ひょうたんについてヘルプ

[園芸相談センター]の過去ログです

小学校教師 【近畿】 2012/07/17(火) 12:20:40
大びょうたんと千成を合わせて30本程度、学校で育てています。なぜか、根本から葉っぱが枯れたり、黄色く変色しています。中には、1本のつるが全部枯れた感じのものもあります。天候不順のせいでしょうか?あるいは、この時期、正常な状況なのでしょうか?肥料は、化学肥料をポットの苗から植えかえるときに底に少し入れたぐらいです。少し前までは、とても元気な感じでした。 よろしくお願いします。

たちつ 【近畿】 2012/07/17(火) 15:04:05

>大びょうたん・・・・黄色く変色しています。
以上の弊害を引き起こした原因と解決する対策を述べよ。
ただし、肥料栄養素に関する事項 及び 根域に関する土質条件・病害虫は考えないものとする。 ・・・・課題

今日も、「熱いですね。 気温も高いし、湿度も高いし」。・・・ヒント。

回答 
敷き藁などで、厚くマルチングして、地温を直射日光の高温から、断熱する。あわせて、高温下における土壌水分の蒸散を抑制する。

解説
ヒョウタンの発芽地温は、25度以上、最適生育温度地温25度前後・気温28度前後。 生存温度(耐性)と生育温度は異なる。

観察
雄花・雌花がある。 雄花(雌花)の役目と雄花(雌花)の誘導の仕方。
受粉後何日で、果実が完成するか。未成熟なら保存加工にどのような不便さがあるか。(見かけ上完成していても、実質的には未熟・追熟。 果物なら不味い=木生り完熟と追熟の違い)

目的
植物を育てることにより、自然の理解や理科の体験のみならず。
愛情を育み感性情緒を高める。
共助と自助の意味を理解する。
など、多方面にも影響する。

配慮
連作障害

この根腐れ根瘤線虫など根の害虫は、解りにくい。蔓茎や葉の病害虫も沢山有る。地中害虫は、概ねpHに注意して、アルカリ石灰で、駆除する。

苗を植えつける場合には、深く大きく耕して、腐葉土を3-4割り混ぜて、将来の根張りをよくする。蔓植物は、地上部の成長が、早いために、根を毎日成長し続けないと、地上部の成長とのバランスが取れない。根の成長停止は、命取りとなる。特に、極めて短命な産毛根の成長。 
又根は、酸素も必要としているので、排水にも注意。排水の簡単方法は、尾根畝立て(凸状 台形 山高)にする。 酸素は、雨水・潅水時に、置換方で供給される。

ヒョウタンは、食用ヒョウタンで無い限り、齧れば、体調異変を引き起こす可能性がある。食中毒。
食用と観賞用の区別は確実に。

目的と基礎が確実にできていなければ、次に進めない。
ムリに推し進めれば、いずれは、自己矛盾を引き起こして、消滅する。枯れれば、邪魔になる。社会に迷惑な存在となる。
ここが、トコロテンと異なる。

このようなもの。

ヒョウタンの栽培マニュアル
http://www.toshinao.com/hyotan/manual/index.html



[園芸相談センター]の過去ログです

園芸相談掲示板@園芸相談センター園芸相談センター