ズイキイモとみがしきは違う品種なの

[園芸相談センター]の過去ログです

ゆき 【九州】 2012/09/27(木) 09:20:24
山形県のズイキイモと鹿児島県のみがしきテレビで見ていて形がとてもにています。みがしきは畑でも作りますが川べりでも自生しているとの事、茎の芋の近くは、赤みをおびています。食べるときは芋も同じく食べますが茎は川をむかずに煮食します。油で軽く炒めてみそ汁を作ります。衣をくぐらせて天ぷらにしても美味しいそうです。みがしきは鹿児島だけのものだと聞いていたので、同じ種類なのか、別の種類なのかわかる方が方がいたら教えてください。

たちつ 【近畿】 2012/09/27(木) 17:59:26

品種の見分け方とは

物事の分類・区別はむつかしいものです。
テキストや学校の表現は、世界標準・絶対値(メートル法)で、表記します。
ところが、日常生活用語は、体感法(尺貫法)で、意思表示します。
そこには、混同・歴史・習慣・流行・隠語など色々と混ざり合っています。
区別する一番簡単なことは、それぞれの品種を取り寄せて、栽培し、各自 手にとって、見比べるしか本当のことは解らない。
つまり、体験値を高める と言うことです。・・・ 場数。

Googleのレジュメを流し読みにすれば
栽培地や呼び名が違いますから、当然に品種も違います。・・・庶民的には、ドングリの背比べ程度の違いですが、食通や生産農家にすれば、天と地程かけ離れています。ネットメロンとキュウリの違いほど異なる。

いずれも サトイモですから、双子の兄弟ほど似ています。
サトイモ系を「食べる」という視点で、大分類すると
芋を主に食べる・・・地下塊
  癖がなくそのまま食べる系統 と 毒抜き灰汁抜きして食べる系統
茎を主に食べる系統・・・地上部 ズイキ。
  癖がなくそのまま食べる系統 と 灰汁抜きや干すなど加工して食べる系統
があります。
ズイキ・・・骨髄と茎の合成語と思う。ずいくきの短縮語と思う
ズイキ品種のうちの原種か品種代わりが みがしき (みがない 芋がない の転語と想像)・・・・鹿児島は、言葉・国語自体が人為的な隠語が多い。

原種が北へ広まってくると 土地土地の風土で、品代わり品種かわりする。食べにくいものはわすれさらられる。
そこで、流通業の言葉が一般化し ズイキ が定着した。
結果的に、ズイキの品種も多く発生するが、そのうち良く売れるものがズイキの主力品種となる。
と言うことと思う。

科学的分類。  Colocasia サトイモ属
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%88%E3%82%A4%E3%83%A2%E7%A7%91

もともとズイキは、芋もそうですが、飢餓対策・冬の癒し 転じて、軍需物資食料として、発展した。 いつでもどこでも誰でも簡単に作れて、好きなときに好きなようにして餓えを癒せる食料。
軍需物資とは、軽くて簡単に食べられて、邪魔にならないもの。
食べながら戦争ができる。干し米とか おにぎり・ sandwich のようなもの。 蒸して・干して・味噌を塗って・乾かして・腰紐にする。
干しスルメのように、その腰紐を齧りながら喧嘩ができる。
戦争中に、一々と炊飯なんかできない。煙や炎があれば、矢や弾が飛んでくる。 今は、缶詰が利用される。
余談ながら、災害時の差し入れ缶詰は、水と五目飯と焼き鳥が、飽きが来なくて、腹持ちが良い。いの一番に貰うべきです。 大抵は、美味しいもの好きなものから選ぶので、人気が低い。従って、沢山もらえる。
携行品は、使いやすい、サバイバルナイフ一つで、何でもできる。
因みにヘルメットは、格好良いプラ製より、台所のお鍋と座布団頭巾を風呂敷で結わえる。格好の良し悪しは、その辺のミーハーチャンに任せておけばよい。 とりあえず2週間生き延びれれば、何とでもなる。
とりあえず、今晩の餓えと喉の乾きと雨露寒さを防ぐことですよ。

と言うことで、

リゾットというのか 
おじや というか 
雑炊 というか
反吐 というのか の違い。
このようなもの。

と思います。


たちつ 【近畿】 2012/09/27(木) 18:13:42

余談ついでに、 もう一つ 災害時には、雨の中・水の中でも、簡単に火が熾せる 手腕が必要です。・・・ライター・マッチ・蓄電池・火事場の種火・摩擦(木と木を高速ですりこ木する)・火打石・ガソリン・コンデンサー・ダイナモなど、何でもよい。



あさと 【近畿】 2012/09/27(木) 22:52:40
ミガシキを見たことはないのですが、鹿児島県HPに「ミガシキ(ズイキ)」と書いてある↓ので、同じ種類と考えていいでしょう。

http://www.pref.kagoshima.jp/ag06/sangyo-rodo/nogyo/nosanbutu/dentou/migasiki.html

里芋の仲間は全国にたくさんあり、大まかな栽培方法は同じだと思いますが、大きさ・堅さ・味などは地域でかなり違って、食べ方もそれにより変わってくると思います。私のいる大阪ではズイキは皮をむきます。色も赤いですよ。前述のHPを見ると、ミガシキはかなり細い感じですね。

ゆきさんは栽培方法と食べ方のどちらをお知りになられたいのでしょうか?それにより答えが変わってくると思います。

いずれにせよ、鹿児島の方の詳しい回答があると良いですね(^^)

【東海】 2012/10/01(月) 13:25:03
日本のサトイモの品種は芽変わりの選抜を繰り返してつくったものが多く、基本となる品種はそれほど多くないようです。
ですが、各地方でそれぞれ独自に選抜を繰り返していた結果、元が同じ品種であってもかなり変化しています。そしてそれぞれの産地で別の品種となっています。
山形県のズイキイモと鹿児島県のみがしきも元は同じ品種であったかもしれませんが、それぞれ独自の選抜によって異なる品種になっているのかも知れません。

ゆき 【九州】 2012/10/10(水) 22:02:49
[[解決]]
あさとさん、朋さん、みなさんありがとうございます。里芋のたくさんの仲間がある事が解りました。似ていても少しずつ、違うものなのですね。とても参考になりました。


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