バラの肥料について

[園芸相談センター]の過去ログです

coco 2013/07/09(火) 11:44:22
6月の上旬にバラ園で新苗を購入したバラ初心者です。
京成バラ園で薫乃という品種を購入しました。ベランダでも大丈夫とのこと)

植付け後2週間経ってから固形肥料を施すとのことでしたが、肥料の入手が遅れてしまいまだ肥料をあげていません。

やっと肥料をあげようと思ったら、梅雨明け後いきなり高温の日が続いており、初めての肥料が高温になってからでは却ってバラに負担にならないか心配です。
栽培環境は関東(千葉県北西部)のマンションのベランダで、午前中かなり熱くなります。(エアコンの室外機から離し、できるだけ風通しのよい場所においていますが…)

鉢は6号の素焼き深鉢で、直接コンクリートに当たらないよう下駄を履かせ、日除けをかけてみました。

購入した時に2輪ついていた蕾は剪定しました。
しばらくして台木から元株のものと思われる枝が出てきたので、これも剪定して取りました。

最近、剪定した蕾のあたりから新しい葉らしきものが出てきたので、やっと成長し始めたのかな?と思っています。

施肥するのは9月の少し涼しくなるまで待ったほうが良いでしょうか?
その場合、活力剤のようなものだけでもあげたほうがよいでしょうか?

または、できるだけ涼しくして1回は施肥したほうが良いのでしょうか?

あと、我が家のベランダはこの季節午後は日が陰りますが、午後は日除けをはずして日当たりをよくしたほうが良いでしょうか?

色々お聞きしてすみませんが、宜しくお願いします。

Jack9 【中国】 2013/07/09(火) 14:44:30
薫乃の新苗を、6月の上旬に購入され、すぐに6号の素焼き深鉢に植付けたという理解でいいでしょうか?
6号の素焼き深鉢というのが気に(8号のプラ鉢でいいと思います)なりますが、新苗ですから、まずは肥料をしっかり与えて株を充実させることに取り組むべきではないでしょうか?
既に根が廻っているようでしたら、土を落とさずそっと8号または10号のプラ鉢に鉢増しされた方が水切れのリスクが低減できますよ。

日除けなど即座に取っ払い、充分な日光に当て、肥料を与えて、光合成をさせましょう。

coco 2013/07/09(火) 16:06:37
Jack9さん、アドバイスいただいてありがとうございます。

>薫乃の新苗を、6月の上旬に購入され、すぐに6号の素焼き深鉢に植付>けたという理解でいいでしょうか?

はい。 (分かりにくい質問ですみません)

購入の際、何号の鉢に植えれば良いのか質問したら6合鉢に植えるように言われ、バラに最適と書かれていた鉢を買いました(鉢もバラと一緒に京成バラ園で購入した物です)
ベランダ栽培で乾燥する環境では8〜9号の深型プラ鉢の方が適しているのでしょうか?


色々ネットで育て方、管理などについて調べては見たのですが

肥料についても

健康な状態なら夏も通常どおり肥料を与える
弱っていたり病気なら涼しくなるまで待つ
夏、バラは暑さと戦うだけで精一杯で成長する余裕はない

とあったので、新苗に猛暑になって初めての肥料はキツイかな?と思ってしまいました。(お食い初めにステーキ?みたいなイメージで(^^;)

一般的な植物の場合、苗が小さいうちにいきなり大きな鉢に植えると根腐れしたり、夏場は肥料を与えると却ってダメージを与えたり、少し遮光してやらないと疲れてしまいますが、バラは全く違うのですね(^^;

早速鉢増して肥料をあげ、日除けをはずしてみます。
ありがとうございました。

gardenfan 【近畿】 2013/07/09(火) 20:10:39
ベランダでの栽培なら、50センチのコンテナに新苗なら5株ほど植えられます。そしてそれを薄い液肥で点滴潅水することです。点滴することによって根も張りませんので小さなコンテナでも良花が採れます。プロのハウス栽培業者のやり方と同じです。病院で点滴のチューブを貰ってきてそれに4Lの焼酎のペットボトルに液肥を入れて潅水しています。

それとエアコンの室外機があるとのこと。室外機の熱気は想像以上のものがありますので、排気がベランダ外に出るように合板やダンボールなどでバラの場所と仕切る方が良いと思います。そうしないとベランダ内で排気が回ってバラが焼けることがあります。
狭いベランダでバラを株数を増やして栽培する方法です。

それと液肥はハイポネックスでもいいのですが、今はシュートを出させたいので、硝酸アンモニウムなどを追加して窒素分を多くした液肥を薄めに点滴することです。
それとベランダなら遮光した方が、この暑さでバラがバテルことがないので私は日除けをお薦めします。今年は暑すぎます。
面倒が見られるのであれば午前中だけ日除けをとって、午後は日除けをするとか。

