矮化(わいか)剤 ビーナインの使い方【フェリシア・カランコエ】 

[園芸相談センター]の過去ログです

花咲 【関東】 2012/12/21(金) 01:19:53
現在種からフェリシアを育てています。11月中旬に播種して現在本葉が二枚生えています。家は日当たりがあまり良くなく、(半日陰)夜は室内へ取り込んでいるのもあってどうしても徒長してしまいます。水はなるべく控えているのですが。。。最近ネットでパンジーなども徒長したらわい化剤を散布するとのことで、どなたか経験のあるかた、散布のタイミングなどを教えてもらえませんでしょうか。

また、最近カランコエの挿し芽をして根が出たので植えたてのものがあるのですが、こちらも伸びるのでわい化処理しようと思ってます。いつ頃が適切なのでしょうか。

たちつ 【近畿】 2012/12/21(金) 13:33:40

矮化剤とは

基本的に矮化剤処理の理屈は、葉と葉の間隔(節の間隔)の緩やかに成長させるものです。・・・抑制するものであって、長くなったものを短くさせるものではない。
従って、成長旺盛時期以前の新芽萌芽期に、散布するもの。新芽又は芽先
人間に例えれば、感情のようなもので、繊細なものです。・・・効果が極端に現れたり、なかったり。その結果は2週間以上経過しないとよくわからないものです。2週間以上経過したときには、もう遅くて意味が無い。更に、その効果も・濃度・散布時期・回数・気温など、品種別固体別にバラバラのときがアル。
成長ホルモンのジベレリンの作用と相反するように、抑制剤ビーナイン ダミノジットを植物に浸透させて、成長物質を作らせない・分解させるように、仕掛けること。これが、目に見えないので、結果がでるまで解らない。そこで、回数多く・濃度を高めて散布したくなる。
こうなれば、残留して、成長が止まる。葉が小さくなる・花がないということになる。
今の時期、蕾も付いているので、蕾にかかれば、花が無い・小さい・少ないとなりかねない。・・・花芽分化期(目に見えない蕾の下地細胞ができる)・極端な話、意味は違いますが、中絶堕胎が、摘花なら、流産を促すイメージ。

と言うことで、散布すれば、抑制効果は有りますが、その結果は、散布しないと解らない。反応は結果次第。自分で、数多く体験して、身につけないと解らない。

ホルモン系の調整は、化粧の乗りのように、微妙なものです。
化粧でも、体調肌・季節天気などで、微妙に異なるようなもの。

挿し木して、2週間後に第一回目を散布するとか・・・挿し穂の発根・新芽成長・花芽分化を想定して、理解してからの話。
植物別品種別の公表データーが、ない。

数株あるのなら、試しに、色々と実験比較すれば面白いかも。

と言うことで、考えるより、思いついたら、直ちに実験することです。
季節的・植物的な条件も換算して、使用する知恵を養うべきです。
習う(頭)より、馴れる(体)事。
農業とは、場数と微調整タイミングです。

このように思いますよ。


サイロ 2012/12/26(水) 10:12:48
なんの解決策、アドバイスにもなっていないのですが。

まず、わい化剤は徒長を抑えるための薬ではありません。
また、徒長するのであれば環境に問題があるのでその改善が第一だと思います。

パンジーも徒長しているのではなく、それがパンジーの本来の姿だと思われます。カランコエもしかり。
人間が見た目をよくするためにわい化剤で無理矢理小さくしています。

わい化剤は希釈倍率、使用回数、使用時期をきちんと理解しないと植物によくない影響(たとえば奇形、枯死など)を与えます。
一度使えば良いというものではなく、効果の持続期間があり、それを過ぎれば節間がまた伸長するようになります。
わい化剤は植物の種類によって効果がまちまちですので
説明書通りに使用する必要があります。
しかし、今回ご質問のカランコエは説明書に使用方法が載っていません。また、フェリシアもキク科ですからキクの使用方法に準じるとは思いますが、その方法がフェリシアという品種にあっているかよく分からないところです。

わい化剤を使いこなすには相当の時間と労力が必要です。
そこで得た経験を惜しげなく教えてくれる人はほとんどいないのではないでしょうか。
まずは一度使用してわい化剤がどういうものなのか体験してみてはいかがですか。

私ならば
徒長するのであれば管理する環境を見直し、できる限り改善して
それでも伸びすぎるなら剪定を含めた管理を考えます。

わい化剤は安易に使うものではないと思いますよ。

ハシモト 【関東】 [URL:http://blog.sun-plants.net/] 2012/12/26(水) 23:46:11
まぁ、売っているカランコエは矮化剤で背を低くしているのが普通なので、
ご自身で育てた場合は、大きくなりすぎに見えるのが普通だと思いますが、サイロさんの書かれている通り、
日光不足の徒長に対しての使い方は、何か違うような気がします。

ちなみに、カランコエの矮化処理は、ほぼ企業秘密ですね。
知り合い農家では、社員にもおしえないほど秘密厳守です。

理科の実験じゃないですが、
濃さを変えて、色々タイミングを変えて散布しながら良いところを探すとよいかも。
挿し芽はほぼ100%成功すると言っても過言でもないので、
どんどん増やして試してみることをおすすめします。

また、カランコエは短日処理をしないと花がつきませんので、そのへんも注意かなと思います。

花咲 【関東】 2013/01/10(木) 23:56:04
[[解決]]
たちつさん、サイロさん、ハシモトさん
詳しいアドバイスどうもありがとうございます。

わい化剤は思ったよりも繊細で難しいものなんですね。
インターネットを駆使して調べてもなかなか見つからないはずですよね。
苗はたくさんあるので、実験がてら使用してみようかと思います。
同時に、徒長に関しては、日当たりはもう改善しようがないため、水やりなどを見直して見ようと思います。

ありがとうございました。


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