増土とは?

[園芸相談センター]の過去ログです

野々 2012/05/10(木) 17:17:09
いつもお世話になっています。
過去ログで、日本さくらそうの育て方、を見ていたら”増土をする”という言葉がでてきましたが、それはどういう作業のことですか?
またどういう理由で必要なのでしょうか。教えて頂きたいです。

たちつ 【近畿】 2012/05/10(木) 18:40:51

>増土
増す 土を・・・土を追加すること。
鉢植え用の言葉で、フリージア栽培でよく使います。
畑には、土寄せと言って、葱やジャガイモ栽培でよくでてきます。

必要か、必要でないかは、草花の性質や状況や好みや横着で違ってきます。
一寸した注意点・しないよりかは、したほうが望ましいという、テクニック。


日本サクラソウの性質は、主に

夏休眠の宿根草
鉢が小さくて根が長い。
寒さには強いが、暑さと乾燥に弱い
繁殖は、種まき又は、株分け。
 ・・・・・以上の4つがポイント。

ここで、一寸休憩して、体操してみましょう。
 起立して、両手を上に上げ、Y字の姿勢をとってください。
 次にそのまま屈伸運動を し続け てください。
 疲れたら、両手を降ろしてください。

 足が根の運動で、両手は葉とします。 疲れて、手を降ろしたら、葉が枯れたということです。 頭が新芽。肩が土の表土。と言うことです。

真夏に、帽子をかぶらずに、ボーっと立ち続けたら、頭が日射病で壊れる。根は休んでいるので、水も飲めない。
そこで、帽子を被せてあげましょうねということでしょうね。

冬休眠の宿根草は、土の中でそのままジィーっとうずくまっている。
夏休眠のものは、その点無防備です。多くの場合は、球根(根の中に芽を隠す)の形をとる。

自然界では、概ね雑草が生えたり、土埃や穏やかな流土や落ち葉で保護されている。ある意味過保護かも。山野草とは、自然との調和という過保護下で、生きているので、色々と面倒を見てあげないと上手く育たないものが多い。 生死の問題。

群生地
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/aa/cc239269a826a17e2ce371c824496dae.jpg
本来の群生地は、もう少し自然らしくなっている。最近は、遊歩道とか観光資源・絶滅保護の問題から、本来の生態系とは、かなり違っている。善悪好き嫌いは別にして、これも時代の流れかも。

このように思います。


野々 2012/05/11(金) 16:40:47
[[解決]]
たちつ様、いつも参考にさせて頂いております。
分かりやすい説明、ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。


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