ルピナスの楽しみ方

[園芸相談センター]の過去ログです

中口 2013/06/03(月) 14:13:51
今年小さな苗で購入したルピナスが
とても大きくなり、花もつけて
すごく満足しているのですが、

このルピナスはこのまま放っておいたら
自然とかれていきますよね?
その場合種を採取して来年の時期まで場所と種を
とっておくのですか?

皆さんはどのようにしてルピナスを楽しんで見えますか?

ばんざいうさぎ 【北海道】 2013/06/03(月) 23:57:44
まずはお住まいの地域は必ずお書き下さいね。特にルピナスの場合は地域により株の寿命や管理が変わってきますので・・・。

おそらく園芸種のラッセルルピナス(以下略してルピナスと書かせていただきます)かと思いますので、それを前提として書かせていただきますね。

品種により一年草と宿根するものがあり、さらに栽培地域により適地で無い場合は宿根性の品種でも一年草扱いと成る事があります。
元々北方性の性質らしく本州の気候では特に開花後の夏の暑さなどで弱り易いらしいです。
北海道では、古い品種なのでしょうが宿根化し更に逸脱・野生化して厄介な外来植物と言う存在に成っています。過去に鉱山で栄えたゴーストタウンや、離農した土地などで大群生を成している事が多く紫色やピンク色の群生が遠目でも目を引きます。現在人が住んでいる土地でも過去に種子をこぼしていれば毎年春に休眠から目覚めた芽が至るところから出てきます。
我が家も敷地に生えている株は全て十年前から花後の実を切って処分しているはずなのに、毎年庭のあちこちで発芽を確認します。小さいうちに抜かずに置いてしまえば育って抜きづらくなるので見つけ次第抜いてしまいます。

関東あたりだと物凄い性質が、気候の性でほど良く弱り、扱いやすい様でうらやましい限りです。花自体はとても存在感があり美しく私も嫌いではないのです。

お住まいの地域により、お手持ちの株により開花後枯れるか宿根化するかは様子を見てみないことには解りませんので、来年の春に新たに芽が出てくれば宿根性だろうと思われますが、その年によって夏の暑さが酷いなら宿根でも枯れてしまう可能性はあります。
根が直根性(ごぼう根)なので、宿根性であれば大きめの鉢に植え替えのが良いのですが、植え替え時に根をほぐしたり傷つけると株が弱る可能性があります。また地面に直接置いていると主根が地面にまで潜りこむ事があり、気が付かずに鉢を動かした際に根が切れてしまい弱る事もあるかもしれません。将来植え替えをするなら鉢は地面に置かず、何かの上に置くか、鉢が地面から浮く様な工夫が必要。植え替え時は根鉢を絶対崩さずにそっと大きめの鉢に植えるのが良いです。

花後の花穂をそのままにしておくと莢が出来、豆が付きます。でも本州での管理なら穂の莢全部を実らせずに穂の下半分ほどに制限しておいた方が株が弱りにくく良い種子が採れるかと思います。
種子は採り蒔きで浅めに蒔いて、土を乾かさずに管理すれば翌春に発芽すると思います。一年目は苗のままで翌春に開花となると思います。
ただ、品種などによっては必ずしも親と同じ花色が咲くわけではなく、全く違う色のが咲く場合も。ただ、紫色とピンク色は古い品種由来からか先祖がえりで出易いかもしれません(品種改良の進んだ、色が限定されている品種だと他の色が出るのは少ないかも)。咲いてみないとどの色で咲くかは解らないと思っておいた方が良いかと。

当地ではルピナスの種子を採ったり保存しておくと言う観念が無い為(現在ではわざわざ植えようと思う人が少ない)、乾燥させた種子の発芽率は解りません。もしかすると乾燥させると休眠が深くなり翌春発芽しない物が多くなる可能性もあるので栽培初心者の方は莢から出してすぐに鉢に蒔く、採り蒔きにする方が確実に発芽すると思います。
基本移植は極力避けた方が良いのでビニールポット(購入時のポットの大きさが目安)で育苗し、底から根が出て来ないうちに根鉢を崩さず栽培したい鉢に植え替えると良いです。

もし関東よりも北の方の地域にお住まいなら花後、必要以外の花穂は摘み取るなど制限管理は必ず行う事をお勧めいたします。莢が熟すと豆を結構な距離飛ばす為、離れた場所にも生えてくる事があり、北海道の国立・国定公園内ではもう根絶が不可能な外来植物、海外ではもっと広大な国立公園などに広範囲に酷く蔓延って自生の植物を駆逐したりと問題と成っている植物ですので・・・。


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