ジギタリスの花色が変わってしまった!

[園芸相談センター]の過去ログです

りこ 【関東】 2012/05/17(木) 14:33:15
去年アプリコットカラーのジギタリス株を購入し、地植えにしたところ見事に開花して種がたくさんできました。
その種を庭中にまいたら、庭中ジギタリスが咲いたのですが...
アプリコットカラーには程遠い濃い赤紫色をしているのです。
実生で育てると花色が違ってしまうことがあるのでしょうか?
ちなみに白いジギタリスは実生でもちゃんと白が咲きました。
どなたかご存知の方教えてください。

ラブリー 2012/05/17(木) 14:41:05
他の色と交配したのでは・・・
実生ものはなかなか思うような花色にはならないものです。

たちつ 【近畿】 2012/05/17(木) 18:39:48

ジギタリスの花色は、白花が一番安定しているようです。
色花は、微妙に変色してしまいます。
発色の感じ方・発色は、種類別(固体別・品種・植物別)や生育状態・環境・病害虫・温度・観察者の感受性・認識許容度その他・遺伝子によって異なります。

栽培者にとって、発色はほとんど管理不能で咲くまで解りません。
せいぜい、白花の種は、白花が咲くだろう。紫花の種は、紫に咲くだろうという、選別する程度。
慣れれば、葉の色や形で、選別することができる場合があります。

概ね、白か濃い花色の種を残しておいたほうが、無難。

31原則・1221原則とか遺伝の法則による。
色々な花色を楽しみたければ、淡い花色の種を残しておけばよいと言うことです。

以下は想像ですが、発色とは、
金属イオンの濃度と分布状態(配列)
温度を含む光・・・屈折・反射・強さ 温度とは、積算温度・HL温度・温度差など
栽培者の識別能力・・・目の性能・許容度・相対的認識とか
この3要素で決まると思う。

金属イオンも色々ありますが、主にアルミイオンと鉄イオンと思う。
後は、安定剤・添加物・活性剤や触媒の働きと思う。
それが、温度や光で、配列が移動したり・固着したりとか。

その対象を固体に限定しても、先天的・潜在的に親が持っていた遺伝能力と、交配した結果発現した新発現遺伝子や、正確性をもって、引き継がれなかったり、途中で、変化した遺伝子もある。
結果的に、色々な組み合わせがありますから、厳密に言えば、全く同じものは、無いということです。

>実生で育てると花色が違ってしまうことがあるのでしょうか?
すべて変わると言うことで、栽培者がどの範囲まで、を容認するかと言うことです。

全体的に、又 花の一つ一つや花の位置でも、色は異なる。
http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/004/040/41/N000/000/001/121390674760616429631.jpg
http://www.pref.kyoto.jp/plant/resources/P5310320.JPG

汚い話ですが、毎回排出する小便や大便の色や臭いは、毎回違うし、時間が経過すれば又違う。このようなもの。・・・・生理・成分の変化
便でも、真っ白な色もある(病気・バリュウム)・・・突然変異・伝達誤り。 概ね死滅する。生存もしにくいし、安定しにくい


絵の具を色々混ぜれば、色も変化する・・・遺伝・交配による変化
絵の具も、メーカーや水彩絵の具・油絵の具でも異なる・・・・潜在的遺伝子による影響。

このように思います。


りこ 2012/05/17(木) 21:15:33
[[解決]]
ラブリーさん、たちつさんありがとうございます。
我が家は確かに蜂など昆虫も多く、自然交配しやすい環境にありますし、たちつさんが教えてくださった説も大変勉強になりました。
わかりやすく写真まで添えていただき、感謝いたします。
思い通りにいかないことも含め園芸を楽しんでいこうと思います。


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