ポトスやラベンダーの挿し木に失敗します
あいあい
【九州】
2013/10/12(土) 16:03:16
ポトスやラベンダーの挿し木なんて、
挿し木の中では簡単な方だと思いますが、
50%ぐらいの確率で失敗します。
コツを教えてください。
自分のやり方は、枝を水につけて発根したものを、
植木鉢に植えるだけ。これでいいと思うのです。
でも、その後、かなりの高確率で、
枝が腐ったり、枯れたりします。
水やりのタイミングが悪いのかもしれませんが、
昼間は家にいないので、
必ずしも適切なタイミングで水やりできません。
みなさんの挿し木の成功率はどれくらいですか?
確率50%ぐらいで御の字ですか?
ばんざいうさぎ
【北海道】
2013/10/13(日) 00:10:25
いわゆる「水挿し」で発根させたものを途中から土に植え替えているわけですね。
挿し木というのは基本「用土挿し」なので、ご存じでは無かったのかもしれませんが、自らすすんで難しい方法で行っていると感じます・・・。
水挿しで出てくる根と、土に挿して出てくる根は性質が違うので水から出して土に植え替えた後に土に適した根が伸びてくるまでの間の切り替えが難しいのです。特に水挿しで出した根を長く伸ばすほど土への切り替えは難しくなります。いつもは根がどのくらい伸びてから土に植え替えていますか?
普通は発根したら、まだあまり伸びないうちに土に植え替えます。それでも、植え替え時にどうしても根を傷つけるので植え痛みは避けられず、土に直接挿した物と比べると成功率は低くなりがちです。
また、植物によって水挿しを嫌う物も多いです。ラベンダーは本来は水はけの良い土環境を好むので一応発根はするのでしょうが管理や植え替え時の根痛みから、水挿しで殖やすにはあまり向かないと感じますが・・・。
できればそれぞれの植物の挿し木適期に、適した挿し木用土(植物によって土の種類が違う事があります)に挿して、少し土を湿り気味(できれば湿度も調節)に管理すると割に成功率は高くなります。
土挿しの水管理が難しいと感じるなら、赤玉土などに挿し穂を挿して、容器を腰水管理する事も出来ます。イメージとしてはハイドロカルチャー栽培をする様な感じ。あらかじめ2〜3号くらいの小さめの容器に挿しておき根が回ったら適した土に根鉢を崩さずに植え替えます。普通の有機物入りの土だと腰水すれば根ぐされしますので赤玉土か、酸性強めで良い物は鹿沼土など。多肉植物専用用土で軽石系のみが使われているのをよく洗った物でも代用できます。(我が家では多肉植物の植え替えで古いものが大量に出るのでとっておき、使用前によーく洗って殺菌後に挿し木用土代わりに使用してます)
熱帯観葉植物のほとんどはこの方法でも大丈夫で、容器から抜かずにそのまま植えつけられる小型の網状の鉢型容器(マイクロポットなど)というのもあります。
ハーブの場合は湿り気を好む種類にだけ行えます。観葉植物で将来はハイドロボール栽培する物であれば、最初から小粒のハイドロボールに挿してしまうと良いです。
最初から土に直接挿しての挿し木をまだ一度も行った事が無ければ、ネットや図書館などで調べて基本的な事から覚えていくのが失敗が少なくなります。自己流は如何してもリスクが高くなりがちで、土挿しでも何故か失敗が多いなと思っていたら「挿し床の土の種類」や「与える水の量」が、その植物が嫌がる種類だったと言う事も結構ありますよ。
特に、「熱帯観葉植物(今回はポトス)」と「ハーブ(今回はラベンダー)」では好む土も好む水の量も結構違いますから、同じ土で同じ管理でいればどちらかが不調になり易いです。
例えばもし多肉植物の挿し木を行った場合は、挿した後に与える水は極力少なめの方が挿し穂が腐りにくく根も水を求めて良く伸びやすいなどという事も。我家の多肉の土挿し後の水やりは、しばらく根元にスポイトや霧吹きを用いてほんの少しの水を与える程度、そして数日〜1週間ほど経ってから次も同じくらい・・・というのを繰り返します。多肉植物の多くはそれでしっかりした健康な根が多く出てきます。
事情が許せば、できるだけ土挿しの方法を用いて殖やす事をお勧めします。その方が殖やすのに適した時期に行うので育ちも特に良く、根が順調に丈夫に育ってくれるので慣れればかなりの確率で成功する様になりますよ。
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