重質炭酸カルシウムの土壌使用について

[園芸相談センター]の過去ログです

konya 2013/10/28(月) 20:10:21
重質炭酸カルシウムが沢山あるので、土壌改良用に使ってみようかと思っています。
ただ、重カルを加工して造られる生石灰や消石灰はよく土壌中和に使われているようですが、石灰岩を砕いただけの重カルを同じように使っていいものかどうか気になります。
重カルを園芸土に混ぜてよいものかどうか、また使用可能であれば、その注意点などを教えていただけると助かります。

Jack9 2013/10/29(火) 01:05:09

>土壌改良用に使ってみようかと思っています。

恐らくご承知の上でのご質問だと思われますが、ph調整という意味合いにおいての土壌改良効果としては消石灰の方が格段に効果的だと思います。
が、微生物も含めた総合的な土壌改良用としての利用に、重質炭酸カルシウムは向いています。

「園芸土」ということですから、畑での作物ではなく花や樹木を想定されているようですが、それが何か?が不明ですから注意点は回答できません。
また、混ぜようとされている園芸土のphが不明では、何とも・・・。
(といっても、あまりの大量投入以外は、特段の注意点は無いと思われます。)

花や樹木は、一般的には弱酸性を好むものが多いので、重質炭酸カルシウムの施用量は比較的に少なくてOKです。
他方、家庭菜園で、ネギや夏野菜の多くなどの野菜を栽培されようとされているのなら、比較的に沢山施用する必要があります。

消石灰の中和力が即効的で効果的なのに比べると、重質炭酸カルシウムの中和力は遅効的で弱いという特徴があります。
これを逆説的にいうと、消石灰は大きな変化を短時間に土壌にもたらす為、有益な微生物にとっては害になりやすく、穏やかで長い効果をもたらす重質炭酸カルシウムの方が有益な微生物にとってはイイ訳です。

従いまして、バラなどの弱酸性を好む植物へのCa供給や堆肥作りには重質炭酸カルシウムが向いています。
_

konya 2013/10/29(火) 16:26:14
[[解決]]
Jack9さん、ありがとうございます。

鉢植えでさまざまな植物を育てているのですが、古くなった土を可燃ゴミとして捨てるのに抵抗があるものですから、数日陽光にあて、さらに苦土石灰などを混ぜ、しばらく寝かせてから再使用しています。

古い土は酸性に傾くという話を聞いたことがあるので、弱酸性に戻すくらいのつもりで苦土石灰を混ぜています。

たまたま重質炭酸カルシウムを沢山入手したものですから、この苦土石灰の代用品として使ってみようかと思ってみた次第です。

Jack9さまのお話ですと、重カルは消石灰などに比べて緩やかな効き方をするそうですので、古土の再生に使ってみます。

とても参考になりました。本当にありがとうございます。

Jack9 2013/10/30(水) 14:10:08

解決済みですが・・・。

古土の再生が目的なら重質炭酸カルシウムは不向きだと思いますよ。
ご質問には、そのようなことが一言もありませんでしたので、栽培上の利用という前提
にてレスさせて頂いたものです。

この点、誤解の無いようお願いいたしますね。
_


[園芸相談センター]の過去ログです

園芸相談掲示板@園芸相談センター園芸相談センター