サルスベリの剪定方法について

[園芸相談センター]の過去ログです

雪丸 【中国】 2013/09/30(月) 07:45:36
サルスベリの苗を購入しました。
いずれは、地面から幹が一本まっすぐに上に伸びて、その上に枝が広がるスタンダード仕立てのようにしようと思っています。

そこで剪定方法ですが、今はまだ40センチくらいの丈です、今のうちから、上を向いている枝だけを残して、それ以外の枝は切ってしまうのでしょうか、それとももう少し大きくなってから、余分な枝を切るのでしょうか? 庭に植えます。よろしくお願いします。

雪丸 2013/09/30(月) 07:49:13
一才サルスベリで矮性ではありません。

たちつ 【近畿】 2013/09/30(月) 15:17:29

サルスベリとは

サルスベリに関して、一才の意味がいまひとつ不明です。
一才サルスベリとは、矮性種紫花の事を意味しているように、思っていましたから。
と言うのは、サルスベリは正月に種子を蒔いても、(要加温発芽又は、暖房室内でも、生える))8ケ月以上たてば、花数は少なく、草丈10cm程度で花が咲く。 又冬に挿し木しても、夏には咲く。からです。

鉢植えの矮性種なら、花枝がこんもりと萌芽して、草丈50cm前後で、余り高くならない。
一般種の場合には、そのまま育てれば、地植えであろうが、地植えであろうが、枝は、約60度上方向に、1-2m伸びてから、花房がやや枝垂れて開花する。・・・・この点を考慮すること

樹高は、割り箸を刺したように剪定しても、放任しても、自然に高くなる。 真っ直ぐに上に伸びた幹茎を育てて、細かい枝(側枝)を、落葉後、バッサリとすべて、付け根より、取り除けば、早く高く育ちます。
好みの高さで、先端を切れば、基本の高さは、そこで落ち着く。
落ち着くとは、それ以上高くならないという意味ではなく、ゆっくりと成長し続けると言う意味です。・・・・本線の幹は、成長し、太くなるからです。
伸びれば、再び、斬り戻せば、低くなる。
花枝は、先端ほど良く生える。
新芽の萌芽力は旺盛。先端の枝を1本づつ根元で、剪定すれば、その瘤?から沢山の新芽が生える。
瘤を残さずに、1本づつ斬らずに、纏めて先端付近の幹を斬って、すっきりとさせれば、それなりに新芽は生える。
どちらが良いかは、好みです。
一般的には、1本づつ切る方法です。

花は、新芽が生えれば、その枝の先端に花房は咲く。 時として、花の無い徒長枝が、生えることがある。蕾が確認できれば、蕾の無い飛びぬけて、元気の良い枝は、花がないので、根元よりきる。

サルスベリの欠陥は、うどん粉病が発生しやすいことで。
うどん粉病は、汚らしいですが、花は咲くし、樹を枯れさすことはない。

理想どおりのスタンダードになるかは、疑問です。 普通種は、枝が長くなるタメ。 新芽も最初に必要な方向に、沢山生えればよいのですが
・・・・・・ (・・?  偏って生えるし、枝の長さも揃いにくい。

http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/image/536046.jpg
落葉後の剪定を良く考えて。・・・・新芽の生え方をよく観察して、剪定すること。 どの枝のどこから、新芽が生えてくるかの想像力?が必要かも。

枝の長さを短くしたければ、春に新芽が確認できたら、株元から、少し離して、剣先スコップを突き刺して、根を切ると良い。
不安なら、丁寧に、根を掘って、太い根を一本づつ切る。
鉢植えなら、引き抜いて、根をきる。とコンパクトになる。
・・・・新芽を確認したら、直ちに元気の良い太い根を切る。
遅くても、早くてもダメ。遅ければ、傷むし、花房が小さく花数や開花時期が遅くなる。
早ければ、新芽の数が少なくなる。花房の数が少なくなる。

矮性種と一般種の違いは、矮性種は、根切りしなくても、それなりに、こんもりと咲く。 
一般種は、根切りすれば、コンパクトになるものの、剪定枝の見極めと根切りのタイミングしだいで、極端に花数に影響する。

やはり一般種は、地植えにして、超巨大樹として、自然に育てたほうが、楽。

できれば、花が終わったら、一花・一花房づつこまめに取り除けば、開花期間も、長くなる。
サルスベリは、百日紅と書きますが、これは、大樹のことです。
コンパクト派は、花カス摘みの新芽萌芽に勤めることが、開花期間を長くする。・・・・すぐに種子をつけるので、子育てに忙しくて、花が終わってしまう。 小さければ、体力の消耗が激しいタメ。

このようなものと思う。


雪丸 2013/09/30(月) 15:58:04
[[解決]]
たちつ様 ほんとに丁寧に詳しくご指導いただき、ありがとうございました。写真のまさにあのように育てたいと思っていました。
どこまでできるか試行錯誤しながら、挑戦してみます。
ありがとうございました。


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