バラの冬剪定
もる
【甲信越】
2012/04/10(火) 19:25:34
いつもお世話になっております。
寒冷地もやっと寒さが和らぎ、冬剪定を終わらせました。
大変初心者な質問で申し訳ないのですが、剪定の基本は「前年一番花が咲いた枝で切る」だと最初に覚え、ずっとそれでやってきています。
が、その理由が分かりません。
いろいろ調べたのですが、一番花が咲いた枝で切るとは書いてあっても明確な理由が書いてあるものは見つけられませんでした。
なぜ一番花が咲いた枝で切るのでしょうか?
またその方法でやっていくと、毎年一段ずつ剪定する枝が上に上がっていきます。
シュート更新するようなバラでしたら古いものは切っていけばいいと思うのですが、アイスバーグなどあまりシュート更新しないようなバラは毎年毎年背が高くなる一方です。
その場合、どうやって高さを調整していったらよろしいのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
バラふぁん
2012/04/10(火) 21:16:22
私はベランダ栽培なので、切ってしまいます。切らないと天井に届いてしまう
ので・・・
あまり切らないほうが良いのはつるバラだと思います。でも、品種によっては
切っても大丈夫なものもあるようです。
一番じゃなくてもいいじゃん
【東海】
2012/04/10(火) 21:23:48
樹高の1/3に剪定するとか、1/2に剪定するとか。そのように考えるザマスよ。ステムの長さも頭にいれてバランス良く剪定する事が肝心ザマスよ。ダイタイあなた、どの位の高さで花、咲かせたい訳?
gardenfan
【近畿】
2012/04/10(火) 22:09:22
HTの場合の剪定の基本は、美芽麗しく(一枝に三芽残し)かと思います。これでステムが60センチ伸びれば80−100センチの高さで咲いてくれて、綺麗に花を見ることが出来ます。
オースチンやデルバールなんかのシュラブについては品種によりバラツキが大きく、30−50センチの高さで中剪定するものもあります。
要するに春の開花の位置をどうするか、そしてどの程度のバラを咲かしたいか...が基本原則となります。
シュート更新しにくい品種は、シュートを出さす工夫が必要です。古い枝をペンチで折り曲げたり、鉢毎横に倒したり、げんこつ剪定したり、クラウンに*****を散布したり、方法は色々とあります。
アイスバーグもシュート更新しにくい品種といわれてますが、本家コルデスの展示ガーデンではシュートを出していました。地際から出ていました。接木部分は地下に埋められていますので、そういう方法もあります。
ツルバラも昨年咲いた枝については、花が咲いた枝を3芽残しで剪定していますが、昨年咲いた枝は2本以下に制限してベーサルシュートが2−3本横に誘引しています。
たちつ
【近畿】
2012/04/10(火) 22:28:34
・
四季咲きの花ばらの一番花を切るの意味は、
春中から、初夏の間に、もう一度咲かせる方法の、転用や、草花の斬り戻しから、派生したものと思います。或いは花カス摘みの結果花が咲いたという、習慣など。
四季咲きの花ばらは、新芽が伸びれば、その先に花が必ず咲きます。
徒長茎や生理障害を除く。
概ね、スプレー咲きの小輪花を除き、花は、徐々に小さく汚くなる。
切り口付近に、細い芽が多数萌芽するために、気温の高温化・栄養の消費済ということもあり、花色薄く、花は徐々に小さくなる傾向にあります。
冬剪定は、大胆に低く(1/4-1/2の草丈にする) 夏剪定は、高く(1/2-2/3の草丈にする)が、多いようです。
株枝更新は、冬場に、できるだけ短く斬れば、株元(接木跡の上の太い芽を残す)から、徒長茎(花が咲かない茎)が1-2本生えてきます。徒長茎を1-2本残して、確認してから、古い茎を取り除けばよいように思います。
慣れてくれば、接木跡など株を深く、埋めてしまえば、徒長茎は、生えてきます。
欠陥として、接木部分が、腐るとか、花ばらから、根が生える場合がある。花ばらの自家根は、根の病気に弱いものも多いので、好ましくない場合も有ります。
と言うことで、日々観察し、どの程度の長さで花が咲くか、新芽の太さとか新芽の数を栽培者なりに、決めればよいかも。
時として、への字状に茎を折らないように、徐々に へし曲げるとか。
樹皮を剥離するとか、色々と あの手この手と、試してみれば面白いかも。
このように 考えます。
・
一番じゃなくてもいいじゃん
【東海】
2012/04/10(火) 23:28:20
書き忘れたザマス。>なぜ一番花が咲いた枝で切るのでしょうか?