鉢植えなら最低8号ですが、10号鉢でも結果的に年末の状態は変わりません。しかしそんなに大きな鉢にするとベランダでは置ける株数が少なくなりますのでコンテナと点滴栽培をお薦めします。

私は14階のベランダでバラを栽培していますが、ハダニの被害はありましたが、ウドンコ・黒星・アブラムシ・ゾウムシなどの被害がほとんど有りませんので春先に一回薬剤散布する程度で栽培出来ますので、高層階のベランダでのバラ栽培をお薦めしています。

バラふぁん 2013/07/10(水) 10:58:07
他の方と違うコメントですいません。

少なくとも午前中は日に当てたほうがいいですね。
肥料は私なら9月まで待ちます。
6号は少々小さいと思います。水やりの加減が大変だと思います。鉢増ししたほうが
いいと思いますが、今は最適な時期ではないですね。6月中にやるべきでした。

【関東】 2013/07/11(木) 16:00:36
午後はこの時期日陰になる。
でも日よけを外したら、日当たりが良くなる?
午前のみ日光を浴びて、西日を避けられるなら、これ幸いです。
室外機や、コンクリートの照り返しで、異常に暑くなるということがあれば別ですが、私も午前中の日光は必要だと思います。
そして、今年のこの暑さですから、肥料は私も控えると思います。
ただ、活力材をジョーロに一緒に入れると効果ありますよ。
新苗の間は、特に必ず使います。

coco 2013/07/13(土) 23:50:19
皆様、沢山のアドバイスをいただいて有難うございます。

ご意見も色々なので、また迷ってしまいますが…。

あれからもあちらこちら、栽培に関するホームページを見ていたのですが新苗の蕾は秋まではピンチして、株を充実させると通説では言われるが、花を咲かせることによって根が成長するので、過保護に考える必要はない、とか

鉢の表面の土から1cmくらいの深さまでが渇いた状態になったら水やりをする、とあったり、絶対に水切れをさせない(乾かさない?)とあったりで水遣りのベストタイミングがわかりません。

梅雨明け前までは2〜3日に一度、表面が乾いてから水やりをしていました。 梅雨明け後、水やりをした翌日の朝は湿度が残った状態だったので水やりをせず、夕方、表面が乾いてから水やりをしました。

今は同様なペース(夕方1回)です。

つぼみをピンチした当たりから出てきた新しい葉は成長してきました。
あと、株元付近から2本シュートらしきものも出てきています。

これからの季節、鉢植えの場合朝夕2回水やりが必要との事ですが、朝少し土地に湿度が残っていても水やりをした方がよいのですか?
今、急に成長し始めたので、水をたくさん必要とすると思うので根腐れが心配ですが、水切れも心配で判断に迷っています。

日除けについてですが、
我が家のベランダ(8階建ての8階です)は、初夏は午前中日差しがきつく、洗濯ものを出す間も肌が痛いと感じる位なのでバラにもキツイかなと思い、午前中シェードをかけ、少し日陰を作ってみました。
鉢をおいているのは室外機の反対側の端で、両端の部分はルーバー上になっていて風通しはよく、横からも日が差し込む状態です。

午後の方が日が陰るため、午前中のみ日除けをかけてみました。
(他の鉢植えは日除けをしないと、バテて葉が茶色くなったりします)

肥料は先日IB肥料を10粒あげてしまったのですが、様子をみながら調子が悪いようなら取っても遅くないでしょうか?
それともすぐに取り、活力剤に変えたほうが良いのでしょうか?

gardenfan様
今のところ、狭いベランダで室外機の熱を避け(室外機の全面もルーバーのため、比較的熱は外に排出できる状態ですが)、洗濯物を避け、、、という状況なので、小スペースで栽培できるのは魅力的です。
今年はまだチャレンジ中なので、今後上手く育てば複数品種に挑戦できたら嬉しいです。
点滴潅水の方法を(チューブの先を鉢に差し込む?暑いベランダでボトルの肥液が熱くなってしまわないか?)よろしければ詳しく教えていただけると嬉しいです。
(検索してもわからなかったので、すみません)

肥料や日除けいついて諸説あるので、我が家の環境でどの方法がバラにとって良い状態にできるか皆様からいただいたアドバイスを参考に試行錯誤してBestを探ってみます。

お礼のはずが再度質問になってしまい恐縮ですが、水やりのタイミングについて教えていただけないでしょうか。
宜しくお願いします。

coco 2013/07/14(日) 00:06:55
すみません。
前の投稿で数箇所誤字がありましたので、下記に訂正いたします。


朝少し土地に湿度が残っていても は 土に湿度が残っていても
ルーバー上 は ルーバー状

室外機の全面は前面の誤りです。 大変失礼しました。

シマフクロウ 2013/07/14(日) 09:55:52
水やりは朝たっぷり鉢底から水がジャバジャバ流れ出るように一度に2〜3回与えます。夜までに鉢が乾きぎみになると言うのが基本だと考えています。

