根ぐされ蘭 植え替え後の管理

[園芸相談センター]の過去ログです

ぴこK 【関東】 2012/07/06(金) 10:56:34
「胡蝶蘭の蕾を咲かせてよいでしょうか」の質問で、2株の根ぐされした胡蝶蘭の今後の育て方についてアドバイスを頂いた者です。

当時の2株の状態は、「1株目は花茎が2つで緑の葉が8枚。一番下したの2枚はやや緑色が薄い。もう1株は花茎1つで葉が9枚。1番下の1枚が少し茶色く、あとは緑。」でした。

その後6月中旬に花軸と死んだ根は切って植え替え、ミズゴケは完全に乾かした状態を保ち、1日2回ほどの葉水スプレーのみで発根を待っていました。メネデールは近所で入手できず、結局使っていません。

5枚以上の葉が残れば来年も花を見れるかもしれない、新根が5cm以上の長さのものが4本ほどになれば普通の管理に戻せる。とアドバイスを頂きました。

しかし、現在3週間経過しましたが、花茎2つだった株はまだ新根が出ていません。花茎1つだった株は2箇所は5ミリ弱ほど確実に新しく発根してきており、それ以外も古い黒くなった発根跡が再度ふくらみかけているように見えます。
そんな中、葉はどちらの株も1枚枯れてしまいました。他の葉も一番上の2枚以外はかなりしわしわしてきています。

この調子で行くと葉が5枚残った状態になる頃に、5センチの長さの新根が4本という目標は達成できなさそうです。
より葉水を少なくしてミズゴケは完全乾燥状態を続けて根を待つのか、水分を増やすべきか迷っています。


また、植えつける鉢のことですが、たまたま手持ちで浅い素焼き鉢がたくさんあります。
大きさは内径11〜13センチ前後、厚みは7〜15ミリぐらいで、深さは7センチぐらい。いくつかは吊る紐通し穴もあります。
浅い鉢や吊鉢が蘭に良いと知り、未使用だったので最初はそこに植えました。

その後店頭で深さ8センチ強の3号素焼き鉢をみつけ、根はそこに十分収まるので1つはそちらに移しました。
ミズゴケはふわふわにしてあるので、のこる1つも問題なく移せると思います。
大きめで浅い鉢よりも、やはり普通の3号素焼き鉢を使うほうが良いですか。
切り捨てた根の量を思うと浅く大きめの方が良いようにも思えますがいかがでしょう。どうぞお教え下さい。

ひろし@小南部 2012/07/06(金) 17:41:53
胡蝶蘭を植え込むミズゴケの固さなんですが、胡蝶蘭の株を持って鉢全体を持ち上げられる固さが必要です。フワフワだと素焼鉢が機能しません。発根前とはいえ、きちんとした固さで植え込んでください。4号浅鉢でも標準3号でもどちらでも構わないですが、駄温鉢ではなくて軽くて白っぽい素焼鉢であることを確認してください。

置き場は明るい窓辺においていらっしゃいますか?光が不十分だと活性が低下します。例えば窓の無いオフィス内なんかであればいくら明るいと思っても、それは人間の目が調整しているからで、せいぜい照度は1000ルクスくらいしかありませんから、やっと生存できる程度の弱い光しかないので、発根させるだけの光合成ができません。

あと植え替えたときに生きていた根がどの程度あったかにもよりますね。生きた根がその株に十分あれば新根をあまり出さないで済ませようという場合もあるのです。根腐れしていた程度問題ですから、、、そこそこ生きた根があったのなら普通の水遣りにするほうが回復も新根の出し方も逆に早いということはありえます。生きた根はどれくらいだったんでしょうね。

葉水ですが夕方と就寝前の二回なさっていらっしゃいますか?
胡蝶蘭はCAM型光合成をする植物ですので気孔を開くのは夕方から夜間です。根の不足で吸水できないわけですから、気孔からの蒸散をできるだけ抑えるために葉水はたっぷり与え、発根を促進するためにミズゴケは葉水を与えるときに表面が湿る程度の乾き加減を維持する必要がありますが葉水を朝や日中にしてもほとんど役に立たないのです。

