バラのシュート

[園芸相談センター]の過去ログです

ねこ 【関東】 2012/07/24(火) 08:46:19
バラ初心者です。バラのシュートについて教えてください。シュートが少ない株があります。今日は7月24日ですが、まだ、これからの時期もシュートは出るのでしょうか?
もし、出るのでしたらどうしたらよいでしょうか?
よろしくお願いいたします。

ラブリー 2012/07/24(火) 09:06:50
品種は何でしょうか?
鉢植えですか? 地植えですか?
日当たりはどんな感じでしょうか。

品種によって、シュートが出にくいものがあります。
それは品種の特色ですので、仕方がないことです。

また、普通にシュートがでる品種で出ていないのであれば、日当たりが悪い、花柄を長期間つけすぎている、肥料不足、根詰まり、根の成長不全などの原因があります。
肥料については一気にあげても仕方がないので、時期をみて肥料切れを起こさないよう調整するとして、日当たり、きりもどし(花後深めに切り戻せばシュートが出やすいです)、鉢増し(根は触りません)など、考えられる対策はいくつかあります。

シュートが一番良く出るのは春〜夏の花後です。
現在花はありますか?
夏に差し掛かって、花が終わった後にもかかわらず、まったくシュートの気配がないのでしたら、今年はもう難しいかもしれません。
書き込みの雰囲気からいって、少なくとも一本はでていると推察します。
その枝と、去年の枝を大切にして、害虫や病気などで葉数を減らさないようにしてください。

バラは強い植物ですので、シュートが少ないぐらいで枯れません。
長い目で見て、来年は沢山シュートが出るように、肥料や根や剪定に気を配ってあげてくださいね。

バラふぁん 2012/07/24(火) 15:53:58
シュートが出やすいバラと出にくいバラがあるようです。

出やすいバラなのに出ないとしたら、毎年植え替えしてない(根詰まり)、
根腐れ等が考えられます。

8月の中旬以降にもシュートが出ることがありますが、この時期のシュートは
冬の寒さには耐えられないそうです。私はあまり気にせず育ててますけど。

ねこ 2012/07/24(火) 19:09:25
ラブリーさんバラふぁんさんありがとうございます。
今年はあまり期待しないほうがよさそうですね。苦し紛れに追肥のほかに液肥を2週に一度程度上げています。
ちなみに品種はモーティマーサックラー(シュート3本)ウエッジウッド(同1本)シャルルドゴール(同1本)日当たりの良い地植えです。
元肥と追肥はしています。しかし、切り戻しはしていません。今年は花を咲かせるつもりがなかったので蕾をほとんど摘んでいました。どの品種も一本のシュートが出たときピンチを躊躇してしまったのが原因でしょうか?他の薔薇はあまり気にしなくても沢山のシュートが出ています。

【東海】 2012/07/24(火) 20:44:01
他の2品種は育てたことが無いので判りませんが、少なくともシャルル・ド・ゴールは非常にシュートの出にくい品種です。たいてい1、2本しか立ちません。
しかし、こういった品種はシュート自体の寿命は長いので今あるシュートを大切にして、気長にあたらシュートが出るのを待ってみてよいかと思います。

シュートの出やすい品種は出にくい品種に比べて一見優秀に見えますが、新陳代謝が激しいためシュートを出させ続けないと枯れてしまう自転車操業な体質です。

バラふぁん 2012/07/25(水) 15:45:14
今の時期に液肥は避けたほうがいいです。

水だけが蒸発して、電解質が残り、枯れる原因となります。

液肥だけでなく、肥料全般に避けたほうがいいです。7月終わりから8月いっぱい
までは、暑さだけを乗り切ると考えて育てたほうがいいです。中には、8月終わり
になると肥料開始する方もいるようですが、それでも少量だと思います。

ねこ 2012/07/25(水) 20:33:03
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朋さんバラふぁん さんありがとうございます。
大変参考になります。
バラ入門のネットで7月8月の追肥について書いてありましたのでそれを参考にしました。でも、追肥をしないと説明されているネットもあるんですよね。バラは難しいです。

gardenfan 【近畿】 2012/07/28(土) 02:22:32
解決済みですが、

バラふぁん様の
>今の時期に液肥は避けたほうがいいです。
水だけが蒸発して、電解質が残り、枯れる原因となります。

ちょっと違うのではと思い、追記させていただきます。

6−7月に夏の追肥として冬の元肥の半分程度のボカシ肥料の追肥は、バラ会では普通に指導されることです。つまり夏場の肥料成分は6月末以降に伸びたベーサルシュートを伸ばす為に必要です。

私の場合は、1番花が終わってからは、固形の追肥ではなくて通常の液肥に硝酸石灰を追加して窒素分を多くした液肥のみを毎週1回週末に潅水しています。固形肥料を使うより液肥の方が成分調整が簡単だからです。窒素分が多いというのが重要です。
この方法に変えてからベーサルの出方が多くなっています。

液肥が悪いのではなくて、その濃度を管理せずに与えてしまって枯れるのではないでしょうか?

EC値(伝導率)を1mS/cmくらいに薄めて使用するという基本中の基本さえ守れば問題は起きません。EC値の管理は土壌の状態を評価する為にも大事なのでEC計は是非1台購入されることをお薦めします。定期的にチェックすることによって施肥の与え方が適正かどうか判断できます。冬の元肥を与えてから1番花が咲くまでに肥料成分がどのように消費されていくかも判るようになります。今では鉢植えには冬の元肥は与えません。春から液肥だけです。それで十分です。
地植えは逆に元肥を重視しています。

夏に鉢植えのバラが枯れるのは、鉢が小さくて熱によって水が蒸発して水切れになるのが主な原因です。
鉢をアルミホイルでカバーするとか、受け皿や半日陰に退避させる方法があります。
上述した濃度の液肥の潅水では、土壌自体のEC値をバラが枯れるほどの濃度まで上げることはありません。

gardenfan 【近畿】 2012/07/28(土) 02:35:31
シュートを出させたいのなら、基本は簡単です。

クラウン(接木部分)に養分を集中させることです。バラは頂芽優勢ですから簡単です。

1.蕾を付けさせない。生殖成長に入ると花を咲かせる為に枝先にどんどん養分を送りますのでシュートは出ません。

2.枝をペンチピンチして折り曲げる。またはゲンコツ剪定して枝を全て切る。すると必死で生きる為にシュートをだそうとする。

3.鉢なら横に鉢ごと倒す。

4.窒素肥料過多の施肥
  うどんこ多発しても構わずに。

5.シュートが出にくいと思う品種は、接木部分を埋める。というかマルチで接木部分が隠れるようにする。これはシュートが出にくいといわれる品種には結構効果があります。

シュートの時期ですが、8月中旬までならなんとか来春の主幹になると思います。それ以後は枝が充実しない(木質部が太くならない)ので出ても切ることです。遅くに秋花を楽しみたいのであればそれも可。


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