土が常にぬれている状態は良くありませんからね。夜は乾かすと考えていた方が良いですよ。メリハリをしっかりつけてください。水はできればギリギリまで我慢させます。あと、たっぷり水を与えた時の鉢の重さ
を覚えていると、持ち上げた時に乾き具合をかんじ取れます。

肥料ですが、緩効性の肥料は関係ないでしょう普通?シュートもで出てきて状態も良いようだし。
注意が必要なのは即効性の液肥のことですね。

直射日光を気にしているようですが、肝心なのは鉢自体の温度をあげない事ですね。上はたっぷり日に当てて、下は当てない。鉢が熱くならない工夫の心配をした方が良いですね。

バラふぁん 2013/07/14(日) 10:13:07
インターネット上には、勘違いとか思い込みの書き込みが大量にあります。

理屈に合わないと思ったものは信じないほうが良いです。ただ、”経験的にそうです”
ということも、植物生育の世界ではあるので、全部が間違いとも断定できないですが・・・

>花を咲かせることによって根が成長するので、過保護に考える必要はない

これは変でしょう。根が成長するのは水を求めてです。どのバラ栽培の本にも
そう書いてあります。従って、水をやりすぎれば根は成長せず、梅雨あけなど
ほんとに水が必要になった時に水が十分に吸えないため、葉が枯れたりします。

>絶対に水切れをさせない(乾かさない?)とあったりで水遣りのベストタイミングがわかりません。

この方のブログは面白いのでわたしも読んでます。水不足にすごく神経質です。よく
根腐れしないなと感心しています。

根は水分が足りない時に、初めて根を成長させます。水がいつも身近にあれば、根を
伸ばす必要がありません。ですので、乾燥と水分を繰り返すことが大事です。鉢の
どこかに水分があれば、枯れることはありません。これも、バラ栽培の本には必ず
書いてあります。

水分が足りているかどうかの判断はかなり難しいです。
1) 表面を見た目で乾燥しているかどうか判断する。
2) 表面から1cmくらい下を触ってみる。
3) 割り箸を深く刺して、濡れているかどうか判断する。
4) 重さを測る。

表面が乾燥していても下のほうはビシャビシャというのは良くある状況です。
こういう状態で水やり続けると、下のほうは常にビシャビシャなので、根腐れ
します。従って、3)か4)のやり方が必要です。ひとつひとつの鉢でやるの
は大変ですけど・・・。

gardenfan 2013/07/14(日) 21:41:14
バラ栽培では真逆の栽培方法が成立します。

潅水方法の違い
鉢植え スリット鉢10号で乾いたらたっぷり潅水
これをやると白根が年末にはびっしり充満して土替えと根を半分以上切断しなければなりません。
しかし点滴潅水すれば、白根もほとんど出ず50センチのコンテナに5株ほど植え込んでも5年ほどは土替えなくとも良花を採取できます。

鉢土の用土の違い
鉢土は鉢に入れてトントンと鉢毎上下に叩いてそのまま。
というのと野球のバットなどで付き固めるという意見。
私は赤玉土4腐葉土3籾殻薫炭1バーミキュライト1パーライト1米糠1でぼかした用土を使っていますので、付き固めても有機物の部分に根を伸ばせますので、付き固めています・

接木部分は地下 地上?
これも海外では地下に埋める派が大部分なのに日本ではなぜか地上にと指導されます。
私は地植えは接木部分は地下にと勧めています。実際にやっていけば理解できます。

鉢の乾燥状態は、鉢を持ち上げて重さを感じることが基本です。
感じられなければ、体重計で重さを測るのが簡単です。

H.C.M 【関東】 2013/07/16(火) 11:03:51
長く育てていると分かって来ますが、季節、株の状態などで水遣り方法が変わります。
目的は、美しい花を少しでも長く愛でたいということで、根を伸ばすことではありません。
根を伸ばす時期、タイミングと、シュートを伸ばしたい時期、また開花中の花持ちを良くしたい時期、など、必要な水分量が違います。
例えば、今二番花が沢山咲いている時期に大変な暑さになっています。
地植えのバラでも、水分があるのと無いのとでは、花の持ち時間も変わります。鉢でもそうです。
花は咲くかもしれませんが、はっきり違いが出ます。