葉水で足りなければ、夕方から夜間の湿度を高く保つために、プラスチックの衣装箱に濡らしたタオルなどとともに夕方から密閉しておき朝に取り出して明るい窓辺に置く、という手もあります。

ぴこK 2012/07/06(金) 21:59:36
早速のご回答ありがとうございます。

蘭への基礎知識不足でした。過湿にならないためにミズゴケはふんわりしたほうがよいと誤解していました。早速ミズゴケを足そうと思います。
また蘭に良いと思いかなり風通しのよいところにおいたのですが、それが良くなかったということでしょうか。


>駄温鉢ではなくて軽くて白っぽい素焼鉢であることを確認してください。
手持ちも新しく買ったものも、間違いなく白っぽい素焼き鉢なので大丈夫そうです。
ためしにこのまま、1鉢は3号、もう1鉢はやや大きい平鉢で育ててみます。

置き場は室外の木漏れ日の下、1mぐらいの高さで風通しのとても良い木の棚の上です。
直射が最近きついのでこの位置にしましたが、雨の日もあるので日照不足かもしれません。
最初のうちは夜はとりこんでいましたが、ここのところ関東は夜寝苦しいほど暑いので夜も出しっぱなしです。


>あと植え替えたときに生きていた根がどの程度あったかにもよりますね。
途中がくさった根の先で残した部分はないものと考えると以下の通りです。

花茎が1つだった株は2センチ〜10センチの根が10本ぐらい。この株は葉と葉の間から元気な根が空中に3本出ており、その根の色は良い状態です。
花茎が2つだった株は1センチ〜8センチぐらいの根が6、7本ぐらいだと思います。
新根が出ない花茎2本だった株の方が、根の本数も長さもかなり少ないです。

葉水は帰宅後と就寝前の二回続けています。
ミズゴケは葉水を与えるときになるべくぬれないようにしていました。
風通しが良い場所なので、常に乾いた状態になっていたと思います。

夕方〜夜の葉水をもっと増やし、風通しのさほど良くない場所で管理した方がよさそうですね。
ミズゴケも表面はもう少し湿らせるようにしてみます。

そうしても葉の枯れが進むなら、夜間用のプラスチックケースを用意しようと思います。

ぴこK 2012/07/06(金) 23:04:15
根の本数は、黒っぽく元気のないものも含めた数です。
緑色で張りのある根は、花茎1本だった新根が少し出ている株の、葉の間から空中に出ていた3本の根のみです。
花茎2本だった株は、元気な根はありませんでした。

ひろし@小南部 2012/07/07(土) 10:23:29
健全な株の場合、日中も夜間も風通しの良いほうが良い(日中は冷却に、夜間はガス交換の促進に)のですが、根腐れ株の場合夜間はガス交換を多少犠牲にしても蒸散による水分の漏出を抑えたほうが良いので湿度高め、密閉に近い状態のほうが良いのです。日中は基本的に気孔を閉じていますので置き場所の湿度はあまり問題になりません。

空中に3本根が出ている株に対して葉水を与える際スプレーでその根にも十分吸水させてください。それとミズゴケ表面は、葉裏の湿度保全のためですがやはり表面が湿る程度の水は与えてください。こちらは毎晩それを励行すれば夜間の置き場所はこだわらなくてもよいかも、、、

根腐れ程度の重い株のほうは夜間プラスチックケースで保湿に努めたほうが良いでしょう。

ぴこK 2012/07/07(土) 10:55:04
[[解決]]
今まで2株を同じように扱っていましたが、花茎2つだった株は根の損傷も株の疲労度も大きいようなので特別扱いですね。さっそくプラスチックケースを用意します。
これからは葉の元気さを見ながら、双方ともに夜間ちょうどよい保湿具合を保てるよう注意しようと思います。

