ニンニクの栽培
駄天王
2013/12/12(木) 21:09:04
北海道産のニンニク辛みがあり美味でした。
関東で辛みのニンニク作れますか?
育成可能なら栽培方法の伝授を
ばんざいうさぎ
【北海道】
2013/12/16(月) 11:31:29
もしかすると北海道在来種のピンクニンニクの事でしょうか?
外側の白い皮を全て剥くとニンニク一片の方を包む硬い皮がピンク色っぽく見えるもので、開拓時代から北海道に導入されて長年栽培されてきたと言う物です。
もしこれなら、「北海道 在来種」「北海道 ピンクニンニク」で調べると性質の詳細や購入先などが解ると思います。ニンニクには寒冷地で育つものと温暖な地での栽培に向くものがあり、ピンクニンニクは寒冷地向けの栽培です。
こちらの土地在来の古い品種なので(元々の品種は外国品種の可能性もあり)、現在販売されている普通の栽培品種よりも一片は小さめで収量も少なめです。昔は親の実家(農家)などにいくと庭に点々と植えられており、特に商業用の栽培目的の物では無い様でした(現在は本州の方からは珍しい品種なので、栽培・出荷しているところがある)。
私の親戚や結婚後の親戚でも元々あまりニンニクの消費が無かった家です。開拓時代は労働量が半端無かったのでスタミナを摂る為に食べた様ですが、匂いがキツイものなので現在はどこの家でもそれほど食べない様で在来種は稀少な品種となっています。私の実家の様なサラリーマン家庭や結婚後の実家の様な商人は人と会う職業柄匂いを気にして食べませんでした。匂いの無いニンニクが出回ると普通のニンニクを栽培している家はこのあたりでは皆無です。
在来種は風味づけ程度の時々の利用と花の病害虫避け目的兼用(親の実家では花壇で花と混植していた)など、自家用に植える程度で昔から商業栽培という形態はとっていなかった様です。
在来種なので本州(関東など)で栽培されれば北海道産と同じ味に育たない可能性はあると思います。でも今回はお住まいの地域をお書きに成っていないので、栽培可能と仮定して書かせていただきますね。
在来種というのは長い年月をかけてその土地の土壌と気候に馴化していき、すっかりその性質が固定化されています。また現在の栽培種の様に耐病性や害虫の付きにくさの保証はないので元々の土地と環境のかなり違う所での栽培では栽培種よりも育ちにくい可能性はあるかもしれませんから辛みも同じくらい辛くなるものかの保証はありません・・・。
本州での栽培でも普通の栽培種に準じて育てれば良いと思います。暑がるならその対策を・・・。北海道での植えつけ時期と少し違うかもしれませんが、こちらと同じ時期に植えつけという訳にはいかないでしょうし・・・。
また、お住まいの土地で毎年栽培していくうちにそちらの土壌や気候などの影響で徐々に辛みが弱まってくる可能性はあるかもしれません。もし辛みが弱まったとお感じになれば、これを防ぐには毎年か数年ごとに北海道から植えるニンニクを送って貰い更新していかないと北海道在来の性質が弱まってしまうかもしれません・・・。
もしうまく辛みが弱まる事が無く育ってくれれば、次の植えつけ用に充実しているものを残していき毎年栽培していく事によって10年くらい経てばそちらの環境でも育ちやすくなってくる事もあるのかもしれません。
駄天王
2013/12/16(月) 23:01:58
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御返信、有り難うございます。大変な参考になりました。
ダメ元で挑戦します。
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