根が一番伸びる時期、伸ばす時期というのも分かってきます。

それと、シマフクロウさんが言われるように、夜に向かって水分を抜いていくのが、黒点病の発生回避に効果があります。、

バラふぁん 2013/07/16(火) 14:48:56
gardenfanさん

いつも思いがけないコメントありがとうございます。

ところで、点滴潅水ですが、空気の出入りはどうなるのでしょうか?
ほとんどのバラの教科書に、鉢の水やりは下から出るようにたっぷりと与え空気
を入れ替えると書いてあります。

植物は酸素を作りますが、それは葉からであって、根からは酸素は出ないと
思います。ちょぼちょぼしか水やりしないと、どんどん嫌気性の細菌が増え
てきてまずいような気がするのですが・・・

gardenfan 2013/07/16(火) 19:05:00
バラふぁん様

>ほとんどのバラの教科書に、鉢の水やりは下から出るようにたっぷりと与え空気を入れ替えると書いてあります。

鉢植えで沢山の白根を増やす場合は、根が呼吸する酸素量が多くなって結果的に水で鉢土に空気を通すということだとおもいます。その為に用土構成も水はけが良いものになっています。

しかしハウス栽培でコンテナで少量土耕栽培の場合は、園芸用土ではなくてほとんど田の土と同じような粘土質の用土で栽培されています。ほとんど白根も張りませんので酸素もそんなに必要ないのではないかと思います。そのような用土で5年程土替えなしで栽培されています。
水分率がどの程度にされているかは不明ですが、根が腐るようなほどの水分ではありませんので、そしてハウス内が臭いということもありませんので嫌気性細菌が増える心配もなさそうです。

coco様

6号鉢なら9号鉢に二重鉢にされることをお薦めします。これからの暑い時期の潅水管理がとても容易になりますよ。

coco 【関東】 2013/07/19(金) 11:45:07
[[解決]]
シマフクロウ様、バラふぁん様、gardenfan様、H.C.M様、

またまた沢山のアドバイスをいただいて有難うございます。家人が体調を崩してしまいバタバタしておりまして、お礼が遅くなってしまい申し訳ありません。

バラ栽培の正解は一つではなく、木の状態や環境、季節に応じて皆様試行錯誤していらっしゃること、またその過程こそが苦労だけでなくバラを育てる楽しさなのですね。

バラの蕾を取らないとあったのは、ネットで栽培・販売を手がけるバラ専門の生産農家さんのホームページに書いてあり、それも2箇所でみかけたものでした。
反面、私が薫乃を購入した京成バラ園で開催された新苗購入後の植え替え講習会の様子をアップしたものでは、同時期に植え替えし、つぼみを咲かせたもの、咲かせずに育てた2鉢の1年後の状態を見ることができました。(驚く程成長の差は歴然としていました)
用土の配合や育て方などそれぞれの工夫があるので、その背景を考えず、部分的に真似をするのはやめた方がよい、ということですね。

鉢を2重鉢にして、鉢の温度を上げずに午前中の日光は十分浴びられるようにし、水やりは午前中たっぷり、夕方から夜にかけて乾燥させていく。
(鉢の中の水分を知る方法も色々教えていただいてありがとうございます。割り箸を刺す方法は私がやると根を痛めてしまいそうで心配なので、重さを測ってみようと思います)
皆様からいただいたアドバイスに気をつけ、苗の様態をよく見ながら色々工夫して行こうと思います。(おかげさまで2本のシュートは順調に成育中で、2本の中間あたりから新しいシュートが出てきました。植え付け後1ヶ月間は地上部分はほとんど変化がなかったのですが、その間に根を伸ばし、成長のための準備をしていたのですね。
1ヶ月を過ぎてから頂部にも新しい葉が増え、株元からも3本のシュートが出て急に賑やかになってきました。この間に新しい蕾も3個摘み取りました。秋以降、開花させるのが楽しみです)

gardenfan様の教えて下さった点滴潅水栽培、狭いベランダでより多くのバラを育てることができる点と、植え替え、根の整理などの作業を毎年行わなくて良いなど、とっても魅力的です。
今の子が一人前になって、私も少しはバラについての理解が深まった頃に挑戦してみたいと思います。 その節は点滴潅水栽培方法について詳しく教えていただけると嬉しいです。

皆様、本当にありがとうございました。

coco 2013/07/19(金) 11:53:45
Jack9様、華様、

先ほどのお礼のコメントにお二人のお名前が抜けてしまい申し訳ありませんでした。
後半部分の水やりについての再質問に頂いた回答者のかたのお名前のみになっておりました。
最終のコメントなので、お二人にも心から感謝していることを追記させていただきます。皆様、本当に有難うございました。


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