくりしたものしか、見つけられませんでした。
土は購入したものです。
多分、うちのオオバコはヘラオオバコではなく、自生種の方だと思います。
置き場については、棚(30cm〜1m)の上に置いてあるのでコンクリートからの熱も大丈夫だと思います。
ヘラオオバコは近所では見かけなかったかもしれません。
春になったら探してみて、見つけたら逃げ出さないように育ててみたいと思います。
今あるオオバコの残りの種も、ばんざいうさぎ さんが教えて下さったように管理して育ててみます。
あと、窒素過多にも注意!ですね。葉の状態を見つつ肥料も調整したいと思います。
(マメじゃないので他の鉢でも、肥料もたまに与える程度ですが、、、)
寒さ対策に簡易温室に毛布ですか! 確かに冷えは和らぎますね。植物に毛布なんて考えてもみませんでした。
良い情報有り難うございます。
>「これだけあればうちのウサギにたっぷり食べさせてあげられるのになー、でも余所の土地だし 薬剤もかかっているかもしれないし・・・」と
私も同じ事を思います。(笑)
なので、少しでも自分の手で育ててみようと、悪戦苦闘中です。
雑草と云えども、余所の土地ではとれないし、安全なものを食べさせてあげたいですものね。
需要と供給のバランスとれるように頑張ります。
堆肥を使って土を作れば大丈夫だと思いますが、
観葉植物用の肥料と牡蠣殼についても気になるので、もう少しの間、スレを開いておきたいと思います。
ハシモト
【関東】
2013/12/18(水) 12:59:55
牡蠣殼・・については正直分からないです。
ミネラルの補給にはなりそうですけど、あえてそれだけ入れるとバランス崩すかも?PHを気にする必要がでてきちゃいそうです。
アミノ酸系の配合されたリサイクル土の内容には、カニ殻とか魚粉とか書いてあるものもありますが、牡蠣殻と書いてあるのは見たことない気がします。
土の団粒構造をよくして微生物を活性化させるのだそうで、肥料分も入ってるものが多いです。
ホームセンターなどに売ってますが、表土にちょっと混ぜるだけで、疲れた土がよみがえるので私は、2、3回育てた後に使ってます。
でも、堆肥を使っていらっしゃるなら、あえてこのようなリサイクル土を使用しなくても、状態のよい土に保たれているのではないでしょうか。
リサイクル土は、色々買うのが面倒な人におすすめの商品の気がします。
うさこ
2013/12/18(水) 23:52:29
[[解決]]
ハシモトさん、ありがとうございます。
牡蠣殼は酸性に近い土に混ぜて、pHを上げる際にアミノ酸等も入るならば一石二鳥かなと安易に考えていました。
連作障害(ハコベ・オオバコには意味ないですが)も軽減されるらしいので、良いかな?と。
でも、それで大きくバランスを崩してしまえば本末転倒ですね。
育て方だけではなく土作りについても、これからもっと勉強したいと思います。
長くスレを開けて他の方のご迷惑になってはいけないので、解決とさせて頂きますね。
oaklandさん、ハシモトさん、ばんざいうさぎ さん
有り難うございました。
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