桂の木の葉が落ちてしまう

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さっちゃん 【中国】 2013/06/03(月) 12:22:01
庭に植えたカツラの木に葉が少ししかつかない上、雨が降ったり風がふいたりするとすぐ散ってしまいます。
植えたのは2年前の春で、植木屋さんに植えてもらいました。支柱もしてもらっています。冬場以外は毎朝水やりをしています。2月に油粕を与えています。植えた場所は庭の東側で朝から昼は良く日があたるのですが、夕方は陰になってしまいます。
1年目も夏場には葉がすべて落ちてしまいましたが、植え付け直後だったので様子をみていたら、2年目の春にはまばらに葉がでてきました。
しかし春の嵐で強い雨や風が吹いた後、葉がほとんどなくなってしまいました。また様子をみていたら今年の春もてっぺんまでまばらに葉がでてきました。しかし梅雨に入って全ての葉が落ちてしまいました。
カツラの木以外の庭木(ヤマボウシ、ソヨゴ、モミジ)はフサフサしています。
テッポウムシらしきものは発見できてませんが、毎年梅雨明けにカイガラムシがついて、1匹ずつ補殺しています。

一体何がわるいのでしょうか?ほぼ年中、禿坊主状態なので植え替えをするべきか、でも生きているから可哀想だしと悩んでいます。

ひろし@小南部 2013/06/03(月) 13:45:52
カツラが調子悪いのだとすると根の不調、ですが、その根の不調の原因がなになのかが問題ですね。
カツラは流れの側や沢頭に多く見られ、水を好む樹です。水はけ、水持ちの適度な弱酸性土壌であればよいのですが、停滞水はあまり得意ではないので田に盛り土したような場所は意外に育ちが悪いことがあります。
土壌は肥沃さを好むのはまちがい無いですが、強い肥料はどうでしょう?
あと地温が上るのも苦手ですから株元が直射光にさらされるような場所では株元をササなどのグラウンドカバーで覆うなどの工夫が必要かと思います。

さっちゃん 2013/06/04(火) 16:17:47
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お返事ありがとうございました。
山を削って造成した場所なので停滞水はなさそうです。
もっと強い肥料を与えてみればいいってことでしょうか?
あとグラウンドカバーがまだないので植えてみようとおもいます。

ひろし@小南部 まだ解決してません 【東北】 2013/06/04(火) 20:32:59
肥料が害になっていませんか?ということです。
きちんと根付いていないのに、強い肥料を与えるのは百害あって一利なしは常識として知っておいてください。

ひろし@小南部 まだ解決してません 2013/06/04(火) 21:01:14
補足です。
山を削った土壌はたいていは粘土質だったり、火山灰質であったり、貧栄養土壌、生きてはいない土です。そんな土壌でも生育できるのは限られたパイオニア(ハンノキ類、カンバ類など)だけです。
パイオニアは共生菌を相棒に窒素分の多い葉を繁らせてその落ち葉で土壌を肥やしていきます。植物と菌類だけでなく窒素分の多い葉は多くの昆虫が餌として好むのでその糞や死骸、そして枯葉や遺骸を分解する別の菌類も増えていき、やっと森の生態系が出来始め、森林土壌は肥沃になって行くのです。そうやって50年から100ほども経過して初めて森の主役となる樹木が生育できる土壌環境に近づくのです。
カツラやブナはそのような生き生きとした生態系の肥沃な土壌に適した樹木で、どんな土でも植えれば育つ、という樹種ではない、ということを理解いただきたいですね。
カツラを植えるのであれば、根張り想定区域の客土は必須だったでしょう。植木屋さんならその程度の知識はあると思うのですが、客土はなさったんでしょうか。
カツラは削ったままの火山灰土や粘土質では満足に根を張れず、いくら肥料を与えても逆効果になるだけです。有機質を補給する意味で堆肥や腐葉土を漉き込むのは効果が無いとは言えませんが、生きている肥沃な森林土壌のレベルにはとても届かないと思います。


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