そこで剪定しておくと、充実した枝を残して剪定した事に、マヌケな方でもそうなるザマスよ。
gardenfan
【近畿】
2012/04/14(土) 00:46:33
たちつ様への反論になってしまいますが、
>花ばらの自家根は、根の病気に弱いものも多いので、好ましくない場合も有ります。
私はバラの接木部分は地下に埋める派です。
そうすることによって自分の根を出して立派なシュートを出してくれます...というかシュートを出した後から自分の根を出して勢力旺盛になります。というのが本当かなと思います。
日本ではほとんどの本で接木部部は地上にと書かれていますが、海外では地下に埋めるというのがほとんどです。10年ほど前からバラ会の全国展などで苗を販売されている業者さんにそういう話をしてきましたが、ようやく最近地下に埋めると言う業者さんも出てきました。
挿し木苗の方が元気な品種もあります。J&Pなんかは挿し木苗を積極的に薦めたナーサリィの一つです。
日本で接木部分を地上に...という話は、バラ苗業者は元々は果樹苗業者さんだったことに由来するかと思います(宝塚やその後の奈良や岐阜など)。そしてバラの接木部分は地上にといわれている人の中で実際に地下に植えた場合と比較された方が日本にどれだけいらっしゃるのか疑問に思っています。
クラウンを日光に当てる方が、ベーサルシュートが出やすいという研究結果は、ハウスの切りバラ業者さんの研究では結果が出ていますが、ガーデンローズで接木部分を地下に埋めていても、シュートは旺盛に出ているのがEUのバラ園では多いです。
我家では、地植えも鉢植えも、腐葉土を米糠ボカシ+バイムフードで好気性菌リッチな腐葉土で株元を覆っていますが、(盛り土して接木部分を結果的に地下レベルにしています)本当にニョキニョキとシュートが出てきます。
もる
2012/04/17(火) 08:13:37
ご返信が遅れて申し訳ありません。
みなさま、いろいろなアドバイスをありがとうございます。
大変勉強になりました。
バラの栽培書を読むと、「よい芽がなくてもとりあえず一番花の咲いた枝で剪定する」とあるものが多く、また「樹高の半分〜三分の二にする」と書いてある本でも絵は一番花の咲いた枝で切るように描かれています。
それを疑わずずっと一番花の咲いた枝で剪定するようにしていたのですが、その理由が明確に書かれた本やサイトがなく疑問がわいたわけです。
自分の家のバラもそうですが、お隣さんのお庭に30年以上植わっているクイーンエリザベスがあり、剪定をよく知らないお隣のおばあちゃんが毎年花だけを摘んでいます。
うちの庭の真向かいなので肥料などを一緒にあげているのですが、「もっと低いところで咲かせたいけどどうしたらいいの?これだとお花がぜんぜん見えないのよね」と言われました。
本のように一番花が咲いた枝で切るようにすると、それだけで2メートルくらいです。
かといって見下ろせるような高さで切ってしまっていいものか。
下の方はすでに木のようになった枝です・・・
いい芽もまったく見当たりません。
ちょっと質問とはずれてしまうかも知れませんが、大きくなりすぎたバラの仕立て直しを教えていただけるとうれしいです。
よろしくお願いいたします。
ポッキー
2012/04/17(火) 19:11:23
新しいシュートが根元から出ていない状況ですね。
普通は古株であろうとも根元近くから毎年元気なシュートが出てくるはずなんです。
ウチの祖父が育てていた古い古い放任バラがあって、そばにも寄れないほどの雑草類ブッシュの真っ只中で毎年咲いていたのですが(花ガラも摘んでいません^^;)最近家を増築した際になんとか造園業者さんに手を入れてもらうことができました。
近くで見ると、遠目で見ていた美しさなどかけらもなく、下のほうはまったく葉がなく、ゴツゴツと木質化していたそうです。
携帯で写真を見せてもらいましたが、樹形もなんだかびっくりするほど曲がっていて、周囲の雑草(木かも)がなければ台風で傾きそうな姿でした。
造園業者さんが抜きますか?と聞いてきたので(そのままだときれいな庭にすることなどできなさそうだったので)迷ったのですが、温存方針でお願いしました。
まず、挿し木苗を作るよう進められました。
父がよくわからないのと答えると、ご好意で高い位置の元気な若い枝を挿し木にしてくれました。
そして、枯れるかもの覚悟でバツバツと剪定し始めました。高さは20センチもなかったとのことです。
私が実際に見たわけではないのですが、クラン近くまで剪定する、いわゆるゲンコツ剪定に近いものだったのではと思います。
そして、切り口に挿し木にした以外の若い枝を接木したそうです。
素人に接木までは難しいかもしれません。
ですが、実家の古い真っ赤なバラは、挿し木も接木も成功し、なおかつクランから沢山のシュートが邪魔なほど出て、実に貫禄の有る姿になっています。
バラはとても丈夫な植物です。
確かに虫や病気に手がかかりますが、かといって枯れることは滅多にありません。
冬に根を減らしても、たった二つほどの芽を残して短く剪定してしまっても、春になれば新たな芽を吹く生命力があります。
失敗してもかなりの可能性で取り返しがきく植物ですので、恐れず、思い切って色々な手段を試してみてください。
とはいえ、ゲンコツ剪定をオススメしているわけではありません。
あれはダメになってしまう可能性が高い方法だと思います。
まず、挿し木で予備を作ってみてはいかがでしょうか。
それをある程度大きくしてから古いものと交換するとか。
いままで大切に育ててきたのですから、長い目で見て決めてくださいね。
挿し木の苗も、一年もすればけっこう立派になります。
2年で地植えにできるでしょうし、3年目には立派な株になっています。
もる
2012/04/22(日) 09:50:05
[[解決]]
>ポッキーさま
コメントありがとうございます。
お隣のクイーンエリザベスは、まったく肥料などをもらっていなかったせいか、シュート1本出ていません。
下の方はポッキーさまと同じく、すでに木のようになっており、クラウンなどは見たこともないくらいの大きさに育っています。
シュートが出てきたら一番古く太い枝を切ろうと思うのですが、シュートが出ない限りこれを剪定しなくてはいけません。
でも一番花の枝ははるか頭上にあり・・・
挿し木はやったことがなく、考えたこともありませんでした。
これを機会にチャレンジしてみようと思います。
また分からないことがあったら質問すると思いますがよろしくお願いいたします。
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