ぴこK 【関東】 2012/07/08(日) 21:23:11
解決後ですが、再度質問させて頂きたい点が出てしまいました。

葉水のために夕方〜夜に接していたため見過ごしていたのですが、今日明るい時間によく見たところ元気なほうの株の葉裏にに黒いとても小さい点が沢山出ていることに気がつきました。下の方の葉2枚の付け根のあたりからひろがっており、殆どは0.1ミリかそれ以下のごく小さいもので色ははっきりした黒をしており数十はあります。

早速「蘭、葉、病気」などの言葉で検索しましたが、似た画像は見当たりません。関東はここ数日雨がちで夜の気温のかなり高い日もあったので、かびでしょうか?
もし病気なら急いで対処した方が良いと思うのですが、手持ちのベニカXをスプレーしても良いでしょうか?
過去ログを見たところ、トップジン・ベンレートなどの殺菌剤の名前がありますが、手持ちにはありません。また、蘭は共生菌があるので殺菌剤はあまり使わないほうが良いとの記述もみかけるので迷っています。
枯れた葉は、自然に付け根の方に切れ目ができたので、手でちぎってしまったのですが、それがよくなかったでしょうか。枯れた葉の残りの部部、茎のまわりに密着した黄色いところはついたままにしてあります。

今日、足を伸ばしてメネデールを買ってきたので、その前に気づけばよかったのですが...。

ところで1つ良いご報告もあります。元気な株の方は、よく見ると小さい葉が出始めたようです。なんとか元気に育てたいと思います。
質問ばかりになり恐縮ですが、どうぞお教え下さい。

ぴこK 【関東】 [URL:弱った蘭への農薬の使用について] 2012/07/09(月) 09:16:40
【根ぐされ蘭 植え替え後の管理】の質問をした者です。
 
葉水のために主に夕方〜夜に接していたため見過ごしていたのですが、昨日明るい時間によく見たところ元気なほうの株の葉裏にに黒いとても小さい点が沢山出ていることに気づきました。下の方の葉2枚の付け根のあたりからひろがっており、殆どは0.1ミリかそれ以下のごく小さいもので色ははっきりした黒をしており数十はあります。

早速「蘭、葉、病気」などの言葉で検索しましたが、似た画像は見当たりません。関東はここ数日雨がちで夜の気温のかなり高い日もあったので、かびでしょうか?
もし病気なら急いで対処した方が良いと思うのですが、手持ちのベニカXをスプレーしても良いでしょうか?

過去ログを見たところ、トップジン・ベンレートなどの殺菌剤の名前がありますが、手持ちにはありません。また、蘭は共生菌があるので殺菌剤はあまり使わないほうが良いとの記述もみかけるので迷っています。
枯れた葉は、自然に付け根の方に切れ目ができたので、手でちぎってしまったのですが、それがよくなかったでしょうか。枯れた葉の残りの部部、茎のまわりに密着した黄色いところはついたままにしてあります。

昨日、足を伸ばしてメネデールを買ってきたので、その前に気づけばよかったのですが...。

ところで1つ良いご報告もあります。元気な株の方は、よく見ると小さい葉が出始めたようです。なんとかこのまま元気に育てて行きたいと思います。

昨日解決後のスレに書き込んでしまいましたが、本日改めてスレをたてました。質問ばかりになり恐縮ですが、どうぞお教え下さい。

ぴこK 2012/07/09(月) 20:40:43
↑上記2つのスレは、解決後に書き込んでしまいました。
その後別途「弱った蘭への農薬の使用について」というスレを立てました。
見苦しくなり、皆様申し訳ありません。削除依頼を出そうか迷いましたが、管理人様をわずらわせるのでこのままにさせていただきます。
続きを読みたいと思われた方は、恐縮ですが「弱った蘭への農薬の使用について」のスレをお読み下さい。


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